完済通知書が届く

　日本政策金融公庫から郵便物が届いていた。
５年前に運転資金として借り入れを起こした分の返済は先月で完了した事が通知された。
借金の完済というのはやはり無条件に嬉しいものだ。

　考えてみると自営業者というのは惨めなものだ。開業当初の事を思い出すと何から何まで現金払いの持ち出しで生活はたちまち逼迫した。何より頭に来たのは税金だ。
　会社を辞めて開業した。雀の涙程度の退職金はすぐに底をついた。そこへ追い討ちをかけるようにやれ住民税だ，国民健康保険料だ，何だかんだと40万くらいの課税がされる。これには本当に頭痛がした。

　装備等々仕入れや経費は現金払いで売り掛けの入金は翌月や翌々月の末日だったりするので開業してからの数ヶ月は無収入のまま預金残高が見る見るうちに溶けていく。その上税金だ。正直なところ開業一年目は（今でもそうだが）金は相当きつかった。
　金欠の一年に懲りて国民金融公庫に出向いて借り入れを起こしたのが５年前だ。金貸しなどという連中がいかに薄汚い奴らであるかはそれから今に至るまでつくづく思い知った。役人も一緒だ。俺の恨みは深いぞ。

　仕事そのものは鼻くそ程度の金額ではあるが借り入れなしの運転資金で何とか回るようになっては来たが２，3年前には相当ヤバい場面もあった。もしも俺が金融機関相手に何事かの商売をしている立場であればどんな意地の悪い事をするか分からんのだがあいにくそういう職種ではないのが残念だ。

タグ：借金 借り入れ

コメント 1

ウチもそうですから自営業☜(・・;)。。良く分かります
「ガンバ」！！デス～♫
by の (2010-02-10 02:00)