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禁を破って仕事をおっぱじめる [お仕事上のぼやき]

 毎日寝床で横になっていると本当にくさくさしてくる。
 医者の指示するところでは大体一週間くらいは家の中で安静にして外出はしないようにとの事なんだが一週間も横になんかなっていられるかよ!と,二日かそこらで医者の指示に背いてちょっと体調が良ければ寝床から抜け出して居間兼事務所(と言えば聞こえがいいがただ居間に机が置かれているだけだ)で見積書だの報告書だのを書いたり買い出しにこそこそ出かけたりし始めた。
 それで回復が遅れているのかと言えばそんな事もない(はずだ)。俺は職人なので寝床で横になっていたのではおまんまの食い上げだ。たまたまちょっとライト気味の修理依頼が飛び込んできたのをいいことに、喰っていくために背に腹は変えられないのだと妄想上で医者に弁解をして午後からホイホイ出かけた。

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某食品スーパーの惣菜バックヤードにてスチームコンベクションの修理。俺にとっては自家薬籠中のラショナル製なのでどんと来い,ってとこだ。作業内容は軸受けのいかれた排水ポンプの交換である。機体の熱源はガスなので内部がかなり密集した実装であり配管や配線などなどが錯綜している。同業の依頼元ははらわたを見てすっかり面食らい戦闘意欲を喪失したらしく俺の携帯に駆け込みでSOS,という成り行きだが,まあ俺にとってはちょろいもんだぜw
 病み上がりのウォーミングアップとしては悪くない。

 何日も寝床で横になってはお茶だの白湯だのをダラダラ飲んでいたせいなのだろうがこうして現場に出てちょっとした役務に従事すると普段になく汗だくになっている。
 はたと気づいたが,外出を止められるのは外の空気が呼吸器に良くないとかではなくて自分の持っている病原菌(ここではインフルエンザのウィルス)で他人が感染しないようにという事なんだな。こんな事に今更気づくとは俺の脳味噌にはいい加減黒カビでも繁殖しているのかもしれん。
 しかしまあ,大した修理代金にはならないのだが寝床に転がっているのに比べればよっぽどマシだ。

帰宅してから修理の報告書を作り,プリンターがいかれてまともに印字でいない事に気づいた。
ヘッドクリーニングを何回繰り返してもロクな印字結果にならず、しまいにはインク切れのため印刷できません,と来た。安物インクジェット複合機は机の脇にあるのだが、何度も立ったり座ったり複合機を開けてどうたらこうたらをイライラしながら続けているうちにこれまたいつの間にか身体が汗ばんでいる。頭に来たので仕事は中断していっそ風呂にでも入りにいこうかと思いついたがこれこそは御法度だろうな,きっと。もう何日も汗ばっかり書き続けていい加減気持ちが悪いのだがここは我慢(臭そうだ)。
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くるみ

風邪のように人に移せば治るというものではないのでしょうか。(これも根拠が明確な迷信と思いますが。)お仕事ではやはり得意分野のメーカーがあるのですね(^^)/家電は、ひとつ壊れると連鎖反応ありますね!?寿命が同一な物を同時期に購入が原因でしょうか。…早くお風呂に入れるとよいですね(^^ゞ
by くるみ (2011-02-10 01:17) 

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