SSブログ

同じ人間でありながら・・・・ [日記、雑感]

 この,駄文倉庫の傾向がどういうものなのかについて確たる自覚はないが,暴き系とか罵倒系とかいった傾向はあると思う。
 先日も有り難いコメントいただいたが,(それが本心なのだとするならば,の話だが)こんなブログでも更新を期待されておられる方は幾らかはおられるらしく,それが俺にとっては継続の支えでもあるわけだが,何しろ俺はこの業界の鼻つまみ者だ。正直言って身の回りには敵が多い。協力会社となっているもとの職場にしたところで油断のならない輩がいるほどなのだ。
 そんなわけで確たる見方もいないところで,誰が支援してくれるらしい気配もないところで,罵詈雑言を喚き散らしながら切れない刀を振り回し続けるというのも結構疲れるものだのだな、これが。

 ところで最近立ち上げた新しい商売,数年来構想を温め続けていた新しい商売を始めたにあたり,電気主任技術者の方々とお会いする機会が非常に増えた。格別他人様に誇れるほどの資格などない俺にとっては後光がさして見えるような方々だ。
 改めて思うが『技術者』という言葉がつくだけあってどなたもほぼ例外なく見識を感じる。仕事のバックボーンに思想とか信念を感じる方がほぼ全てで、さすがにあの難解な資格試験を突破されただけの事はあるな,と、つくづく感服する次第だ。ちなみに俺は若い頃にこの腐った業界から脱出する意気込みで一時期勉強して受験した事があるがものの見事に落ちてそれっきり。

 自分が身を置く業界を卑下するような物言いは何とも言いようのない複雑な気分を喚起させる。だが実際のところ,俺は同業者と技術論というものを戦わした記憶がない。俺が会った事のある厨房屋はかなりの割合で「あのときあそこでああだった」といった身の上話を垂れ流すだけであってこれは論じるという姿勢ではない。どこかにそうではない,真っ当な技術者という方もおられるのだろうが工場の開発部門くらいでしかそういう人にはあまり心当たりがない。

 以前の職場では,電気主任技術者第3種の資格取得者には資格手当がついて給料が上乗せされる社内規則があったが手当の金額は驚くなかれ月額¥2500だった。主任技術者も甘く見られたものだ。見る側に見識がないとしか思えない。そもそも電験3種の資格を取得していたら厨房屋なんかやってねえよ,と、俺はしばしば社内で皮肉ったが悲しいかな職場の人間はそれが一体何の資格なのかさえ知らない人ばっかりだった。
 従来からの厨房機器の修繕やら整備やらの仕事に戻って業界人と接すると,同じ人間の格好をしていながら何だか随分違う人種だとしみじみ思う今日この頃。いいんだか悪いんだか分からないが。
 思い出してみると俺も一応,認定校の卒業生ではあるのでそのうち勤務実績の証明書でもどこかから頂いて資格申請でもしてみようかと妄想し始めている。(交付はほぼ完全に無理っぽいが)
 

 
タグ:電験3種
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 2

ダ〇ワマン

九州からですが、私も毎回更新を楽しみに拝読させていただいてます。
全国の業界関係者にファンはたくさんいると思いますよ。
by ダ〇ワマン (2009-10-30 21:42) 

HarryTuttle

ダ○ワマン様 コメント有り難うございます。
 私は元々,水商売の製氷機いじりから身を起こした程度の田舎業者なので、これといって華々しい業界経験があるわけでもなく,読んでくださる方にとってどんな値のあるテキストかには全く自信がありません。

 それでも何かしらお声をかけて頂ければ継続への意思のようなものが出てくるものですね。あらためて有り難うございました。
by HarryTuttle (2009-11-02 09:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。