儲からない夏と確信犯ども [困った客]
元々読む人も殆どいないブログなわけだが、それにしても更新をさぼりがちだ。
ブログなど書いたところで一円の得になるわけでなし、生来の怠け癖もあってだんだんやる気がなくなってくる。
書くことがないわけではない。結構沢山ある。あるのに書きたくないのはうんざり来ることが多すぎるせいだ。
たとえば、売り掛けの焦げ付きだ。
たちの悪い客は増えたぞう。
機器を買う金がないというのはわかる。確かにそういう人たちは増えた。しかし修繕費の捻出が出来ないというのはどんなものか。高い金を出して買った機材が壊れてもいいのか。仕事に支障は出ないのか。
商売を初めて4年が過ぎた。世間の景気は悪化する一方だ。だんだんひどくなってくる。
食品に関わる商売で言うと、食材屋と修理屋に支払いが出来ないのは相当経営がおかしくなっていると見て良い。
水道光熱費は多少の待ったが効く。パートやアルバイトの人件費も或いは泣き落としで何とかなるかも知れない。しかし食材屋と修理屋の買い掛けは営業そのものが成り立たなくなる恐れがあるから支払いの優先順位は結構高い、はずだった。
ここで「はずだった」と書かなければならないあたりにここ4年くらいの移り変わりを感じる。
やる奴がいるのだ。買い掛けの踏み倒しやらジャンプやらを平気な顔でやる奴らがウジャウジャ出てきたのだ。
俺がこの業界に入り立ての頃、25年くらい前にも確かにそういう奴はたまにいた。脱サラで始めた喫茶店とか夜中の水商売みたいな業種に比較的多かった。少ない運転資金で始めるのでショートしやすいのだ。
しかし最近では結構立派な門構えでいながらやらかす奴が増えてきた。以前に比べるとこの辺は本当にあてにならない。頭が切り替わらないのでついつい引っかかる俺が大馬鹿者なだけなんだが。
ここで腹いせ混じりに一発、
マリンボーイ!ちゃんと修理代払え!寿司レーンのコンベアーが止まっても直してやらねえぞ!
大体この手の客は確信犯であることが多い。金など最初っから払う気がなくてどこかの業者に一回依頼する。業者は売り掛けを回収できないうちは次の仕事を引き受けない。それも承知なので次に障害が起きるとまだ懐具合の見当がついていない別の修理屋に依頼が持ち込まれる。そんな具合にして、その街の修理屋なみんな一回ずつババヌキのババを引かされる構図である。
俺は今回回転寿司のチェーン店2軒にそれぞれ一件ずつ引っかかった。金額は合わせて大体5万円。そのうち一件はパーツ代の仕入が2万5千円くらいあるから労務だけでな金銭上の実害がある。
一軒は寿司搬送の高速レーンに不調があった。もう一軒はお茶を取り出すための給湯ラインで循環ポンプがいかれている。
多少金回りが良かった頃は些末なことで怒鳴り声を張り上げてこれじゃあ商売にならないだとか何時に来られるんだだとか散々威張り散らしていたくせに金に詰まって修繕費が払えなくなり、買い掛けを踏み倒すと途端に頬被りを決め込んで店舗機材などどんなに無茶苦茶なぶっ壊れ方をしてもほったらかしでとにかく遮二無二営業はする。
そのうちきっと、コンベアーの回転しない回転寿司が現れることであろう。回転寿司の寿司レーンが回転していないのではシャレにならないが本当にそういう店はいずれ現れる。貧すれば鈍とはこういう江面のことを指すのだろう。これは予言しておく。
金はないけどとにかく故障品だらけでまともなオペレーションが出来ない店舗でも営業しないと金は入ってこないのだからもう末期的というか切ない構図だわい。
腹いせ混じりのうそこメーカー。今回は回転寿司のマリンボーイ編。
マルゼンさん、うまく売り抜けられて良かったですね、本当に。
ブログなど書いたところで一円の得になるわけでなし、生来の怠け癖もあってだんだんやる気がなくなってくる。
書くことがないわけではない。結構沢山ある。あるのに書きたくないのはうんざり来ることが多すぎるせいだ。
たとえば、売り掛けの焦げ付きだ。
たちの悪い客は増えたぞう。
機器を買う金がないというのはわかる。確かにそういう人たちは増えた。しかし修繕費の捻出が出来ないというのはどんなものか。高い金を出して買った機材が壊れてもいいのか。仕事に支障は出ないのか。
商売を初めて4年が過ぎた。世間の景気は悪化する一方だ。だんだんひどくなってくる。
食品に関わる商売で言うと、食材屋と修理屋に支払いが出来ないのは相当経営がおかしくなっていると見て良い。
水道光熱費は多少の待ったが効く。パートやアルバイトの人件費も或いは泣き落としで何とかなるかも知れない。しかし食材屋と修理屋の買い掛けは営業そのものが成り立たなくなる恐れがあるから支払いの優先順位は結構高い、はずだった。
ここで「はずだった」と書かなければならないあたりにここ4年くらいの移り変わりを感じる。
やる奴がいるのだ。買い掛けの踏み倒しやらジャンプやらを平気な顔でやる奴らがウジャウジャ出てきたのだ。
俺がこの業界に入り立ての頃、25年くらい前にも確かにそういう奴はたまにいた。脱サラで始めた喫茶店とか夜中の水商売みたいな業種に比較的多かった。少ない運転資金で始めるのでショートしやすいのだ。
しかし最近では結構立派な門構えでいながらやらかす奴が増えてきた。以前に比べるとこの辺は本当にあてにならない。頭が切り替わらないのでついつい引っかかる俺が大馬鹿者なだけなんだが。
ここで腹いせ混じりに一発、
マリンボーイ!ちゃんと修理代払え!寿司レーンのコンベアーが止まっても直してやらねえぞ!
大体この手の客は確信犯であることが多い。金など最初っから払う気がなくてどこかの業者に一回依頼する。業者は売り掛けを回収できないうちは次の仕事を引き受けない。それも承知なので次に障害が起きるとまだ懐具合の見当がついていない別の修理屋に依頼が持ち込まれる。そんな具合にして、その街の修理屋なみんな一回ずつババヌキのババを引かされる構図である。
俺は今回回転寿司のチェーン店2軒にそれぞれ一件ずつ引っかかった。金額は合わせて大体5万円。そのうち一件はパーツ代の仕入が2万5千円くらいあるから労務だけでな金銭上の実害がある。
一軒は寿司搬送の高速レーンに不調があった。もう一軒はお茶を取り出すための給湯ラインで循環ポンプがいかれている。
多少金回りが良かった頃は些末なことで怒鳴り声を張り上げてこれじゃあ商売にならないだとか何時に来られるんだだとか散々威張り散らしていたくせに金に詰まって修繕費が払えなくなり、買い掛けを踏み倒すと途端に頬被りを決め込んで店舗機材などどんなに無茶苦茶なぶっ壊れ方をしてもほったらかしでとにかく遮二無二営業はする。
そのうちきっと、コンベアーの回転しない回転寿司が現れることであろう。回転寿司の寿司レーンが回転していないのではシャレにならないが本当にそういう店はいずれ現れる。貧すれば鈍とはこういう江面のことを指すのだろう。これは予言しておく。
金はないけどとにかく故障品だらけでまともなオペレーションが出来ない店舗でも営業しないと金は入ってこないのだからもう末期的というか切ない構図だわい。
腹いせ混じりのうそこメーカー。今回は回転寿司のマリンボーイ編。
マルゼンさん、うまく売り抜けられて良かったですね、本当に。
こんにちは
回収できなのは怖いですね…
弊社でも不良債権が毎月何件もあり、
その数は年々増えているみたいです。
一式納品した後、金払わずイチャモン付けながら
堂々と営業してるとこもあったり…
さすがに裁判では勝ったみたいですが。
by gogogox5 (2008-07-19 00:12)
gogogox5様
コメント有り難うございます。
レスが遅れまして済みません。
私が宮仕えをしていた頃には確信犯的な取り込み詐欺まがいの例もありました。
最初に10万くらいの取引ではスパッと支払いを済ませて安心させておいて
大きな取引になるとやたら難癖を付けてきて兎に角ごねるとか。
考えてみると飲食業というのは起業しやすい業種ですから
それだけタチの悪いのも混じり込んでき易いわけで、まずは私たちのほうに
相手を見抜く眼力を備えることが防御の第一歩なのかと思っています。
by HarryTuttle (2008-07-22 12:30)