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パソコン憤死の巻 [便利そうな商売道具]

 深夜こうして駄文を書くのは私用で使っているパソコンが憤死して使えないからだ。
どうせロクでもないことにしか使っていないので日頃の悪行の祟りと思えなくもない。
しかし人生、ロクでもないことほど楽しいのも事実ではあるまいか。

 インターネットに関心があり、初めてパソコンを買ったのは考えてみるともう8年前になる。当時発売されたばかりのiMac、ボンダイブルーのあれに飛びついた。以来パソコン漬け、ネット漬けの日々である。
 最初のiMacはむちゃくちゃに使い倒して大体5年弱でご臨終となったのでその後ヤフオで2万5千円の中古iMac落札と相成った。値段が値段なので贅沢が言えるわけはないがつなぎとして使うには都合が良く、その後2年くらいは使っていたと思う。

 現在このテキストを作成しているのはDual USBのiBook G3 700MHzである。こちらは購入後4年半になった。
私の商売の開業はちょうど3年経った。開業時には仕事専用にPower MacG3 450MHzの中古品を買って仕事専用に使いながら開業の景気づけのつもりでeMac G4 1.25GHzを20回払いで買った。2代目のIMac中古品は幼なじみの友人に差し上げて我が家からは退場した。

 仕事用と私用とで複数台のパソコンを使い分ける習慣は考えてみると早8年となった。宮仕えの頃は私用のMacと仕事は会社からのあてがいぶちWindowsだったのが開業後は私用でMac、仕事はMac+Windowsへと変化したわけだ。

 お仕事用に使っていた中古のPowerMac G3 450MHzは開業後1年と少しでさっさとくたばった。6年落ちでは無理もないが金欠状態の開業直後でこれは痛かった。仕方なしにそれまであんまり好きになれずにいた休眠状態のこのiBookを引っ張り出してきたのだが予想以上の活躍である。ようやく元が取れてきたとでも言おうか。

 そこへもってきて私用のeMac昇天である。アップルケアに加入しといて良かったと内心ほっとしているが修理期間の数日不自由を託つのは間違いない。要するに夜の一時が暇になる。それでこんな益体もない駄文を打ち込んでもいるわけで、こんなことをしているのならとっとと寝てしまえばいいだけの話なのだが。


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絶縁計を新調する [便利そうな商売道具]

 来月は少々小金が入りそうなので、当月は商売道具に幾らか出費することにした。瀬戸際自営業としては買えるときに買っておかないと、その後延々と不自由な思いをすることになる。
 欲しい機材は山ほどあるが、何せ貧乏自営業であって財布の中身には限度がある。何を買ったらいいかでしばし悩んだ結果、今月は絶縁計を新調することにした。
 これまで使っていたのは三和計器の安物で、私が会社員だった頃から使い続けていたものだ。放電機能がないので使用後うっかりテストリードに触ると感電したことがある。500ボルトの単レンジ、細くて短く、すぐ切れるリード線などロクでもない代物だった。
 私は常日頃から、厨房屋の技術職というのは本当にものを知らない奴が多いと思うのだがこの、私が支給されていた絶縁計一つとってもそうだ。日頃扱う機器類が、定格電圧100Vや200Vだというのに、どうして絶縁計の試験電圧が400とか500ボルトなのか。
 おまけにメーカーは三和ときた。はっきり言って三和なんていうのは文字通りの3流メーカーであってろくな製品がない。

 30台の前半から後半にかけて私が勤務していたことのある某社(私は業界渡り鳥で、3回くらい転職しているのだ)では上司が大して関心のないのをいいことに、横河電機のメガテスターを会社の予算で買って貰った。15,6年前のことだ。当時はバブルの勢いもあって物品購入はチェックが甘かったからそういうことも出来たが今では無理だろう。
 それは高価な絶縁計で、三和の安物が3台くらい楽勝で買えるほどだったが何たって世界に冠たる横河電機だ。持ち歩いていると猛烈に威張りが効いた。障害があったり検査に立ち会ったりしたときに「うちはこれで計った数値を言ってるんだがね」と言わんばかりにYEWのロゴを見せると電力会社だろうが電気保安協会だろうが葵の御紋にひれ伏すがごとくであった。あれは実に爽快な気分だったわい。

 今では貧乏自営業なので同じものを簡単に購入するわけにはいかないが、さりとて保安に関する機材となれば安物で事たれりというわけにもいかない。ここしばらく私のお気に入りメーカーは共立である。
http://www.kew-ltd.co.jp/jp/products/insulation/3321A.html

 横河電機とは違って格別そのブランドに強い思い入れがあるわけではないが、三和は論外としても他メーカーと色々企画検討すると消去法的に本機に落ち着いた。太くて長いリード線は三和などとは桁違いの信頼感を漂わせている。安心の3レンジ、ブレーカーチェック用のアタッチメントや手元チェックボタンがオプション扱いでなく標準装備されているので安上がりでもある。大型のアナログメーターは試験電圧ごとに色分けされていて大変見やすい。
 電材屋の話では近年携帯用計器では共立が一番人気だとか。確かに納得させられる出来ではある。これは買いですよ。


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テスターのことなど [便利そうな商売道具]

 20年以上も前だと、厨房屋のサービスマンというのはシンクの水漏れとガスバーナーの修理と、あとちょっとした板金製品の現地加工が出来ればそれで一丁前の顔をしていられたのだが、その後だんだん設備機器は複雑化してきて強弱ともに電気系の知識を要求されるように変化してきた。

 この仕事に携わるようになったのは23年前で、当時はテスターを携行していないサービスマンも珍しくなかったが現在、それではお仕事にならない。

 駆け出しだった頃はディジタルテスターは高嶺の花であり、そもそも修理屋などというのは技術系の中でも最下層の職種であるからして、当時の勤務先から支給されていたのはこういう安物だった。

 学生の頃、実験で使っていたものはもっぱら電圧計とか電流計とかいった専用計器ばかりだったので最初はダイヤルの操作に戸惑い、「おまえは一体、何の学校を出てきたんだよ」と職場の先輩に嘲笑されて随分自己嫌悪に陥った。
 抵抗レンジでうっかり電圧を測ってぶっ壊してしまったことも結構あった。安物を支給するというのはそこら辺までをも見越してのことだったすれば、当時働いていた会社の見識もちょっとしたものだと今は思う。いい職場だったなどとは全く思わないが。

 そんなわけでかれこれ20年くらい何台かのテスターを使い続け、慣れもあって長らくディジタルテスターを使うことはなかった。私程度の修理屋にとっては無駄な機能が多すぎて操作がややこしいのと液晶表示の反応が遅くて数値の読み取りがしづらい。何よりも薄暗い場所で作業するケースが多いのでこれまた数値の判読がしづらいといった理由で敬遠し続けていたのだった。

 しかしまあ、ディジタルテクノロジーというのは恐るべき量産効果がある。ある時見つけたこれには思わず私は飛びついた。
 
 テスターとクランプメーターの合体番である。当然ながらオートレンジで小型軽量でご丁寧なことに緩衝用のケース入りだ。何より実売価格が1万円強というのが貧乏自営業者にとっては涙が出るほど有り難い。

 但し不満がないわけでもない。
(1)液晶の耐久性がない。毎日ガシガシ使っていると1年半から2年くらいで表示が薄くなってくる。
(2)オートパワーオフの設定を解除できないので、データホールドしたあとは放置しておけない。ホールドした測定値が消えてしまうのでメモは必須である。
(3)リード線が短いので、補助のテスターリードが必要。オプションパーツはないので自作となる。
(4)修理はきかない。テスターリードはじか引き出しなので、付け根のあたりでちぎれると処置なしである。電材屋に持ち込んだら言下に買い換えを薦められた。

 あと決定的なのは
(5)電流、電圧ともDC(直流)は使い物にならない。零点のドリフトが激しく、測定できる状態にならない。
 こういうところはまだ、アナログテスターに分があるようだ。何せあちらはメーターの目盛りをにらみつけてマイナスドライバー一本でさっさと準備が出来てしまう。ものの数秒の作業である。
 皮肉なことに近年は、機器類にもインバーターやらプログラマブルシーケンサーやらDCがらみの実装が増えてきているので、直流回路を当たるときには旧来のアナログテスターの登場となり、結局お役ご免ということにはならない。薄暗い場所で断線のチェックをするときなども同様である。厳密な数値を読み取る必要がなく、直観的に判断したいときにはやはりアナログテスターが強い。なんでもそうだがアナログというのは意外な場面で意外な活躍を見せる。


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いい検電器はないだろうかと悩む [便利そうな商売道具]

 私のお仕事は大して深い専門知識は必要ないのだが間口の広さは要求される。これは、3割くらいは「あれこれ手を出すが何をやってもたいしたことがない」という私の属性の弁解でもあるのだが。

 修理という業務は基本的に所要時間が予測できない。私自身の力不足もあって作業工程に番狂わせが頻発する。
 七面倒くさい作業は色々あるが、極めつけが断線障害である。機械の内部配線の断線に遭遇したら、ことにそれが被覆内の断線となったらその日一日が潰れることを覚悟しなくてはならない事がしょっちゅうある。

 何しろ被覆内部での断線なので不良箇所が見えない。おまけに配線の屈曲状態によって作動があったりなかったりするので不具合の再現性に乏しい。何から何まで手探り。常用工具としては検電ドライバーを持ち歩いていたが端子部分でのチェックに使える程度で配線そのものは無理だ。

 更に言えば、私の扱いが良くないのか個体差なのか、充電箇所でのネオン管の反応がどうも怪しいのだ。充電の反応がなく(ネオン管が光らない)、つい端子を指で触って感電したことが一度ならずあった。不用意な私がバカなだけの話だが頭に来てドライバーを床に叩き付けたことは何度かある。以来この形式の検電器は使わないことにした。

 そもそも検電の作業はテスターで十分行い得るものだが、生来の横着癖で楽な作業を指向してしまうのである。断線補修なんていうのは本当に一秒でも早く片づけたい面倒くささなんですよ!
 電材屋に立ち寄ったときについつい買ってしまうのがこれだ。

 端子だけではなく、被覆の上から充電状態をチェックできるスグレモノだ。充電を感知するとキャノピーの中で赤いLEDが光り、ブザーが鳴る。被覆内断線の検索作業が飛躍的に短縮化されて大いに助かった。グリップ内部でネオン管を光らせるものに比べて遙かに高感度である。

 但し、好感度であるが故の弊害も当然ある。内部配線が入り組んだ機械を修理するときには関係ない他の配線の充電状態を拾ってブザーが鳴りっぱなしになり役に立たない。物事は程度問題である。感度の調整が出来るのならば都合がいいが、まだそういう機種は見つからない。

 従って、機械の中に頭をつっこんで不具合の原因が内部配線の断線であると知った瞬間、私に訪れる胃袋が鉛のように重くなる落胆の感覚からは当分、解放されることはない。

(追記)検電器はどうしてもないと作業できない物ではないが、あればあったで助かる場面も多いのでこれまで何度も購入したが小さいせいもあって実によく紛失する。問題点は検電器のサイズというよりも私の記憶力にあるわけだ。


モーターレンチ [便利そうな商売道具]

 かねがね、モーターレンチの使いやすいやつはないだろうかというのが頭にこびりついていた。

 メッキ金具など、傷を付けてはいけない部材を扱うときの工具である。噛み込みの可変幅が大きいのでユニオンリングなどを扱うときはパイプレンチの代用的な使い方も出来る。
 但しガタが大きいのであまり強いくわえ込みは期待できない。同様に、噛み込み部分を調節するときもウォームギヤ部分の引っかかりが大きく、しょっちゅう苛立つ。
 作業中の出番は結構多いので乗り込みの道具箱には必ず入れてあるが、パイプレンチほどではないにしても何せ鋳物なので重量はバカに出来ない。

 もっといいものはないだろうかと材料屋を物色していたら、世の中便利なものでちゃんと俺の希望に適いそうなものは商品化さていたのだった。

 配管いじり用のレンチ類でもそうだったが、アルミボディになると重量は飛躍的に軽減される。50に近いオヤジにとっては体に優しい工具だ。更に嬉しいことにはクイックアジャストで噛み込み幅を合わせられる。

 修理屋の作業アイテムは日々、進歩し続けている。


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軍手に救われる話 [便利そうな商売道具]

 今年もとりあえず、五体満足で新年を迎えたわけだが、修理だの現場施工だのという仕事はしばしば怪我と隣り合わせだ。
 自営業の身の上となると、動けなければ実入りもなくなるのでいろいろと注意しなくてはならない。

 昨年末、某現場での解体作業の際にひやりとした場面があったので書き留めておきたい。
 カウンターを解体する際に、躯体がいきなり崩れて私の手の甲が挟まったのだった。手の甲の骨がしなるのがはっきりわかるくらいだったが咄嗟に手を引き抜いたので何とか事なきを得た。少しの間手には鈍い痛みが残ったが、あれが素手だったら間違いなく骨折していたと思う。

軍手様々である。ああいう布地一枚が天国と地獄を分ける場面はこれまで何度も経験してきた。

 そもそも、労務作業の際に軍手を穿くのは当たり前のことだ。
私が最初に働いていたHという会社は、何故かみんなが素手で作業していた。恐ろしい話である。実際、そのころの私はいつも手に火傷や擦り傷、切り傷が絶えなかった。Hは厨房屋の業界では最大手で社員の頭数もべらぼうに多いので、サービスマンが一斉に軍手をバンバン消費し始めたらかかる経費もバカにならないので敢えて知らん顔をしていたのではなかろうかと今は穿った見方をしている。

 昨今は衛生管理にうるさい現場が増えてきて修理や整備の仕事にもあれこれ制約が出てくるようになったが、よもや「作業の際には軍手を脱いでビニール手袋に履き替えてください」なんて言わんだろうな。そんなんじゃ仕事になんねえよ。


デジタルスケールをやっと買う [便利そうな商売道具]

 お仕事仲間の紹介で激安ツールショップを発見した。

http://www.es-powershop.com/

 こんな値段で販売していたのではいずれ倒産してしまうのじゃないのかと心配したくなるくらいとにかく何でも安い。
 私は冷媒チャージ用にデジタルスケールを買った。期間限定価格¥12800円なり。
瀬戸際自営業にとっては涙が出るほど有り難い激安アイテムである。

 冷媒チャージ用の機材については今まで散々泣かされ続けてきた。いちいち書いているときりがないのでそれらの出来事に由来する私の恨み辛みは別の機会に書くことにする。

 デジタルスケールについてはチャージ量をプリセットできるオートストップ機能付きもあるが、冷媒を5キロも10キロもチャージする場面ならいざ知らず、私のように200ワットかそこらの小型機器を相手にしているとホース内の液冷媒量が誤差として結構響くので結局は使い物にならない場面が多い。ましてやオートストップ付きは高価である。色々物色したが、結局私の身辺では7万円以下では見つからなかった。

 そこでこやつだ。
 ご丁寧にケースまでついている。もっとご丁寧なことに予備のアルカリ乾電池も一本付属。(我ながらセコイな)

 幾らなんでも¥12800でオートストップまでは期待すべきでもないので機能的にはまずまず満足。ガスチャージの最中にお仕事は上の空で一服はできないが、値段が値段だ、贅沢は言いません。

 さて、私はこれから投下資本の回収にかかるぞ。
お得意様各位、俺からの請求書にはこれからしばらく要注意だ!(んなこと出来るわけないのだが、書くだけ書いてみたのさ)


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