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HOBARTのボックスタイプ洗浄機型式についてのある想像 [含蓄まがいの無用な知識]

今回は手短にいく。

数日前,ホバートの食器洗浄機についてちょっと書いた。
http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2011-10-08

現在,アメリカ製のボックスタイプ洗浄機はAM-15というモデルナンバーを有している。
37719600-260x260-0-0_Hobart+AM15+2.jpg

 ボックスタイプ洗浄機でありながらなんと,1.5kwの洗浄ポンプをぶん回すという物凄いスペックだ。これは通常他社製品が使っているポンプの2倍の出力であることを表している。値段だって当然というか例によってというか物凄く高いのだろう。
 ついでに言えば,このモデルチェンジでやっとホバートの食器洗浄機は三方開きのドアを採用した。厨房機材に限った話ではないが全体に,アメリカの工業製品というのはとっかかりに物凄く考え抜かれたコンストラクションで製品化するが,その後はなかなかその骨格部分を変えたがらない保守的な傾向がありそうに常々俺は考えている。
 俺の生息地は日本のはずれの田舎町で物凄く貧乏な土地だからこういう高価な機器を購入できるだけの金持ちバイヤーは絶滅してしまったかもしれず,まだ一度も現物を拝んだ事はない。

 現地法人のHPでは実に素っ気なく紹介されているが,ワールドワイドな視点でいえば今も昔もアメリカホバートのボックスタイプ洗浄機は常に一機種で,それが世界標準である。
http://www.hobart.co.jp/warewasher.html#2

 その前の機種であるAM-14は何台か売った事があるし,その頃は日本国もバブル経済真っ盛りだったのでわりかし売れた方だと思う。
hobart-am-14.gif

 更にその前はAM-12という機種である。
3730ghg_27.jpeg

 外見上はAM-12とAM-14は大変似ており,見分けがつきにくかったように覚えている。スペック上の明らかな違いはコントロールボックス内の実装で,制御系にプリント基板が入り込んでくるのがAM-12からなのだろうが,12はパソコンみたいにスロットの沢山ついたマザーボードに何枚かのドーターボードがささっているのに対してAM-14ではワンボードに集約化されている。ICの集積密度が上がったので簡略化できたという事なのだろう。俺がいじくり回していたのはAM-12とAM-14だけで,これ以前の機種は前に書いた通り現物を見た事がないのでアップした動画のAM-9とAM-12の間にどういうモデルチェンジの変遷があったのかは俺には分からない。

 モデルナンバーはAM-12,14,15という変遷を辿るわけだがどうしてAM-13という型式が存在しないのかが以前から時折,意識の片隅に引っかかっていた。
 それで最近ふと思いついたのだが,アメリカはキリスト教の国であり,13という数字は不吉なものとして扱われるので縁起をかついで一つ飛ばしたのではないだろうかとちょっとした仮定を抱くようになった。

 だから何なんだといわれればその通りで,大変くだらない話だが一つ疑問が氷解したような気がしてすこしばかりすっきりした気分だ。いずれ現地法人の方にでも聞いてみたい。
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コメント 2

くるみ

『13』の謎、きっとその通りですね!!日本でさえ飲食店等では『4』『9』に続き『13』のテーブルはありませんでした。最初は客席覚えるのに厄介でしたが(笑) そんな洗浄機、見てみたいし使ってみたいです(^o^)/…日々の洗浄機の洗浄?お手入れも大変そうですねm(__)m そしてそんな高価な物を保有出来るオーナーさんにもお会いしてみたいです(^o^ゞ
by くるみ (2011-10-12 09:05) 

HarryTuttle

くるみ様 いつもコメント有り難うございます。

これまで随分色々,食器洗浄機という機材は見てきましたが、ティーカップについた口紅の跡が落ちる唯一の食器洗浄機がホバートだった,と言えばその性能の高さは分かって頂けるのではないかと思います。
by HarryTuttle (2011-10-19 18:58) 

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