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電磁弁オープナー [便利そうな商売道具]

 某リゾート施設は俺の住む土地に於けるバブルの象徴とも言える。
元の勤務先はこの物件で随分と儲けたそうだがそれも今は昔のお話よ。

 俺が元の勤務先に中途入社したとき,既にバブルは弾けた数年後でこのリゾート施設の新規の企画は止まり,施設全体はメンテナンスモードに入っていた。
 それから色々経緯があってこの施設の機器メンテは某支店から俺の住む土地の営業所に移管された。
要するに,メンテで関わるにも面倒臭い出来事が続発して手が取られるし経営元が代わって他の同業者がどんどん刺さり込んでくるしで商売としては出がらしみたいになっちまったからババ抜きよろしく地方営業所に押し付けたということなんじゃないのかと俺は意地の悪い見方をしている。

 俺にとっては好都合な話だが,冷設関係の修理で結構手のかかる障害が近年多発する傾向があり,商売としては大事に行きたいところだ。
冷凍機を撤去する際には以前であれば問答無用で配管をぶった切っていたが現在これをやると犯罪行為で50万以下の罰金が科せられるので(覚え違いかも)やれフロン回収機だ回収ボンベだと余計な金と手間が随分かかる。
冷媒の回収は冷凍機を運転しながら高圧側から液で抜ければ手っ取り早いがコンプレッサーがいかれて運転できない状態だと作業が長時間にわたる。
 加えて配管長が長くなるとか機器が大型化すると配管の液ラインは電磁弁が噛んでいるので尚更時間がかかるので、作業時間の短縮化のためには強制的に電磁弁を開ける必要がある。

 いずれ出番がありそうだなと思い,買っておいた商売道具

フロン回収用 電磁弁オープナー RF4660507

フロン回収用 電磁弁オープナー RF4660507

  • 出版社/メーカー: アサダ
  • メディア:



 レアショートや断線など,電磁弁が動作しない障害の場合に仮処置として強制的に動作させる場合にも役立つ。
 何と言うこともない筒状のマグネットだが最近結構重宝している。勿論冷媒に限らず水,お湯,蒸気など使用範囲は結構広い。
 電磁弁の動作不良が起きている場合,問題点がコイル側にあるのか本体側にあるのかを切り分ける手段としても使えるのは言うまでもない。電磁弁のメーカーによってはコイルを単売しているところもあるのでその場合には使用者の金銭的な負担もちょっとは軽減されるというわけだ。
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007

空調のガス回路と電気の回路、、、
似てる部分がありますね、、、

ガス圧と電圧、冷媒の流れと電流、圧力計と電圧計、ガス漏れと漏電、などなど、、、

昔は養鶏場や漁港の大型アイスクラッシャーの合同修理にも出掛けた記憶が甦りました、、、。

道具が無いと仕事に成らないし、使う想定が有れば事前に備える、、、賢明です、、、そして出番があると達成感と共に嬉しくなります。
by 007 (2012-11-24 16:28) 

HarryTuttle

007様,いつもコメントありがとうございます。
仰る通り,流体と電気には随分と共通点があるように私も思います。
電気にあって流体にないものと言えば『交流』でしょうか。
加えて電気というのは肉眼で見ることは出来ませんから設備屋は大概電装系を触ることをいやがります。

そこが私たちにとっての飯の種,でもあるわけですがw
by HarryTuttle (2012-11-24 18:12) 

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