ガーデンパーティのお招きに与る [日記、雑感]
しばらくぶりに手がけていた新築施工現場はめでたく先月オープンし，メイン商品は売り切れ御免の日々も珍しくないそうでご同慶の至り。
今年の夏は暑かったので，ソフトクリームが随分売れたのだそうだ。ソフトクリームの売り上げだけで一日十万円以上の日も珍しくなかったそうで，俺が見繕って整備した10数年落ちの中古品はノントラブルで繁忙期を乗り切ったので1シーズンで軽く元を取った事になり、これまた目出たい。（この中古品の整備内容はそのうち暇を見て書き残しておこうと思っている）
ネット上では例の食べ歩き自慢のしょうもないブログが既にいくつもこのパティスリーの事をあれこれと垂れ流している。所詮は店頭に並んでいる商品を普通に買っている人たちの感想文というか印象作文に過ぎないのでこんなくだらんものは読むだけ時間の無駄だ。店内や商品を写真に撮りまくるバカどもが多いのも通例に漏れない。肉眼で現実に見たもの以上に鮮明な画像などありはしないのだし，幾らご立派な写真を穴が空くほど見つめたところで味覚が刺激される事もこれまたありはしない。百万言を費やして微に入り細にわたった感想文を書き連ねたところでそれらは所詮言葉であって味そのものではない。
何故にこうも偉そうに俺が上から目線の物言いをするかと言えば当事者の端くれだからだ。
数日前のある日，俺の自宅の郵便受けにオープニングパーティの案内状が届けられていた。オープンは先月十日だったのだが諸般の事情によりレセプションパーティは日延べされていた。
商売を開業して以来，葬式でもない限りスーツにネクタイという服装には殆ど縁がないのだがお世話になった得意先からのお招きなので午前中でお仕事は切り上げていそいそと着替えを済ませて午後4時30分からのパーティ会場へと赴いた。
このパティスリーは経営母体が地元の新聞社である。俺の住む土地では人口比率から考えて物凄い販売部数を誇る会社で，オープンの前後期間はこの新聞社が編集，配布する無料のタウン情報誌には何度となくパティスリーの事が大々的に取り上げられた。メディア戦略とはなるほどこういう事なのだ。
オープン前，テストクックの過程で俺はしょっちゅう試作過程の商品にタダでありつく有り難い機会を頂いた。勿論それらは俺の主観としておいしくはあったが、商業的な成功がそれだけでギャランティされるとは限らない事を俺はこれまでの30年弱で散々目撃してきた。
それはさておいて，パーティだ。
経営母体が地元有力新聞社であるだけにご列席の皆々様がたは地元の名士が目白押しで俺のようなチンピラ業者は何だかいたたまれない気分なんだなあ。非常に場違いな感じというか，俺のような奴はやはり菜っ葉服姿で機械の中に頭を突っ込んでネジを回しているのがあるべき姿だと改めて思う。
パティスリーのオープニングパーティだけあって凝ったお菓子が沢山並んでいる。お一人様一箱限りで売り切れ御免の看板商品，チーズケーキも本日は盛大に供される。某新聞社の経営するホテルが隣接しているのでそちらからはお洒落なサンドイッチとサラダが運ばれてくる。いやまあ何とも賑々しいというか。
こういう席では毎度俺は所在ない感じなのでその分エネルギーは食べる方に費やされる。会場のあちこちでは名士の方々が名刺の交換を盛んに行っているが（オヤジギャグだと言って嗤いたい人は勝手に嗤ってくれ）俺の名刺など特段値があるわけでもないのでそちらには参加せず，もっぱらお店のスタッフとお仕事の延長みたいな無粋な話題に終始してただ食べる。
パーティのお土産は看板商品のチーズケーキだ。これまでも折りをみて実家や知人に配って歩いたが例外なく好評で，売り切れ御免の根拠は納得できるので素直に嬉しがる。
９月も末のこの時期なのでガーデンパーティとなると夕方はかなり冷え込んできてご列席の方々は頃合いを見計らってスマートに会場から去っていく。気づいてみると会場で最後まで卑しくあれこれと胃袋に詰め込んでいたのがこの俺だった。きっと傍目からはさぞかし貧乏臭い姿に見えた事だろう。
俺はここでは，敢えてこのパティスリーの店名は書かないし写真もURLも明かさない。いつ何時，あそこであれを食してああだったとかこうだったとか所詮は当人の主幹に過ぎないものをを相手構わず垂れ流すのは何と言うか，話題として下品だと思うからだ。そういう事は現実世界で，ごく親しい身内や知人を相手にしたときだけに限ってのものだと思っている。
今年の夏は暑かったので，ソフトクリームが随分売れたのだそうだ。ソフトクリームの売り上げだけで一日十万円以上の日も珍しくなかったそうで，俺が見繕って整備した10数年落ちの中古品はノントラブルで繁忙期を乗り切ったので1シーズンで軽く元を取った事になり、これまた目出たい。（この中古品の整備内容はそのうち暇を見て書き残しておこうと思っている）
ネット上では例の食べ歩き自慢のしょうもないブログが既にいくつもこのパティスリーの事をあれこれと垂れ流している。所詮は店頭に並んでいる商品を普通に買っている人たちの感想文というか印象作文に過ぎないのでこんなくだらんものは読むだけ時間の無駄だ。店内や商品を写真に撮りまくるバカどもが多いのも通例に漏れない。肉眼で現実に見たもの以上に鮮明な画像などありはしないのだし，幾らご立派な写真を穴が空くほど見つめたところで味覚が刺激される事もこれまたありはしない。百万言を費やして微に入り細にわたった感想文を書き連ねたところでそれらは所詮言葉であって味そのものではない。
何故にこうも偉そうに俺が上から目線の物言いをするかと言えば当事者の端くれだからだ。
数日前のある日，俺の自宅の郵便受けにオープニングパーティの案内状が届けられていた。オープンは先月十日だったのだが諸般の事情によりレセプションパーティは日延べされていた。
商売を開業して以来，葬式でもない限りスーツにネクタイという服装には殆ど縁がないのだがお世話になった得意先からのお招きなので午前中でお仕事は切り上げていそいそと着替えを済ませて午後4時30分からのパーティ会場へと赴いた。
このパティスリーは経営母体が地元の新聞社である。俺の住む土地では人口比率から考えて物凄い販売部数を誇る会社で，オープンの前後期間はこの新聞社が編集，配布する無料のタウン情報誌には何度となくパティスリーの事が大々的に取り上げられた。メディア戦略とはなるほどこういう事なのだ。
オープン前，テストクックの過程で俺はしょっちゅう試作過程の商品にタダでありつく有り難い機会を頂いた。勿論それらは俺の主観としておいしくはあったが、商業的な成功がそれだけでギャランティされるとは限らない事を俺はこれまでの30年弱で散々目撃してきた。
それはさておいて，パーティだ。
経営母体が地元有力新聞社であるだけにご列席の皆々様がたは地元の名士が目白押しで俺のようなチンピラ業者は何だかいたたまれない気分なんだなあ。非常に場違いな感じというか，俺のような奴はやはり菜っ葉服姿で機械の中に頭を突っ込んでネジを回しているのがあるべき姿だと改めて思う。
パティスリーのオープニングパーティだけあって凝ったお菓子が沢山並んでいる。お一人様一箱限りで売り切れ御免の看板商品，チーズケーキも本日は盛大に供される。某新聞社の経営するホテルが隣接しているのでそちらからはお洒落なサンドイッチとサラダが運ばれてくる。いやまあ何とも賑々しいというか。
こういう席では毎度俺は所在ない感じなのでその分エネルギーは食べる方に費やされる。会場のあちこちでは名士の方々が名刺の交換を盛んに行っているが（オヤジギャグだと言って嗤いたい人は勝手に嗤ってくれ）俺の名刺など特段値があるわけでもないのでそちらには参加せず，もっぱらお店のスタッフとお仕事の延長みたいな無粋な話題に終始してただ食べる。
パーティのお土産は看板商品のチーズケーキだ。これまでも折りをみて実家や知人に配って歩いたが例外なく好評で，売り切れ御免の根拠は納得できるので素直に嬉しがる。
９月も末のこの時期なのでガーデンパーティとなると夕方はかなり冷え込んできてご列席の方々は頃合いを見計らってスマートに会場から去っていく。気づいてみると会場で最後まで卑しくあれこれと胃袋に詰め込んでいたのがこの俺だった。きっと傍目からはさぞかし貧乏臭い姿に見えた事だろう。
俺はここでは，敢えてこのパティスリーの店名は書かないし写真もURLも明かさない。いつ何時，あそこであれを食してああだったとかこうだったとか所詮は当人の主幹に過ぎないものをを相手構わず垂れ流すのは何と言うか，話題として下品だと思うからだ。そういう事は現実世界で，ごく親しい身内や知人を相手にしたときだけに限ってのものだと思っている。
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