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作業場の片付けと税金滞納で大いに悩む [日記、雑感]
俺はこのブログでは毎度決まり文句のように,金がない金がないとこぼし続けている。
金がないのは本当の事だ。
日頃接する方々の中には,このブログを読まれている方も幾らかはいらっしゃるが,そのうちの大変生真面目なある種の方々の中には俺のだらしない請求に心配して『あなた,お金がない人なんでしょう?そんなのんびりした請求書の書き方をしていて大丈夫?』と仰ってくださるのだが,どう答えていいものだかしばしば俺は困惑するのですよ。
まあ,確かに金はない。どこからどう見たって金はない。
しかしだ,幾ら金がないとはいっても明日のおまんまに困るとか,夜逃げや自己破産を目前に控えているといった緊迫した状態にあるわけでもない。その程度の貧乏具合であるとここでは書いておこう。
仮に俺の商売が笑いが止まらないくらい大儲けできていたとして,人前で『いやあ,俺は儲かって儲かって困るくらいですよ』とは言いませんぞ。お客さんにしてみれば『こいつ,うちでそんなに暴利を貪っているのかよ!』と思われかねないしな。
諸兄が信じる信じないは別として,修理屋なんていう稼業はそんなにぼろ儲けの出来るものではない。俺は人並みにできる仕事がこれしかないから半ば仕方なく続けているだけの話だ。
仕事が出来ようができまいが,儲かっていようがいまいが,日本国民でいる以上は当然,三大義務のうちの一つとして納税がある。
年が明ければ確定申告だ。イヤな税務署とまたしても不毛な押し問答をしなければならんかと気が滅入っていたところに俺の住む町の役所から督促状が届いて血の気が引いた。うっかりしていたで済む話ではないが,固定資産税を滞納していたのだ。
事情を詳述すると長くなるのでここは省略するとして,貧乏稼業のこの俺にも課税対象となる程度の固定資産はあるってことだ。正真正銘の裸一貫ではない。
泡を食って役所に駆け込み,税務課という部署にて面談と相成った。ひとまず滞納分の一部は年内に納付し,残りは5回くらいに分けて完納する計画書と誓約書を書いてひとまず放免となり,一息ついたが銀行の残高を見て俺は青ざめた。
どうせ分納するのなら,今月の納付分をもっと少なくしとけば良かったと俺は激しく後悔したがもう遅い。月末入金があるまでの数日,俺は文字通り爪に灯をともすような貧乏生活を余儀なくされているが律儀に毎度納付していれば済んでいた話であって、身から出た錆とはこういうことを言うのだろう。
金がない金がないとブツブツ言いながら日常のお仕事なんぞをダラダラと続けているわけだが,年末でもあるし少し手が空いたので乱雑極まりない作業場を片付ける事にした。
片付けをしていて卒倒しそうになったのだが,電線だの配管だのといった工事材料や買っただけで使わなかった機械の補修パーツだの何だの,はたまた購入はしたものの一回しか使わずに作業場の肥やしに成り果てている道具類などがゴロゴロ出て来て閉口した。
こんなものは売り払ったって二束三文以下の金にしかならないのははっきりしているが,少なくとも俺はこれらをまともに金を払って買い込んだのだ。これじゃあ幾らあくせく働いたって金が貯まらないはずだ。
俺はしばらく片付けの手を止めて,これらを使って工事を請け負ったら一体幾らくらいの売り上げになるのかを考えた。どう安く見積もっても俺が滞納していた税金くらいは軽く完納できる金額だ。言い換えれば,それらどうでもいいものに無駄金を使っていなければ貧乏なこの俺も税金の完納者としてでかい面をして表通りを闊歩出来るご身分ではいられたという想像は成り立つ。
税金の滞納分は物納させて頂きますとか言って,これらどうでもいい材料だの道具だのを役所に持ち込んで,どうぞこれらを差し押さえて未払分をチャラにしてください,などと言う言い分を通してもらえたらいいな,作業場は片付く,税金も片付くで一石二鳥だぜ。と,益体もない妄想に耽るがそんな事は勿論あるわけがない。
面談した役所の担当者は俺に物騒な,ジョークとも言えないジョークをかましやがった。
「自己破産して免責が下りても税金の滞納は免責してもらえませんから。ま,そういうものだという事で,納税はよろしくお願いいたします。口座を調べさせて頂きましたけどお仕事,結構好調じゃありませんか。入金は順調だし毎月結構残高があるんですねえ。未納分だってすぐ終わりますから」
ぐうの音もでないとはこういう事で,結局俺はせこせこと小金を稼ぎながら国民の義務を果たす事になるわけだ。この仕組みから自由ではいられない。
金がないのは本当の事だ。
日頃接する方々の中には,このブログを読まれている方も幾らかはいらっしゃるが,そのうちの大変生真面目なある種の方々の中には俺のだらしない請求に心配して『あなた,お金がない人なんでしょう?そんなのんびりした請求書の書き方をしていて大丈夫?』と仰ってくださるのだが,どう答えていいものだかしばしば俺は困惑するのですよ。
まあ,確かに金はない。どこからどう見たって金はない。
しかしだ,幾ら金がないとはいっても明日のおまんまに困るとか,夜逃げや自己破産を目前に控えているといった緊迫した状態にあるわけでもない。その程度の貧乏具合であるとここでは書いておこう。
仮に俺の商売が笑いが止まらないくらい大儲けできていたとして,人前で『いやあ,俺は儲かって儲かって困るくらいですよ』とは言いませんぞ。お客さんにしてみれば『こいつ,うちでそんなに暴利を貪っているのかよ!』と思われかねないしな。
諸兄が信じる信じないは別として,修理屋なんていう稼業はそんなにぼろ儲けの出来るものではない。俺は人並みにできる仕事がこれしかないから半ば仕方なく続けているだけの話だ。
仕事が出来ようができまいが,儲かっていようがいまいが,日本国民でいる以上は当然,三大義務のうちの一つとして納税がある。
年が明ければ確定申告だ。イヤな税務署とまたしても不毛な押し問答をしなければならんかと気が滅入っていたところに俺の住む町の役所から督促状が届いて血の気が引いた。うっかりしていたで済む話ではないが,固定資産税を滞納していたのだ。
事情を詳述すると長くなるのでここは省略するとして,貧乏稼業のこの俺にも課税対象となる程度の固定資産はあるってことだ。正真正銘の裸一貫ではない。
泡を食って役所に駆け込み,税務課という部署にて面談と相成った。ひとまず滞納分の一部は年内に納付し,残りは5回くらいに分けて完納する計画書と誓約書を書いてひとまず放免となり,一息ついたが銀行の残高を見て俺は青ざめた。
どうせ分納するのなら,今月の納付分をもっと少なくしとけば良かったと俺は激しく後悔したがもう遅い。月末入金があるまでの数日,俺は文字通り爪に灯をともすような貧乏生活を余儀なくされているが律儀に毎度納付していれば済んでいた話であって、身から出た錆とはこういうことを言うのだろう。
金がない金がないとブツブツ言いながら日常のお仕事なんぞをダラダラと続けているわけだが,年末でもあるし少し手が空いたので乱雑極まりない作業場を片付ける事にした。
片付けをしていて卒倒しそうになったのだが,電線だの配管だのといった工事材料や買っただけで使わなかった機械の補修パーツだの何だの,はたまた購入はしたものの一回しか使わずに作業場の肥やしに成り果てている道具類などがゴロゴロ出て来て閉口した。
こんなものは売り払ったって二束三文以下の金にしかならないのははっきりしているが,少なくとも俺はこれらをまともに金を払って買い込んだのだ。これじゃあ幾らあくせく働いたって金が貯まらないはずだ。
俺はしばらく片付けの手を止めて,これらを使って工事を請け負ったら一体幾らくらいの売り上げになるのかを考えた。どう安く見積もっても俺が滞納していた税金くらいは軽く完納できる金額だ。言い換えれば,それらどうでもいいものに無駄金を使っていなければ貧乏なこの俺も税金の完納者としてでかい面をして表通りを闊歩出来るご身分ではいられたという想像は成り立つ。
税金の滞納分は物納させて頂きますとか言って,これらどうでもいい材料だの道具だのを役所に持ち込んで,どうぞこれらを差し押さえて未払分をチャラにしてください,などと言う言い分を通してもらえたらいいな,作業場は片付く,税金も片付くで一石二鳥だぜ。と,益体もない妄想に耽るがそんな事は勿論あるわけがない。
面談した役所の担当者は俺に物騒な,ジョークとも言えないジョークをかましやがった。
「自己破産して免責が下りても税金の滞納は免責してもらえませんから。ま,そういうものだという事で,納税はよろしくお願いいたします。口座を調べさせて頂きましたけどお仕事,結構好調じゃありませんか。入金は順調だし毎月結構残高があるんですねえ。未納分だってすぐ終わりますから」
ぐうの音もでないとはこういう事で,結局俺はせこせこと小金を稼ぎながら国民の義務を果たす事になるわけだ。この仕組みから自由ではいられない。
税金は国民の義務ですが、その使い道には疑問もありますね^_^; 通帳の残金で判断されるのも辛いですね。使えなかった資材…でもいつか使えてお金になる気もしますね(^-^)b 食材のように劣化はしませんよね!?何でも持ってる格好良い厨房屋さんかと(^o^ゞ 年の瀬、良い年明けを迎えられますようO(≧▽≦)O
by くるみ (2011-12-22 10:53)