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冷媒に関する俺のジンクス [お仕事上のぼやき]

 冷媒管に関係した修理について言うと,うまくいくときは手際良くパッパと片付くがつまづくと底なしのグダグダ状態に陥る傾向が俺にはあるように思える。
 本日はその,後の方にあたっており,目下俺は汚泥のような徒労感に苛まれておる。

 本日のメニューはイタリア製某メーカーのパステライザーの修理であった。
不具合箇所はレシーバータンクからのガス漏れで,交換作業にあたっていた次第。
冷媒の種別はR-404Aで封入量は2kg、客先末端渡しの金額は恐らく一万円を超える。

 配管溶接を済ませてポンプアウトを行い,冷媒を封入してから試運転を行う,この過程で溶接をしくじってガス漏れが起こっていると封入した冷媒はパーで、この分は請求できないというのが俺が自分に課したルールだ。
 そして,俺の悪いジンクスみたいなものがあって,キロ単価の高い冷媒であるほど俺は溶接をしくじる確率が高そうだ。
 比較的安価なR-22を使った冷凍機のときにはあんまり失敗した記憶がない。
R-134aは値上がりしてから一度,無茶な溶接をして3月に一度失敗をこいた。
普段使用するうちでは最もキロ単価の高いR-404Aはこれまで結構な確率で溶接をしくじってやり直す事があったのではないだろうか。しかも悪い事に封入量の多い冷凍機であればあるほどその確率が高かったように思う。

イヤなジンクスだ。
貧乏神に取り憑かれているのではないだろうかと思うのは年がら年中だが今日のような日には殊更その思いが強まる。

 代替フロンの代表格R-22の製造期限もあと一年ほどであり,R-404Aの活用頻度はこれからどんどん上がっていく。ということは俺の溶接の腕前はどんどん落ちて請求できない冷媒をバンバン使いまくり死ぬまで貧乏で居続ける事になるという事か。
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くるみ

人は深層心理というのか、失敗しちゃいけないと思う程、無意識に緊張するのかもしれませんね(^-^; 人の心の性質を逆手に取り、これは安い製品だから失敗しても大丈夫と暗示をかけたり。…と、偉そうな事を述べながら自分に言い聞かせてます(゚~゚;)いざと言う時に転ぶ人生なのです(+_+) もっと器用に生きたいものです(^^ゞ
by くるみ (2011-06-21 23:49) 

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