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教員採用の報道に絡んで雑感を少々 [日記、雑感]

 大分県の教員採用試験のことであれやこれやとまた新聞やテレビががなり立てている。縁故採用や袖の下はけしからんという論調だ。
だがしかし、こんなタワゴトを喚き散らしているマスゴミこそが縁故採用の巣窟だし、金主に都合の悪いことには頬被りを決め込むような連中ではないか。貴様らが説教口をきけた柄かよ、と言いたくなる。国会議員をやっている都知事の倅、彼の前歴は確か日本テレビの社員だったはずだがあれは縁故採用じゃないのか?

 それはまあいい、はっきり言って俺が今から何かの採用試験を受けるわけではないのだし勝手にやってくれ。俺には関係ない。ここで書きたいのはそれとは少し違う話だ。
 教育関係が利権の温床であることくらい、はっきり言って常識だろう。世間に放り出されてバカだの無能だのと罵倒されながら辛い下積みを何年も過ごすこともなしにいきなり先生扱いされて20年努めれば恩給が付くし、ちょっと偉くなれば教頭や校長になりたい奴が揉み手で袖の下を差し出してくる。なりたい奴が沢山いて当然だ。
 まだあるぞ。校庭の遊具、教材、教科書、教室の机や椅子、事務用品、修学旅行の斡旋、各種の印刷物、どれもインチキ談合やキックバックのありそうな匂いがプンプンするではないか。俺の仕事に関係のありそうな分野で言えば給食設備に関する機材や備品だってそうだ。

 俺が宮仕えをしていた頃、とりあえず俺は某厨房メーカーの営業所長みたいなことを数年やっていたのでこれは実によくわかる。2年に一度ずつ、冬に俺は律儀に各市町村に指名願いを提出して歩いた。しかしこれは、嘘偽りなく真実だが俺が所長を務めていた数年の間、どこの市町村からもただの一度も入札の案内など来たためしがない。機材もそうだし食器やコンテナーのような備品類にしたってそうだ。
 給食センターの移転新築のような大がかりなプロジェクトだと尚更はっきりする。これは新聞報道されたことであって厳然たる事実だからここで実名を出してもいい位なのだが、贈収賄の事件だってあった。談合やインチキ入札など当たり前の世界だと俺はずっと以前から思っているし、時たま新聞報道があったって喉元過ぎれば何とかですぐに元通りだ。

 事情が公に広まって問題視されない理由は、給食市場がそれほど大きなパイではないので話題性に欠けるのと、何らかの方法での口止めが周知徹底されていているからだろう。何せ、役場だの学校だの教育委員会だのと一見モラルを重んじてクリーンそうに見えるところほど実は汚れまくっているのは間違いない。
 だからといって俺は談合やインチキ入札が絶対的な悪だとも思わない。これは納入業者の良識を問われる問題でもあって、厳格な競争入札を徹底すれば実績欲しさに入札使用の裏をかくような安かろう悪かろうの粗悪品を持ち玉に抱えた連中がダンピングを仕掛けてくるのは明白だからだ。少なくとも厨房屋の業界には必ずそういう輩が現れる。だから購入費用が安かったのはいいけれどその後の維持費がかさんだり耐久性に乏しかったりするような機材を税金で購入するのはいかがなものかという別の問題がここで起きてくる可能性はある。

 話はずれるが、この手の問題が持ち上がるたびに世間は『役所は一体何をやっているのか』と一応怒る。殺人事件が起これば警察が、食品事故が起これば保健所が槍玉に挙げられて批判される。
 しかしこれはある面、この国の民度の低さを如実に物語る反応ではないのか。こうやって何か問題が起こるたびに役所や自治体や国を指弾する。そうすると役所というところはそれでは何とか委員会とか何とか相談センターを設けましょうと乗り出してくる。バカ民衆のガス抜きは出来るわ天下りの椅子は増えるわで役人は笑いが止まらない。それで役人の人件費がかさむからという理由でバカ民衆にもたらされるのは増税だ。まるっきり役人の思うつぼではないかw 大衆というのはつくづく愚かである。

 急に仕事が入ったのでオチの付けようがなくて本日は尻切れトンボでおしまいです。
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by 過去最高記録更新中!何もしないでなぜ儲かる!?秘密の方法を限定公開中。今すぐクリック! (2010-04-29 11:30) 

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