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中古のコールドテーブル [困った業者]

 某得意先の依頼で中古のコールドテーブルを代理入札で購入する事にした。
出品者は横浜のオリジナルという会社で、特に知識もなさそうなリサイクル屋だった。
落札したのはサンヨーの製品で型式名はSUV-1261CA,出品価格¥48000のところ見るからにボロい外見だったので¥42000まで価格交渉してみた。

 これまで何度も書いてきているように,厨房機器の中古業者などロクな奴がいないが今回もその例に漏れない。値段も値段なので贅沢など言えた柄ではないが以下,ケチのつけどころを列記してみる。

(1)ドアパッキンが裂けていて中身のマグネットがはみ出している。これは出品時の画像にも示されていたのでドアパッキンの交換が織り込み済み。
(2)脚がロングアジャストに付け替えられていて高さが900mmとなっていた。手持ちの中古アジャストに付け替えてとりあえず解決。
(3)ドレンホースはもぎ取られた形跡があり,付属してこないので配管資材屋で調達して取り付け。
(4)センターピラーレスの仕様だが可動部がぶち折られた状態で届いた。これはオークションの画像にも映っていなかったので俺の不覚だった。三洋電機からセット品を取り寄せて補修。パーツ代は¥18000でなかなか安くない。
(5)試運転時に庫内温度が一向に下がらずにコンデンサーがチンチンに熱くなり始めた。冷凍ユニットを引っ張り出してみると機械室にゴキブリ取りみたいなプラスチック製の異物が落ちていてコンデンサーファンに引っかかっておりモーターが回らないためと判明。かろうじて焼損は免れたが動作確認などしていない事は分かった。

以上問題点の解消後は至って好調で目下バリバリに冷えている。使用冷媒はR-22なので修理も当面無茶は効く。補修を終えてみるとさすがに三洋電機の製品だけあって立て付けはバシッとしているし頼もしい。

 ネット上では一部,三洋の製品は出来が悪いなどと陰口を叩く奴もいるがそれはウソだ。(ここ数年の中国製パーツを多用した製品はちょっと怪しいがそれでも腐っても鯛だ)こういう風説を流したがるのは誰なのかおおかた察しはつくがここでは書かない。何せ俺は三洋の冷蔵機器の出来は良いと思っている。イヤなところも結構あるが相対評価として国内メーカーを横並びで考えた場合総合的には未だにトップの品質だろう。

 落札価格と輸送費の合計で約5万円,補修用のパーツ諸々も合計が三万円強,補修に当たった俺の手間賃はムニャムニャで費用総計は9万円前後となった。
 コンディションの良い中古品を買うとなるとそれくらいの価格を考えておくべきなのだろうな,というのが今回の学習成果みたいなものなんだがもうちょっと頑張れば実は新品に手が届く。保証期間もあるので一概に中古が安いとは言い切れない。

 まあ一番の問題はこうして代理入札をして落札代金を立て替えているのになかなか金をよこさないけしからん野郎がたまにいる事だ。以前そういう腐った奴が一人いて、まさかりか何かで頭を叩き割ってやりたい衝動に駆られた事がある。

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