SSブログ
便利そうな商売道具 ブログトップ
前の20件 | 次の20件

リーククランプをやっと購入 [便利そうな商売道具]

 更新の日にちが随分空いた。
元々だらしのない性分ですぐにやる気をなくすせいだが、ここしばらくは結構忙しいせいもある。

俺の日常は商売の日々なので忙しさは当然,お金に置き換えられなければならない。
お金にならない忙しさなどというのはプロとしてはなっていないという事になるのじゃなかろうかとちょっと景気が良くなったからと言ってここで偉そうな能書きを垂れる。

 先月末に銀行の残高を確認しに行ったら俺のしょぼい商売にしては結構な金額の入金があったので素直に嬉しがった。
 実は大変後ろ暗い話だが,俺の商売は3年ほど前からおかしくなりかかって暗黒人生が一年少々続いたので、その間やむなく不義理をお願いさせていただいた仕入先もある。
 商売は昨年の末頃から好転し始めたが不義理の始末を付けたり焦げ付きそうな売り掛けを回収しまくったりで現実の懐具合に反映され始めたのは今年の夏頃からだ。
 調子に乗ってあっちこっちに支払いの送金をしていると今月初めになって某社から過剰入金の連絡があった。

 そこは俺のお仕事の依頼元で元の勤務先でもあるのだが俺が得意先としてパーツなり製品なりを仕入れる事もある。
 俺の買い掛けは相殺勘定で処理されていたにも拘らず送付されていた金額を俺は適当に送金してしまっていたのだそうだ。その金額15万円なり、送金したお金は即日依頼元の本社に送金される仕掛けで間違ったから返してくれと頼み込むと先方は大変面倒臭い手続きを踏まなければならない。それは俺も以前会社員だった頃経験した事なのでよくわかる。俺のような貧乏人にとって15万は痛い。つくづくバカだ。

 先方支店の経理担当者(以前の同僚)にぼやくと「何か買って!安くするからさあ」と明るい返事が返ってきた。先月ポンプを買って3万くらいの買い掛けがあるのだがそれを差し引いてもまだ12万円残っているのでこの際,以前から買おう買おうとしながら機会が先延ばしになっていたリーククランプを購入する事にした。

2433R.jpg

開業以来電気関係の計測器は全て共立なのだが今回も例に漏れない。
http://www.kew-ltd.co.jp/jp/products/clampmeters/2433R.html

必要機能をフルカバーするようなスペックは,と,日頃勘案し続けた結果このような選定になった。
実体は想像していたよりもでかい。実効値表示で,かつ,高調波除去用のフィルター内蔵というところが最大の売りでインバーター機器を稼働させた時の他の機器の影響諸々といった障害について調べられる。

 既に共立のメガテスターを購入しているのだが、リーククランプと一緒に収納できるようなかっこいいケースが販売されている。お値段4500円なり,まだ相殺されきれていない金が幾らかあるのでこの際買っちまおうかと思案した。
6115.jpg

 しかし考えてみると,つい三ヶ月前にメガテスターをど奴かにかっぱらわれたばかりだ。
http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2010-08-27

 せっかく買ったリーククランプと一緒にケースごとまたかっぱらわれるような事がありそうで心配なのでケースの購入はやめた。どうせ盗まれるのならどっちか片方の方がまだ頭に来る度合いが幾らか少なそうだ。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

コードレスインパクトをまた買っちまった件 [便利そうな商売道具]

 タイトルの通り,コードレスインパクトドライバーを新調した。先日まで使っていたマキタの製品は故あって元の職場の後輩に激安で譲った。

 マキタのインパクトは予想外に出来が良く、俺は訳あり品を大変安く買ったせいもあって満足していたのだが,最近,新築の施工現場で後任の所長の持ち物である日立製を使わせてもらうと打撃の切り替え機能がやっぱり欲しくなってきた。

 そこへ持ってきて盗難騒動があったりもして後任のサービスマンは結構不便をかこっている状況だ。俺は少々小金が貯まってきたのでここらで念願のリーククランプでも一丁買い込んでしまおうかと勘案していたがちょっとばかり男気を出して2年で手放すのはちょっと惜しい気もするがマキタのインパクトを譲って俺のを新調する事にした。
 以前の無能社員が常駐していた頃とは打って変わって現在元の勤務先とは良好は協力関係にあるので一肌脱いだつもりになっている。

 コードレスインパクトはここ数年モデルチェンジのサイクルが物凄く早いので最新式でないとたちまちスペックが陳腐化する。ためらう事なく現行の最新モデルに決めた。(実は仕入れ先の機械商社にそれしか在庫がなかったのも理由の一つ)
images.jpg

 電動工具の中では使用頻度の高いコードレスインパクトドライバーなので俺のブランドオタク的嗜好もあって今回は日立製にした。WH14DBALという機種だ。
 日立と言えばイメージカラーはやはり緑だが残念ながら在庫がなかったので半分やけになって赤にした。カタログには記載されていないが本当の真っ赤っかで見ていて目が痛くなりそうだ。

 モーターがブラシレスになったのでバッテリーの持ちがいいというのが今回の目玉らしい。マキタと持ち比べてみると小型軽量化も進んできているようで狭い場所での作業には幾らからメリットが出てきそうに思える。スイッチのタッチも従来に比べると軽くなり色々と改良され続けているんだなあと変に感心した。

 早速実戦投入と相成ったがやはり打撃に強さがコントロールできる機能はビスの頭を潰す心配がないので有り難い。こうなってくると長年愛用してきた9.6Vのコードレスドライバーは殆ど存在意義を失ってきつつある。こちらは昨年へたり気味のバッテリーを一個買い替えたばかりなので今にして思うと無駄な買い物だったか。

 新しいインパクトの使用感はいいとして,夏にメガテスターをがめられて今またこうしてインパクトを新調し,肝心のリーククランプ購入にはなかなかたどり着けない。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

コードレスインパクトレンチを買っちまったが [便利そうな商売道具]

 マキタのインパクトドライバーを使い続けて大体一年が経った。
http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2008-10-28

 マキタの製品は二昔前くらいに比べると随分良くなった。俺的なスタンダードは今でも日立製だが踏ん張り具合はほぼ遜色ないくらいにまで肉薄している。この辺は専業メーカーの意地だろうか。まあ買った値段も値段なのであまり贅沢を言えた義理でもないが結構現場で活躍してはいるのだ。
 しかし問題がないわけでもない。
 持ち歩く道具は少ないに越した事はないのでアダプターやら何やらを色々買いあさり,いろんな場面で使ってみた上での問題点を列記すると以下の通り。

(1)ドリルチャックをつけてドリルとして使う場合,ワークの材質がSUSアングルなどの場合だとさすがにトルクリミッターが効いて貫通能力は期待できない。ホールソーを取り付けて20φ以上の穴あけをする場合も厳しい。こういう場合はやはり商用電源を使ったドリルに叶わない。

(2)ヘキサゴンソケットをつけてボルトやナットを回す場合にも制約がある。新品のビスやボルトを締める場合には問題ないが,錆や歪みが出てきたナットやボルトを緩める場合は13mm位から挙動が怪しくなる。俺の場合,オーバートルク気味に締められたボルトを緩めようとして(サイズ17mm)ものの見事にビットが折れた。6.35mmというビットのサイズからして強度も知れているのだろうが本体には打撃の強度を可変する機構がないのでワークの締まり具合によってはビットが折れる事はやっぱり起こり得る。仕事仲間に聞き回ってみると大体その通りで13mmでビットを折った人も結構いた。
 たかがソケット一個で何をガタガタ抜かすかと嘲笑される方もおられるだろうが一個二千円そこそこが一瞬でパーになるというのは貧乏自営業にとっては結構な痛手なんだよ。

 まあ,基本的にはドライバーであってソケットレンチやドリルとしての用途はあくまでおまけと解釈すべきなのだろう。

 ドリルの機能はさておいて,ソケットレンチとしての機能は不十分ながらも電動工具の恩恵を体験した者としては何でもかんでも手回しの世界には戻りづらいものがある。それでこの一年,インパクトレンチの購入をあれこれ勘案していたが先日機械材料の仕入れ元から日立の展示会の案内が来たこともあって一丁買い込む事に決めた。
WR14DBAL.jpg
 ケースの出来は物凄く良い。コマやビットの収納ポケットはきちんとクリップで閉じられるようになっていてマキタのように何かに引っ掛けて蓋が開き,収納物がそこら辺にまき散らされるような場面はない。品質競争は本体部分についてはもはや頭打ちなのでこれからはおまけの出来で勝負という事なのかw

 バリバリの新製品で打撃強度は4段階に可変出来る。モーターはブラシレスに変更されてスイッチ部分も軽くなった。全モデルはスイッチの引き具合で打撃強度が二段階に変化するブラシ付きモーターだったので本体重量の軽量化も含めて使用感は随分向上した。
 考えてみるとこの辺のスペックはインパクトドライバーであれば去年既に実現していたものだ。生産量の違いだろうがインパクトレンチになると周回遅れのお下がりが関の山という事か。

 実践編として使ってみる,お相手は10年くらい通汽されていまいち調子の悪くなったスチームトラップ。
monotaro_7100152.jpg

 フランジをばらして中身を研磨する。ワークは鋳物なのでフランジボルトはガチガチに固着していて以前インパクトドライバーに13mmのヘキサゴンソケットをつけて同じ事をしたときにはものの見事にビットが折れた相手だが,いやはやさすがに12.7mmのアンビルは頼もしい。べきばきと音を立ててボルトはガンガン回る。さすがに専用機だけはあるとやけに納得した。

 コードレス工具はドライバードリル,インパクトドライバーに続いてこれで三つ目になる。身体は一個しかないのにそんなに持ってどうするのかとは思うし、貧乏なくせにこんなものまで買い込んで元が取れるだけの甲斐性はあるのだろうかと心配でもあるのだが,ここ数ヶ月は工場設備の大型機をメンテする機会が増えてきつつあるのでこれはそれなりに意味のある投資なんだっ、と,無理矢理納得する事にした。
 取り付けるソケットはソケットレンチは方式が違ってピンを差し込んで脱落を防止するものなのでこれまで買ったソケットとの共用は出来ず,使用サイズをそろえてまるごとインパクト用に買い直す事になるので更に出費は続く。
 いずれ出番があるのは間違いないのでユニバーサルジョイントもついでに買った。
bjp4.jpg

 ソケットレンチ用のものとは大違いで打撃が加わる事を前提に作られているのでさすがにごつく,単体で手に持ってみてもずっしりと重い。本体に取り付けてみると重量増の感覚がはっきり伝わってくる。新機構による本体軽量化もこういうアタッチメントをつけてしまうと殆どチャラだ。

 新兵器の購入でつかの間浮かれていたが,大事な事に気づいた。本当は俺は今月あたり,リーククランプを買い込む予定でいたのだった。しかしもう金がない。またせっせと小金を貯める事になるのだがこんな事をしていたんではいつまで経っても貧乏暮らしからは脱出できそうにない。 

 
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

ネジザウルス [便利そうな商売道具]

 改めて商売道具のケースを見ると,道具のうちかなりの部分はとどのつまりネジを回すためのものである事に気づく。
 同じくねじ回しがお仕事であっても,製造部門で働いているのであれば新品のビスやボルトばかりだから楽なのだろうが俺のような修理屋は錆びたり焼き付いたりした曲者が多いのでしばしば困る。
 俺は腕のある修理屋ではないので困ったときには道具頼みとなる。最近の発見はネジザウルスというおふざけがかった名前の工具だ。
 普段仕入れをしている機械材料商社のフロントに飾ってあったのを買った。
PZ-55a.jpg

 試してみたが効果はかなりある。俺は錆びたボルトを扱う事が多いがこれまでがウソのようにバリバリ外れる。頭がなめると殆どお手上げでサンダーで頭を削る事の多かったトラスネジの頭もがっちり掴む事が出来るのには驚いた。

 そのコマーシャル動画


 何かの賞も貰ったらしい。修理屋にとっては福音である。但し,凹んだところについているネジに対してはお手上げでこれは今まで通り。

メーカーのHP
http://www.engineer.jp/

社長のブログ
http://blog.livedoor.jp/engineerjpmaster/

 ガラにもなく仕事仲間に「これはいいぜ」と薦めて回っている。便利なのはいいがこれでまた道具箱がちょっと重くなる。肩への負担もだんだん大きくなってき始めているので何か新しい道具を導入する事は何か使用頻度の高くない別の道具をを追い出す事にもなるわけだ。この辺が寄る年波を表している。







 
nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

KTCのドライバーに乗り換えてみる [便利そうな商売道具]

 この仕事を初めてこのかた,ドライバーは一貫してベッセルの製品を使い続けて来た。
ベッセルというメーカーに格別思い入れがあるわけではなく,他のメーカーと色々比較した事があるわけでもない。たまたまなのだろうが工具を買い込む材料屋に置いてあるのがどこも判で押したようにベッセルのドライバーばかりだったので目についたもののうち都合の良さそうなものを都度買っていたにすぎない。

 ベッセルのドライバーはクリスタラインから使い始めて来た。今でも根強い需要があるようだ。俺にとっては駆け出しのあんちゃんだった頃の記憶と強く結びついている。
6300.gif
 
 その後,クッショングリップのものやゴムを巻いたボールグリップなど使いやすそうなものが出てくるたびに使ってみた。ドライバーは最も使用頻度の高い工具であり,先端が減って来てそろそろ次をと考えていると新製品を目にする場面がよくあったので手持ち道具としては最もあれこれ試してみた事にもなる。
 最近までよく使っていたのが商品名メガドラシリーズで,クッショングリップの貫通ドライバーで,力を入れて回す場面ではスパナのかかるボルスターが有り難かった。但し,グリップエンドが重いので重量バランスは良くなく,使いやすかったとは言い難い。

 その反動もあってか最近はスーパークッションドライバーというのを暫定的に使っていた。
700.jpg

 ゲル状のグリップで握った感触はなかなかいい。大体一年くらいは使っただろうか。しかし近年はインパクトドライバーでガチガチに締められたビスを相手にする事が多く,持病の腱鞘炎も起こりやすい歳周りになってきたせいもあって、もう少し太めの(しかも滑りにくい)グリップを持った貫通ドライバーがないものかとあれこれ物色中ではあった。

 KTCというブランドはこれまで主にメガネレンチやソケットレンチなどについては結構長い事お約束のように使い続けてきた。使用歴はかれこれ14,5年くらいにはなると思う。ドライバーについてはこれまで殆どノーマークでいたが,先日ソケットレンチのコマを買い増しに寄ったある材料屋でたまたま現物を見かけて手に取ってみて迷わず購入を決めた。
 ラウンドのついた四角いグリップは力を入れやすく,油手でも手のひらに角が引っかかるので俺のような仕事には大いに助かる。ボルスターの形状も良好で,何より貫通ドライバーでありながらベッセルのメガドラシリーズに比べると軽いし重心のバランスもよく,目下のところこれまで使ったドライバーのうちこれが最も使い勝手が良い。
d1p2-1~3.jpg

 それでこの間まで使っていたベッセルのスーパークッションドライバー+と−の二本はというと、まだ現役でしばらく使える程度の減り具合だったので,日頃お世話になっているバイク好きの某飲食店オーナー様に差し上げた。
 別段俺程度の者が使っていた道具など,譲り受けたからといって何ら誇らしいものでも何でもないのだが,俺の気分として、多少は他人様に対していい事をしてあげたような、ちっとばかりお節介のような、チンケではあるが自己満足がある。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:仕事

ラチェット式片口メガネレンチを新調する [便利そうな商売道具]

 機械いじりを生業とする者としては,スパナやメガネレンチの選定は毎度ながら思案ごとが多い。お座敷芸者的にあちこちを走り建物の中をうろうろ歩き回る業態なので現場に持ち込める道具には限度があるのは仕方がない。

 建設現場の施工であれば道具を一揃いカートに積んで施工場所迄押していって後は一日そこで作業をするのだが修理となると毎度そのような事をしているわけにもいかない。何せ,作業途中に携帯電話が鳴って新たな修理のSOSが飛び込んでくるような日常なので手っ取り早く手仕舞いにかかれるような装備である事を余儀なくされる。
 
 常々同業者には話す事だが,一概に技術職とは言っても現場施工と修理とでは全然別物だ。よく手持ち道具の多さを自慢する修理屋がいるが勘違いもいいところで,修理屋はそもそも機動力が勝負なのであって使用する道具など少ないに越した事はないというのが俺の持論だ。ロクに使いもしない道具をあれこれ道具箱に詰め込んで道具箱を重くする事は建物の中で歩き回るにあたって腕や肩への負担がいたずらに大きくなるだけだし,作業の現場でごちゃごちゃ道具を詰め込んだ道具箱を引っ掻き回すのは時間のロスでしかない。

 手持ち道具を整理づけるにあたって毎度考えのまとまらないのが俺の場合はスパナやメガネレンチだ。ソケットレンチ1セットをケースごと常時乗り込みの道具箱に入れている人をたまに見かけるがとても真似する気にはなれない。機械の内部にはスパナやメガネレンチでは入るがソケットレンチでは入らないスペースがある事などザラだし、ボルトやナットで日常使うサイズなどせいぜい4,5種類だ。ただでさえ重いラチャットハンドル類に加えて使いもしないコマを満載して携行した上に内部の作業スペースが狭くて使えなかった経験は俺にはウンザリするほど多かったので現在ソケットレンチのセットは予備工具として別の道具箱に分け,車中に放り込んであるが格別不自由はない。

 仕事を続けているうちに片口メガネのスパナの所持量が増えてきた。緩めや本締めをする上ではやはりメガネレンチは欠かせない。Snap Onのスパナは精度や強度が高いので本締めでもOKで,そうなればメガネレンチは無用という事になるのかもしれないが、以前書いた通り,ピットや配水管に道具を落っことして回収不可能という出来事が日常頻発する貧乏家業の俺としてはたかがスパナにあんな高価な買い物をするわけにはいかないのだ。

 片口メガネレンチが一揃いだけでは共締めやダブルナットの扱いに問題がある。片方をスパナやメガネで押さえておくのはいいとしてもう片方がモンキーレンチではやはり心もとない局面が結構多いからだ。そんなわけで場面ごとに必要になる同一サイズのレンチ類が闇雲に増えていく事になる。やれロングだ,ショートだ,柄の確度はどうだ,15°,30°,45°,いやいやフラットヘッドでなくては入らない場所がある、等々きりがない。

 そんな中でかねがね気になっていたのが京都ツール(株)の首振りラチェット式片口ショートメガネレンチというたいそう長い名前の道具だ。
http://ktc.jp/catalog/html/msr2s-08f~19f.php

 俺個人としては仕上げは梨地が好みで,理由は油手の場合には滑りづらいからだ。だがその一点を除けば便利な事この上ない道具で、あらゆるディティールが狭い場所での使用を考慮している。大きく上げればラチェット部分はギヤ数が72山で最小振り角が5°、板ラチェットレンチの1/4の振り角で作業が出来るのは助かる。また,スパナ部分はよく見るとヘッドの形状が絞り込まれていて良く見かける他社製のスパナのヘッドと比較して明らかに小さいのでこれも入り組んだ場所での作業には有利だろう。
 よく使うサイズを数本買って実戦投入してみた結果としては大変便利である。乗り込み用の道具箱からは大小併せて10本近くのレンチ類がお役御免となったが業務には全く支障はない。残念なのは対辺7ミリ(M4)サイズがない事だが造りから考えるに8ミリが強度を保てる限度なのかもしれない。ちょっと高いが久しぶりに誰にでもお薦めできそうな便利ツールだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

ようやくまともな溶接機を買う [便利そうな商売道具]

 苦節5年、やっと当たり前の溶接機を買えた。
8_01a.jpg

燃焼温度3000℃以上となるとやはり酸素を加えなければならない。ガスの成分を色々工夫しても限度がある。これ迄使っていたのがマップガスという商品名で、アセチレンと遜色ないという触れ込みだった。
7_01n.jpg

アセチレンを自然燃焼させた場合の燃焼温度2350℃に対してマップガスは2200℃なので大差なく、軽量なため便利との触れ込みだったが使ってみるとやっぱりいまいちだった。
2200℃くらいの温度というのは配管同士の接合には問題ないのだろうが、冷凍機器の膨張弁やコンプレッサーを修理する分には大変苦労が多い。それに燃焼温度が低いという事はそれだけ長時間加熱しなければならないので母材の酸化皮膜層の形成範囲が広がるため、後々障害の原因にもなり得る。

 大体、ハンディトーチの形式で扱いやすいかと言うとそんな事はない。マップガストーチはアメリカ製だ。そして、ボタンを押すと自動点火して手を離すと消える式なのだが、大きさといいボタンの固さといいこれはアメ公の体格、アメ公の握力が基準になっている。
 俺は日本人として体格も握力も格別貧相な部類ではないと思っているがマップガストーチを使ってコンプレッサーの交換作業等をしていると手首の筋がつりそうになる。
 交換用のボンベも重い。日本製ならカセットコンロのガスボンベと同じ作りなので大した事はないがマップガスはご丁寧な事に後半を溶接加工したごつくて重たい物体だ。長時間トーチを当てていなければならないような箇所では重心のバランスが悪いせいもあって両手で持っていないと落っことしそうになるし肘の辺り迄痺れてくる。東洋人というのはやっぱり貧相で非力なのだと毎度痛感する次第で、こんな道具を日常当たり前に使うほど馬力のいい連中と正面きって戦争なんかしたって勝てるわけはない罠、というのが実感。

 最近、マップガスはその成分に、何かは知らないが良からぬものが入っているため製造中止となった。代替品としてアサダはマキシガスという製品を薦めている。こちらの燃焼温度は2100℃で、従来のマップがストーチに取り付けるためには専用のアダプターが必要とのアナウンスだ。
 ボンベが多少軽くなって作業製は幾らかましにはなったが相変わらず今イチの燃焼温度ではやはり物足りないので貧乏自営業としてはここに来てやっと当たり前の溶接機を買い込む決心をするに至った。

 生来の怠け者としては、こうして何か道具を買い込むと早く元を取ろうとして一時的にせっせと働く習性がある。例年通り貧乏な年の瀬なのでそれは一つ、いい効果を生むのかもしれない。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

仕事用のアプリを考え直したい [便利そうな商売道具]

 仕事で使うアプリと言えばお約束のMS Officeだろうか。

Office 2004 for Mac Standard Edition 通常版

Office 2004 for Mac Standard Edition 通常版

  • 出版社/メーカー: マイクロソフト
  • メディア: CD-ROM



9月にパソコンを新調してIntel Macとなってからはそれ迄使ってきたアプリが動作するのかに懸念があった。幸いOffice 2004は動作したのでそのままという事にして現行バージョンのOffice 2008へのバージョンアップは見送った。聞けば何とも重いアプリでレスポンスは最低らしい。


Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック

Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック

  • 出版社/メーカー: マイクロソフト
  • メディア: DVD-ROM



 考えてみると、MS Oficeのうち、よく使うといえばExellだけなのだ。Power Pointはプレゼンなどには縁がない俺には無用の長物だしWordは慣れのせいもあるのだろうがひどく使いにくい。以前のiBookで使っていた頃にはレスポンスの悪さにほとほと閉口させられた。

 ワープロソフトについては、実は俺はマック本体を買うとついてくるAppleworks が結構気に入っていた。軽いし、ヤマ勘でいじっていてもなんとか体裁が整うのが有り難かった。しかし現行のMacbookでは付属していない。実際もはや、家庭で趣味の道具として使うパソコンにワープロの機能などどれだけ求められているのかは疑問がある。
 しかし仕事となるとまだまだそうも言っていられないのでiWorkを買う事にした。

iWork 08 (NEW)

iWork 08 (NEW)

  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • メディア: CD-ROM



 テンプレートが豊富なところはMS以上で、仕事用のアプリとしては実は結構期待しているのである。MS Office向けの書き出し機能がついているところも良い。

マキタのインパクトドライバーを買う [便利そうな商売道具]

 これまでコードレスドリルを使い続けてきたが、ここ1年ばかりはインパクトドライバーの必要性を感じつつある。
 気のせいか、厨房機材の品質は年々劣化の一途をたどりつつあるように思える。ビスやボルトの締め付けトルクがちゃんと管理されていないせいなのだろうが緩める作業に難儀するケースがここ数年は大変多い。緩めてみるとネジ山が潰れていたりしているのはザラで、少なくともこの仕事に関して言えば、日本の工業製品が世界に冠たる品質だなどというのは全くの絵空事だ。

 汎用機械というのは出来が良ければ通常の手持ち道具だけで整備できるものであって、ドリルだのグラインダーだのと電動工具まで持ち出さなければならないようなものは出来が悪いのだと日頃俺は考えている。その意味で日本製の業務用厨房機材は日々品質劣化の一途をたどりつつある。

 しかしまあ、愚痴ってみても始まらない。製品の出来がどうあれ俺はそれをネタに日々小銭を稼がなければならない。それでこれまた小金ながら設備投資の必要に迫られたりもする訳だ。
 手持ちの電動工具を一渡り眺めてみるとメーカーとしては大体7割がたが日立製で俺は基本的に日立信者のようだ。

 気のせいか、各メーカー同じスペックであっても何故か最後の一踏ん張り的なトルクはやはり日立にアドバンテージがあるように思えていた。厚みが3ミリ以上の鋼材だとか、ステンレスだと電動工具の善し悪しは結構はっきりしてくるようで、これが一応この道25年の経験則のつもりでいた。

 マキタについては日立よりはちょっと安いが性能的には今ひとつというのがこれまでの捉え方だったので新規の購入は控えていたが、ここ数年は専業メーカーの意地というか、ちょっと見逃せない製品がリリースされ続けている。
 インパクトドライバーの購入は仕事仲間の紹介で激安購入したものだ。訳あり品なので申し訳ないがここでその金額は公開できない。値段も値段だから仕方がないか、と本当は日立製で購入検討していたのだが金欠事情を抱える身でもあるのでちょっと割り切れない気分での購入だった次第。
td131-ml144.jpg
 身の回りの仕事仲間の評判では最近のマキタはかなり使えるぜ、というもので人によっては日立製よりもいいと言う人もいる。

 ここ数日の使用から感じた結論から言えば、わりかしいい買い物だった。これはかなり使える。本体の性能と直接関係はないが予備のビットやビスなどを収納しておけるケースも大変出来が良い。
 回転寿し評論家などという馬鹿げた職業がこの世に存在するのだから俺も一丁、工具評論家でも名乗ってみようかw
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

パソコン新調 [便利そうな商売道具]

 パソコンが憤死してから3日経った。
本当であれば来年春あたりの新調を考えていたのだがとんだ番狂わせだ。大体今の俺には金がない。
これまで何度か書いてきた通り、買掛金の支払いを引き延ばしたり店を閉めてトンズラを決め込むような不届き者共のおかげで現在俺の懐具合は決して楽ではないのだ。

 泣き面に蜂とはこういうことで、ろくでもない状況には次から次へと追い打ちがかかってくる。
3日前に俺は泣く泣く虎の子の貯金を取り崩してパソコンを新調した。金のことを惜しんでいる場合ではないのだ。

Apple MacBook 2.4GHz Core 2 Duo/13.3/2G/160G/8xSuperDrive DL/Gigabit/BT/DVI MB403J/A

Apple MacBook 2.4GHz Core 2 Duo/13.3/2G/160G/8xSuperDrive DL/Gigabit/BT/DVI MB403J/A

  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • メディア: エレクトロニクス



Apple MacBook 2.4GHz Core 2 Duo/13.3/2G/160G/8xSuperDrive DL/Gigabit/BT/DVI MB403J/A

Apple MacBook 2.4GHz Core 2 Duo/13.3/2G/160G/8xSuperDrive DL/Gigabit/BT/DVI MB403J/A

  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • メディア: エレクトロニクス



 ここへきてようやく俺もインテルマックの導入と相成った訳だ。
よってこのエントリーは新調されたパソコンで書かれたテキストの第一号だ。
動作は軽快だし無線LANのAirMacの設定はPower PCの頃に比べれば冗談みたいに簡単だしことえりも少しは賢くなったようだしでめでたしめでたし、というわけでもない。

 毎度ながら、パソコンは買ってからの出費が結構馬鹿にならないのだ。
アプリの互換性が絶望的にないことが判明しつつある。具体的にいうとMS OfficeとデータベースのFilemaker Proが代表選手、PPC版のAppleworksもアウトだ。かろうじてDVDライティングソフトのRoxio Toast 6.0だけが使える。つまり、このパソコンは未だお仕事につかえる環境には全然なっていないことになる。

 仮名漢字変換のATOK は俺の手持ちはバージョン12でひどく出来の悪いものだった。ジャストシステムという会社を俺は大いに見損なったのだった。不慣れなことえりではあるけれど努力次第で何とかなりそうなので購入は見送り。それにしてもこれまでインチキコピーのビジネスソフトを使い続けてきたせいでここへ来てパッケージ製品を新規購入しなくてはならないのは大いに痛い。

Office 2008 for Mac

Office 2008 for Mac

  • 出版社/メーカー: マイクロソフト
  • メディア: DVD-ROM





FileMaker Pro 9

FileMaker Pro 9

  • 出版社/メーカー: ファイルメーカー
  • メディア: CD-ROM



 かてて加えて憤死したパソコンのデータレスキューには気絶しそうな金がかかるらしいことが判明しつつある。パソコンを買う金よりもそちらの方が大きな出費になることがほぼ確実なのだ。
 そんな訳で現在の俺は大変憂鬱である。今ではヤフオでも違法コピーのアプリは姿を消したので目先の金を節約することも出来ない。これは紛れもなく人生の暗黒面ではあるまいか。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

電卓を久しぶりに新調する。 [便利そうな商売道具]

 電卓などは二束三文で投げ売りされている。それどころか今では携帯電話にまで組み込まれていて有り難くも何ともない物体だ。
と、ついこの間までは思っていた。

 実は俺は電卓には縁が深い。一応理系の学生だったので技術計算の際には関数電卓が絶対必要だったからだ。
関数電卓はカシオ派とシャープ派に分かれた。俺のいた学校では大体8:2でカシオが優勢だった。30年近く前には関数電卓と言えば大体一万円弱のお値段だった。それを持っていると素人さんの前ではいかにも理系のお勉強をしているんだぜ風のイバリが幾らかは効いた。

 当時、カシオにはプログラムの組める関数電卓FX-602Pというのがあって¥29800もした。何を隠そう、世間様にデビューしてから最初に貰ったボーナスで俺はそれを買ったのだ。最初に就職したクソ会社ではそれをめざとく見つけた口うるさい先輩がいて、そんなものを買うのだったらネクタイやワイシャツを買って見ぎれいにして出社せいとかなんとかわけのわからん説教を垂れた。自分の給料くらい何に使おうが俺の勝手だ!

 実際のところ、厨房屋のフィールド業務などというのは電卓を使う場面といったって銭勘定しかないので関数電卓など猫に小判でしかないのだが、いつかはこんなクソ業界を抜け出してまっとうな技術者として転職すべく、頭をさび付かせないように日頃勉強して何かの資格を取得しておこう、と、その程度には向学心のある青年だったのですよ、俺は。
 しかしながら俺の本性はと言えば状況に流される意志の弱い人物で、せっかく買ったプログラム機能付き関数電卓は技術計算などに使われることはなく、ただ単に『俺も以前は高等数学を学んだことくらいはあるのだよ』とわかる人だけにわかって貰えるだけの大変消極的なインテリジェントひけらかしツールになり果てた。

 買って数年してからFX-602Pは車中荒らしにあって鞄ごと盗まれた。以来そんな高価な電卓は買っていないが、ときたま以前の勉強をおさらいしたくなることがあってやはり関数機能を持ったものは買い続けている。作業服を着てなにかしら専門用語を口走る職業である以上、せめて三角関数くらいは自家薬籠中のものであって頂きたいもんだと考えるがこの業界の中にあってはそれもかなり変な考えの持ち主と見られるのだろうな。

 これまで使っていたのは10年以上前に買ったもので、さすがに液晶表示が薄くなってきたので新調することにした。電気屋に行って買ってきたのはこれだ。

カシオ関数電卓 FX-912ES-N

カシオ関数電卓 FX-912ES-N

  • 出版社/メーカー: カシオ
  • メディア: エレクトロニクス


 プログラム機能こそないものの、FX-602Pのたった10%でこれが買えるということにます俺は浦島太郎的驚きを覚えた。しかもソーラーバッテリー駆動で俺のような不精者には大変都合がよろしい。同一機能でボタン電池のみの仕様だともう千円安いというのだから本当に恐れ入る。他の例に漏れずMade in Chainaなわけだがこれを日本国内で製造していたら間違いなく万札一枚は支払うことになるだろう。
 しかし時代の流れというか、俺がこれまで買った関数電卓はと言えば立派な紙のケースに入ってちょっとした文庫本くらいの取り扱い説明書が付いてきたものだがこいつはビニール袋に入って吊り下げられており、説明書はと言えば虫眼鏡が欲しいくらいの貧相な豆本だ。まあ、理系や工業系の学校の不人気が定着してから久しいし、これだけパソコンが普及して気の利いたアプリも手に入りやすくなってきているご時世だからして関数電卓など資格試験を受験したい人くらいしか購買層がないのだろう。日本国の製造業は坂道を転げ落ちるようにして凋落の真っ最中だがここにも一つの側面があるな、と大げさに話を膨らませてみたくなった。

 どうせひけらかしツールに毛の生えたような使い方しかないのならいっそのことこんなのはどうだ。

HP 35s 関数電卓

HP 35s 関数電卓

  • 出版社/メーカー: ヒューレット・パッカード
  • メディア: エレクトロニクス



 学生の頃、教官は必ずここの電卓をデスクの抽斗に忍ばせていたのだった。もうちょっと予算を貰うとIBMの電動タイプライターが鎮座していたな。IBMとかHPとか、高いばっかり高くて一体何がそんなに違うんだよとも思うがやっぱりイバリは効く罠。

 もっとも厨房屋稼業では、同業者や客先でこんな電卓を取り出したところで「おお、HPですか!以前は何の勉強をしておられたのですか?」などと身を乗り出してくる人は200%いない。HPが何の会社なのかさえ知らない人が全部だ。しかしそれでもHPの電卓は安くなった。どうせ中国製だろうがそれでもこの値段というのはブランドの矜持だろうか。海外での競争力など鼻くそほどもないバカな日本人相手の厨房屋業界には千年経っても理解できない感覚なのは間違いない。
タグ:関数電卓 HP
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

iPhone買ってくれよ! [便利そうな商売道具]

 時事ネタを安易に取り上げるのもどうかと思うが気になるものはやっぱり気になる。

何かで読んだところでは、日本の会社のうち通信手段として携帯電話を社員に配布している企業は40%位なのだそうだ。残りの60%は自前で用意しているらしい。

 携帯電話は公私を問わず使う道具であってあてがいぶちかそれとも自前かを問わず、通話料の精算がどんな割合でされているのか俺にはわからないが、社員に自前の携帯を仕事で使わせておいて知らん顔をしているような会社のことだ。おおかた通話料の精算だってバックれたまんま頬被りをしているんじゃないのか。

 こんな理不尽な状況に文句も言わず黙々と働き続ける日本のサラリーマンは筋金入りの奴隷根性の持ち主なんだろう。
以前俺は会社員だった頃に自分は私生活でこんなものを着たり身につけたりはしていないのだからワイシャツのクリーニング代とネクタイの購入費を会社に請求させろと難癖をつけて大いに怒られた。
 作業衣が汚いからちゃんとクリーニングに出して染み抜きをしろなどということを抜かす奴もいた。銀行上がりのバカ役員だった。作業衣なんていうものは汚れてもいいために着るモノではないのか。本末転倒も甚だしい。このときもクリーニング代は会社で持ってくれるのかと聞いて大目玉を食った。

 ところで携帯電話だ。
携帯電話ビジネスくらいボロ儲けできる産業はそうそう多くはないらしい。クソ面白くもないゲーム、音の悪い音楽データ、つまらないことこの上ないホムペ、パソコンだったらタダ(実際、携帯だったら有料なんていう悪辣なサイトはごまんとある)でも寄りつかないような腐れコンテンツが何でもかんでも金、金、金で阿漕なことこの上ない。

 実体のないディジタルデータのやりとりに対して多くもない実入りのうち結構な金を支払っている人は一体どれくらい居るのだろうか。それだけ世の中にはバカが多いということなんだが。
 別段、一分一秒を争うような用件でもないのにまるで条件反射みたいにひっきりなしに携帯で話していないと落ち着かない神経症的な上役もいた。世の中の人は色々だね。

 通信キャリアは現在3社で目下寡占状態。
NTTは独占禁止法のことを考えなければならないせいもあるんだろうがとにかくサービスは渋い。通話料についてはAUが幾らかマシだが大体五十歩百歩といったところか。こんな調子だから世の中の会社の60%はそんな余計に金をケチりたくて社員に携帯電話を与えない。業務使用している分については会社は携帯電話の料金を負担しろ!と噛みつく社員の話も身近では聞かない。どこまでもおめでたい。そんな中でシェアを上げたくてばたばたしているソフトバンクは同一キャリア同士限定で通話料無料のサービスを打ち出した。これは画期的というか革命的な出来事だ。

 立場を変えて厨房屋で言うのなら、本当にシェアを上げたい会社ならばいっそこれくらいのことはやったっていいのではないか。どうせ輸入機械の劣化コピーをこしらえては社員の頭をこづいて売り上げを積み上げてきただけの業界だ。社内同士でなら通話料はタダなのだからこの際、社員に携帯電話を購入させて通話料も精算していないケチ会社は多少は太っ腹なところを見せてソフトバンクの携帯を社員に配布すればいいではないか。それも渋るようであれば底なしのどケチ会社であって、そんな会社はとっとと潰れてしまうべきだ。

 そこへiPhoneだ。キャリアはソフトバンク。いいことずくめだ。
iphone_asia.jpg

 今の俺は会社員ではないけど実は一台欲しいのだ。仕事で使っているパソコンはMacなので何かいいことあるのだろうか。
いやしかし、先に書いた神経症的な携帯大好き上司あたりは通話料がタダだなんていうことになったら携帯中毒が更に強化されて勤務時間イコール社員との通話時間なんていうことになったりしてなw



 
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

外付けハードディスクを増設 [便利そうな商売道具]

 仕事に使っているパソコンは2台あって、ネットに繋いでいるのはiBook G3 700MHzのものだ。
会社員だった頃に買ったもので、気付いてみるともう6年経っている。3年前にロジックボードがいかれてしまい、冷や汗をかきながら修理代の覚悟を固めたがアップルコンピューターのクレーム対象だったらしく保証期間経過後ではあったが無償修理と相成ったので貧乏人の俺としては大助かりだった。

 iBookの内蔵HD容量は20GBだ。いかにも心許ないが何せ6年前なので仕方がない。仕事で扱うデータに大きなものはないので今のところは何とか用が足りてはいる。とは言ってもやはり転ばぬ先の杖が欲しくなってこのたびHDを増設することにした。

I-O DATA USB2.0/1.1&IEEE1394対応 外付型セキュリティハードディスク 500GB HDH-SUE500

I-O DATA USB2.0/1.1&IEEE1394対応 外付型セキュリティハードディスク 500GB HDH-SUE500

  • 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
  • メディア: エレクトロニクス


 iBook G3にはUSB2.0の機能がないので転送速度を考えると外部インターフェイスはIEEE1394の製品にせざるを得ない。選択肢は格段に狭くなるのが悩ましいところだ。当然ながら経費計上だなw
タグ:IEEE1394 iBook

太っ腹なブラザー工業に感謝 [便利そうな商売道具]

 今月初め、パソコンのプリンターが憤死した。
4年前に開業したときに買ったものだ。途中一回故障があったがよく働いてくれたと思う。目下貧乏我慢物語の真っ最中なので修理代金のことをあれこれと思案し、恐る恐るブラザー工業のサポートデスクに電話をしてみた。

 なんと、無償対応してくれるとの返事だったので俺は狐につままれたような気分だった。4年使用しているのだ。保証期間はとうに切れているはずなのだがこれは一体どういうわけか。半信半疑で再確認すると本当に無償対応してくれるという。しかも、当該機の修理か同等価格の現行機との交換かのいずれかを選んでくれとのことだった。随分気前のいい選択肢をくれるものだ。おまけに当該の故障機を返送する送料はブラザーが負担してくれるとまで言う。今ではあまり聞かなくなったが出血大サービスとはこのことだ。
 大盤振る舞いの事情は定かでないが有り難いことには違いない。何しろ金がないので有り難くご厚意に甘えさせて貰うことにした。数日経って代替機が届いた。疑問の余地なく未開封の新品だ。
mfc615cltopmainl_img.jpg
 疑いもなく、MFC615という現行機だ。印字のスピードは以前のプリンターよりも速く、給紙の動作もスムーズで改良の跡が伺える。小型化されているので場所も取らず、目下いいことずくめである。

 ところで同業他社の、例えばエプソンだとかキャノンの場合は一体このケースだとどういう対応になるのだろうか。自腹を切って試してみるわけにはいかないが、タダほど安いものはないのは違いないところなので4年前、プリンターを購入するときにブラザーを選んだことは結果として良かったのだと一人勝手に納得した。
 今思い出してみると、4年前にブラザーを選んだことは必然だった。当時、インクジェットのカラー複合機でMacに対応しているメーカーは確かブラザーだけだったはずなので、他には選びようがなかったわけだ。内心、『ブラザーのプリンターなんて大丈夫なのかよ』と疑問もあったが使ってみればもっと大きなシェアを持つ他社製品に比べてどこが悪いという気もしない。

 翻って自分の業界と照らし合わせてみれば、コールセンターでの対応といい無償交換といい、これは厨房屋では絶対不可能なサポート体制だ。繰り返すがどうしてここまでして頂けるのかが不思議なほどの手厚さだ。もっともこの親切さの背景には賽の河原のごとき悲痛で過酷で理不尽な末端労働者の業務実態がうごめいているのは間違いない。そして悲しいかな、そういった業務実態だけは厨房屋も一緒である。

携帯電話を替えてみて [便利そうな商売道具]

 五十肩の痛みがひどく、パソコンに触るのが億劫な日々が続いていた。アクセス数などたかが知れているこのブログではあるけれど、何かさぼりの後ろめたさのような奇妙な感覚があります。

 先週末、携帯電話を取り替えた。それまで使っていたのが2年前に購入したAUのTalbyという製品である。

何だかスタイリッシュな外見に惹かれて買ったものだ。持ち主である私はおよそスタイリッシュではないにも拘わらずこういう物体を選ぶのは元々話題のない人物なので何か一つくらいは話の種になりそうなものを所有しておきたかったからという、ある種のスケベ根性に基づいている。

 人前で取り出す度に「なんか、おしゃれな携帯ですねえ」と言われる場面は確かに何度かあった。
しかし日常、機械の保全業が生業である私にとっては致命的に都合の悪いことに、本機は通話時の聞き取りが大変苦しかった。受話音量は小さく、指向性が大変狭く、特に日中などは機械の運転音や暗騒音の中で過ごしている私のような就労環境の人間にとっては余り便利な携帯ではなかった。
 日常、結構荒っぽい挙動の多い私が二年間使っているうちに、落下や摩擦の度重なったTalbyは見るも無惨なギタギタ具合で塗装の剥がれや傷で見るに堪えないほど痛々しい外見になり果てた。最早おしゃれでも何でもない惨憺たる様相の携帯は購入直後とはうって変わってそれを見る人の同情を誘うような所有物にまで転落していた。

 そんなこんなで、人前で取り出すのも何だかバツが悪くなり、結構ポイントも溜まったようなので2年ぶりに携帯電話を取り替えた。

 特に深い考えがあって選択したわけではなく、単に通話が聴き取りやすそうだったのと支払うお金が一番安くて済むWINだったからに過ぎない。

 ヒンジにはスプリングが仕込まれていて、ボタンを押すと勢いよく開く。扱いが不慣れなので現在は開いた勢いで電話をしばしば落っことす。日に数度は落っことした携帯を慌てて拾う不様な姿を人前にさらしている。

 私は携帯電話の知識が全くなく、今回機種変更して大いに残念だったのだが、前の機種で取り込んだ着メロはデータの移行がされていない。著作権の関係とかそういう問題なのかも知れないがダウンロードに要したお金は機種変更するとパーになる仕掛けらしいということを今回初めて知った。

 着メロデータを使えないことが何だか悔しくて何とかTalbyからデータを吸い出して移し替える方法がないものかと思案するが悲しいかな私の脳みそでは妙案が浮かばない。
 それどころかダウンロードサイトを眺めてみると、着メロという記述はどこにもなく、着うたなる言葉がある。着メロと着うたとの相違も私はろくすっぽ理解していないのだ。

 失ってしまった愛聴曲を何とか新しい携帯電話に取り込むべく、これから焦ってにわか勉強を始めることになる。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

溶接機を買ってしまったが [便利そうな商売道具]

 アーク溶接の資格を取ったのはもう20年くらい前になる。
普段行う作業ではないが、視覚はあって邪魔になるものでもないので取れるものは取っておこうと当時は考えていた。

 一度溶接師の資格を取ると、何年にいっぺんだったか忘れたが試験体が送付されてきて溶接して送り返す。結果、出来が悪いと講習を受けるのだったか資格がパーになるのだったか忘れたが、なんせ、普段やってもいないことなので結果は惨憺たるもので、資格を取り直すのも面倒臭いのでそのまま流してしまった過去がある。

 どうせこの先、アーク溶接など関わることはあるまいと高をくくっていたら、近日、ひょんな事からそれをしなければならない羽目になった。

 全くもって問答臭いことこの上ないのだが、オファーを受けようかどうしようかと逡巡しながらホームセンターをぶらついていたら何と、今日日は溶接機も安くなったものだ。

 在庫品の処分、¥8500円也だった。
何とはなしに買うには買ったが、この先一体どれくらい使うのだろうか・・・・

 付録のお面は使い物にならないので別途購入したのだが、こちらのほうがずっと高価だったのは笑える。

あと、問題は私の腕だな。20年のブランクは大きい。無惨な結果と向かい合いたくない気分だ。
練習しなくては。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

小型のコードレスドライバドリルをやっと購入 [便利そうな商売道具]

 ここ数ヶ月、修理屋仲間の間では小型のドライバドリルを使い始める人達が段々増えてきた。

いつの間にか私はこの道20数年の古株になっていて、きっと言うことも年寄り臭くなってきているのだろうが30代の中堅サービスマンがショルダータイプのでかいバッグから小型のドライバドリルを取り出す様子を見かけるとついつい「今日日の若いもんは・・・」とかなんとか小言めいたセリフが頭に浮かぶ。

 あんまり言うべきでもないのだろうが「俺の若い頃は・・・」みたいな話もやっぱりどこかでしておきたいのでここに書くことにした。
 修理屋というのもやはり一種の職人稼業であって、道具に頼る奴ぁ大した腕じゃねえんだよ、みたいな風潮はかつて私の周辺に幾らかあった。

 最初の職場というのは大変にケチ臭く、20数年前などはサービスマンめいめいに電動工具が支給されるなどという状況とはほど遠かった。工具箱は手提げカバンで、支給された中身はドライバーとスパナ、モンキーレンチにペンチやニッパー程度だったのだ。
 また確かに、その程度の装備でも修理作業のかなりの範囲はカバーできてしまう。

 だから、”道具に頼る奴ぁ・・・云々”の言い分は社員の装備に金をかけずに済ませたい経営者の方便だと受けれなくもない。

 若い頃の刷り込みは仲々抜けないもののようで、未だに私にとっては電動工具を買い増すことは新たな贅沢というかかなり思い切った設備投資である。これは妙な職人気質の反映であると同時に開業以来3年半を経過した私が未だに貧乏であり続けていることをも表している。

 加えて職人稼業の世界には共通して”仕事は体で覚えるもんだ”という風潮がある。今はそうでもないのだろうが私があんちゃんの頃にはそんなところがあった。一時同行していたことのある親方はひどく短気な男で元来魯鈍な私が現場でモタモタしていると簡単にキレてスパナが飛んできたりした。まあこの手の話題は書き始めるときりがないので別の機会に譲ろう。
 
 ところでこの業界に於ける修理屋の全盛期は思いの外短い。恐らく大体35歳を中心として前後3年くらいがピークではないかと思う。
 30歳以前は経験量が不足していて余計な試行錯誤が多く、知識量も足りない。
 35歳を過ぎると体力的なピークアウトが始まる。手が遅くなり、記憶力も低下してくるのが自覚できる。
 40歳を過ぎると場数を踏んだ老練さは出てくるが、既に体中爆弾だらけとなる。

 本当の意味でエキスパートの域に到達する頃の修理屋は大体年齢的に40歳少し手前くらいになっていることが多い。
但しそこに至るまでの経験の中で相当体を痛めてしまっていることが多いのだ。私の周辺ではそういう人が結構いる。だから40歳を過ぎて体中どこも痛めたことのない修理屋というのは余程恵まれた体を生まれつき授かった人か、さもなくば今まで大した仕事をしてこなかった、業界で言うところの「口で直す奴」なのだろうという見方をするようになった。

 知らないうちに私にもそんな職人気質が身に付いていて何でも電動工具に頼る奴は横着者だ!みたいな偏見も抜けきらないのだが寄る年波にはやっぱり勝てない。小型のコードレスドライバーを買い込んだ。

固定されたビスの緩めや本締めにはトルク不足のため使い物にならないが、早回しや仮締めなどの作業では随文楽だ。
これまで25年くらい、ねじを回し続けることで肘や手首を随分痛めてきたのだなあと改めて思う。

 現場施工や分割搬送されてくる大型機器の組み立て作業などの為に標準的な12Vとかのコードレスドライバーは長いこと常用してきたが何せでかいので修理の現場に手持ち道具と一緒に持ち込む気にはなれなかった。
 使用条件を割り切ればこういう携帯可能な小型版には結構有効な活用の仕方があることを今更ながら実感する次第。
手持ちドライバーとして結構使える。モーター駆動を使わずにボディを折り曲げて手回しすると結構なトルクが出ることになるから本締めも可能。(折れ曲がりにヒンジ部分は結構精度が出ていて意外と強度もある)ビット先端を照らすLEDもついていて目の薄くなりかかった中年修理屋には結構有り難い付録だ。
 変な意地は張らずに、ガタの来た自分の体を多少は労って楽ができるところはしておこうという方向に姿勢をシフトしつつある。それも金次第というところは切ないけど。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:仕事

真夏に恒例の失策からシール剤のことを考える [便利そうな商売道具]

 これまで何度も書いてきたように俺は注意力の散漫な人物である。年がら年中チョンボをやらかす。ドジの総合商社と自称しても良いほどだ、何の自慢にもならないが。

 失敗は四季折々ある。失敗の種類によって季節を実感することさえあるほどだ。真夏に固有の失敗例を一つ挙げて恥を晒しておくことにする。
 
 配管シール剤というのをご存じだろうか?金属管のねじ込み部分に塗布する漏れ止めの材料である。用途によって色々種類はあるがこれまで大して意識することもなく、水、お湯、ガス用の配管については刷毛つき缶入りのものを使い続けてきた。

 液状のシール剤は有機溶剤によって粘度が下げられており、塗布しやすくなっている。刷毛はねじ込みキャップに付いており俺のような忘れ物の多い人物にとっては有り難い。
 何度も繰り返して使っているうちに、キャップのねじ込み部分にはシール剤の垂れたものが残り、締まり方が徐々に甘くなってくる、と。

 夏のある日、さてこれからお仕事に出かけようかと車に乗り込むと何とも香しい。過去のある時期を想起させる芳香が車内に充満しているときがある。そして俺は「あー、やっちまった」と車のステアリングを叩いて悔しがる。
 芳香の正体はシール剤の粘度を下げるための有機溶剤である。青少年に夢と希望を与えるあの香りである。夏は車内の温度が物凄く上がるので、シール剤の缶が横倒しになっていたりキャップの締まりが甘かったりすると内圧が上昇してシール剤が吹き出してくるのである。

 シール剤の缶は配管作業をするときの道具箱にレンチ類と一緒に放り込むのが俺の習慣なので、この現象はシール剤でデロデロになったパイプレンチをシンナーで洗うという全く持って有り難くない副産物を生む。ある時作業場の中でこの余計な作業をしているうちに俺は青少年の一時期に戻ってしまい、一日仕事を棒に振って金主様達から総スカンを食ったことがある。不良の厨房じゃあるまいしとか何とか散々罵倒されたのだが、いやあ、懐かしい感覚でしたな。

 解決策としては仕事の終わりには必ずシール材の缶を車外に出しておくことなのだろうがずぼらな俺にそんな習慣づけが出来るわけはない。結果として毎年夏には社内がシンナー臭くなって己の学首脳力のなさをかみしめる次第だ。
 
 ところで、蒸気配管の工事をするときにはいつもチューブに入ったシリコン系のシール材を使うようになってからそろそろ10年ほどになるのだが、考えてみれば蒸気で使えるものならば水やお湯でも全く問題はないのである。
 どうしてこんな事に今まで気付かなかったのかとこの出来の悪い頭を呪う。何もわざわざ缶入り液状のシール材を使い続ける理由などなかったのだ。
 問題なのはこのチューブ入りは単価が高いことだ。

 更に言えばガス配管の場合はどうしようかとかねがね考えていたが、これにもやはりシリコン系のチューブ入りはあるらしい。ただ、材料屋に問い合わせたところではやはり単価が高いことと問い合わせの引き合いも全くないので入荷の予定は全くなく、ケース単位での販売しかできないとのこと。

 そういうわけで来年の夏も俺は社内に青少年のハートがとろけるような香しさを充満させてシンナー臭さにむせかえりながらおんぼろ自家用車を転がすことになる。
 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

エアーコンプレッサーに投資 [便利そうな商売道具]

 3月に購入したエアーコンプレッサーの活躍が著しい。何を今更の感じもするがとにかく私は貧乏なので商売道具を揃えるのもなかなか思うに任せない。
 考えてみると電動工具は安くなった。これはひとえに中国製造業の躍進に負うところが大きい。これが国内メーカーの定番製品であるところの、例えば日立ベビコンあたりだととても購買意欲の湧いてくるような金額ではなかった。(欲しいけど)
 
 写真はオイルレスのコンプレッサーであってきっと結構高額な製品だ。私のお買い物は貧乏な懐具合を反映して別物である。
 私はそれを某ホームセンターでたったの2万円で買った。でかくて重いが何せ貧乏なので背に腹は代えられない。

 買った以上は元を取らなければならない。道具に囲まれて喜んでいるだけでは単なる道具オタクであって(そういう奴には何人も心当たりがあるよ)プロではない。
 私は一日で元を取ったな。冷凍機のコンデンサー清掃を一日で4台。これから先は稼動時間がそのまま利益となるのだ。さあ稼ぐぞ!

 償却が簡単に済むのは機材の値段が安いせいもあるが、それ以上にコンデンサー清掃の作業費相場が高値安定だからだ。こんな種明かしをネット上でしてしまうようではまだまだ私も甘いな。
エンドユーザーが一体どれだけこのくだらないブログを見ているのかは大体察しがつく。多分皆無と言っていいのではなかろうかと思うので敢えて書くが、あの、灰色っぽい作業衣を着たどっかの冷機器メーカーのサービスマンであるところのお兄ちゃん達が提示するコンデンサー清掃の金額なんていうのは同業者にしてみれば全く笑いが止まらないくらいの暴利である。
 そういう意味では、彼らの活動がスタンダードとして定着することは市場の片隅でこそこそと仕事を拾う私のような零細修理屋にとって実に有り難くはあるけどね。
 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

 クランプメーターの新調 [便利そうな商売道具]

 小金があるうちに必要な道具を買い込んでおく。
実はここ数年、クランプメーターの役割が増えてきて機種の選定には結構悩んでいた。事情を大別すると以下の3つ。
(1)直流負荷を見る機会が増えてきたこと
(2)漏洩電流を測定できたらいいなあと思い始めてきていること
(3)サイリスタやインバーターなど波形の崩れた電圧や電流を計測する機会が増えてきたこと

 あれこれ調べてみたが、上記3つの機能を完備する製品はない。色々思案したあげく(2)の機能には目をつぶっていずれリーククランプを買うことにした。結果としてお買い物は

 操作がシンプルである。DCクランプメーターはゼロ調が決まらず指示値のドリフトが激しいものが大変多かったがこれはデータホールドボタンを長押しするだけで簡単にキャリブレート出来るところが気に入った。インバーター負荷についてこれまで使ってきた三和のクランプと測定値の比較をしてみると、場合によっては20%位の測定誤差が出ていることを知った。これまで修理の度に書いて客先に提出していた作業報告のことを思い出すと脂汗が出てきそうな気分だ。
 最大レンジは100Aだが私のような商売には十分。但し主幹の電流値を測るときにはフォーク部分が狭すぎて測れないのでセパレーターを追加購入しなければならないところが盲点だった。

 結果としてはリーククランプをどこかで購入する必要が出てきたわけだが実効値表示可能なリーククランプとなれば最低5万円が相場なので予算作りも結構手強い。何から何まで持ち出しでやらなければならないところは自営業の辛いところだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事
前の20件 | 次の20件 便利そうな商売道具 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。