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新しい商売の第一歩 [日記、雑感]

 タイトルの通り,最近は厨房ではなくこういう場所でのお仕事が増えつつある。
IMGP0008.jpg

 俺は厨房屋としては一端の者になったつもりでこのブログでも散々偉そうに能書きを垂れていたのだが,こういう場所でのお仕事になるとまだまだ青二才の部類だ。
 しかも,俺が最近たびたびこのブログで取り上げる後任の無能社員,彼は現在33才で業界歴13年でありながら冷蔵庫の納品一つまともに出来ないボンクラなわけだが,それに近い立ち位置にこの分野に於ける俺がいるという事を散々自覚させられる。

 写真に写っているのはこの案件で現在タッグを組んでいる某君で、俺の元の職場の点検書類偽造社員と同じく33歳だが某国立工大出身にして電験三種とエネルギー管理士の資格取得者でそれはそれは恐るべき切れ味の頭脳の持ち主だ。彼に比べると後任の無能社員などは日本語を話すテナガザル程度の生命体であって同じ33年空気を吸ってきた者同士で何故にこうも知能程度に格差が生じてしまうのかと不思議な思いにとらわれる。当然それは俺自身についても言える事であって,お仕事で顔を会わせるたびに今までの人生を一体何をして過ごしてきたのかと恥ずかしくなる。

 それは大変惨めなポジションであって,俺は目下,夜毎機械設備の実務書を引っ張り出して、頭から煙を上げ,知恵熱を出しながら勉強中である。勉強の進捗が実務に追いつかないで困る、困る。
 これまで散々書いてきた事をここでまた俺は繰り返す。それは今まで俺が慢心しながら過ごしてきた事への自戒でもある。
 勉強すればするほど,痛いくらいによくわかる事がある。それは,一般に厨房機材の修理に従事している連中(当然俺も含まれる),彼らは「技術者」ではなく単なる「作業員」に過ぎないという事だ。
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コメント 4

NO NAME


そのような「恐るべき切れ味の頭脳の持ち主」とどうしてタッグを組むことになったんですか?


by NO NAME (2009-11-14 13:44) 

HarryTuttle

NO NAME 様 いつもコメント有り難うございます。

私は大して上等な頭の持ち主ではないので、経緯を上手にまとめられる自信がありませんがひとまず。

 彼は元々,自家発電設備やコジェネシステムの設計施工と運用コンサルタントの会社に勤務するエンジニアでした。20代の頃にして既に彼の手取り月収は百万円を超えていたそうです。
 たまたま私の出入りさせて頂いていた得意先の、某リゾート施設に導入されていた自家発電設備は彼の勤務先によって納入されたもので,これが共通項というか発端になります。

 その後私は会社員をやめて貧乏自営業を開業するに至りました。彼の勤務先はここ数年の不況のあおりで勤務先である事業所が閉鎖される事になったため彼は退社し,数ヶ月前に起業されたビル保全業務や機械設備の運用コンサルタント会社に転職しました。

 私はその会社のオブザーバーみたいな立場で,今回の現場は元々私の得意先なのですが,私には知恵が足りないのでこの会社の協力を仰ぐ事となり,彼は本件に関する担当者として私の足りない知恵を補ってくれているわけであります。
by HarryTuttle (2009-11-14 18:22) 

NO NAME

一般に厨房機材の修理に従事している連中(当然俺も含まれる),彼らは「技術者」ではなく単なる「作業員」に過ぎないという事だ。

厨房機器に限ったことではありませんが、私もそう感じるので、得意先には「技術料」ではなくて必ず「作業料」として請求することにしています。

by NO NAME (2009-11-14 23:39) 

HarryTuttle

NO NAME様 レスが遅れました。
私も同じく,請求項目名は「作業費」とさせてもらっています。
自分の職責について幾らかの謙遜を示しているつもりでそのようにしています。

そういえば,修理伝票の署名欄(完了承認です)の上に『上記修理作業が完璧になされた事を承認する』とわざわざ明記してある厨房メーカーがありますねえ。「完璧」ですとw
by HarryTuttle (2009-11-17 14:09) 

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