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「セブン・イレブンの正体」を読んでいる最中 [日記、雑感]

 本業に精を出さなくてはならないところだがそれなりに余暇はあるのであれこれ本は読む。

「わらべや」という会社はあまり知られていないかもしれないが実はセブン・イレブンの尾てい骨を担う重要な会社で弁当など惣菜関係の大手ベンダーである。
 一昨年迄は俺の住む土地にこの会社の工場はあって,俺にとっては結構いいお得意様だった。支払いは早いし,修理代金についても寛大で大変有り難いお客さんだったが何かの事情で管外に移転する事になりパートの人たちは結構失業者してしまったのではなかろうか。

 ある時こんな本を書店で見つけてついつい買った。

セブン‐イレブンの正体

セブン‐イレブンの正体

  • 作者: 古川 琢也
  • 出版社/メーカー: 金曜日
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本



 出版に当たっては妨害めいた行動もあったらしい,いわく付きの本である。

 俺は経理関係には全く詳しくないので悪名高いロスチャージの制度についてはあまり実感が湧かないが,何とも非人間的な仕組みで動いているものだと改めて思う。

 ベンダーの工場が移転した,という事は俺のお仕事が減った,という私的な問題はさておいても先に書いたようなパートの働き口が減ったという地域での問題点も生み出したわけだが同時に遠くはなれた新工場から俺の住んでいる土地迄の配送業務も遠距離化している分だけも大変になっている事だろう。背景にあるものを想像するとたまに買い込む弁当を手にするときには少し複雑な気分になる。

 厨房屋にとってのコンビニは本社や工場レベルでいえば単一製品を大量購入してくれる有り難いバイヤーではあるが末端社員の立場からは大した利益が生まれず、やかましいだけの厄介な客でもあるのだがもう一つ,独立経営の飲食店や小規模の社員食堂などを衰退させた恐らく最大要因でもあり,良くも悪くも無視できない存在ではあるのでコンビニについてはそのうち独立したカテゴリーを設けてみたい気もする。

 本書の最後は作者による「わらべや」への体験潜入就労ルポで、ここを俺は大変興味深く読んだ。総じて作者のお仕事は良質であり,経理関係に詳しい方であればかなりの読み応えがあるはずだ。
 もっとあれこれコンビニについては書きたい事があるのだが午後のお仕事が迫っている。本日はひとまずこれにて。
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