ようやく一日休み

　日付が変わったので本日は8月24日だ。
月初からこっち，昨日23日が初めてのまる一日休みと相成った次第で、金はさっぱり儲からないのに時間だけが潰れていくのはどうにも面白くない。

　例年，お盆の休みは少なくとも8月15日を挟んだ前後合わせて三日間は確保するべく仕事の上では公言しているがこれがその通りになったためしはない。

　一つ有り難くないセオリーがある。
例えば三日間，『これが私の休業日なんだよー』とある期間を設けたとする。しかし現実には毎日，何かかにかの依頼ごとがねじ込まれてくる。
　それも次から次とお仕事が舞い込んで一日中押しまくりという事はない。大抵一件だけ，ポチッと依頼がある。良くても２件だ。更に言えば，休業日での労務なので時間外割り増し請求をさせて頂くのが商売としては筋だがこういう時の依頼元は決まってズブズブ馴れ合い関係である取引先なので杓子定規な経費請求はしづらい。よって時間外作業だからたっぷり金が儲かる事はない。

　大変有り難くないのは，こういうお仕事の入りかたが休業日の期間中ずっと続く事だ。
例えば三日間のうちある一日がびっしりお仕事であとの二日間はそっくり休みという事はなく，毎日毎日，小出しにポチッと依頼ごとがくる。

　８月14日は友人が管理責任者である某道の駅のレストランと俺の最大のクライアントであるところの市内某総合病院と大変深い関係にある某地方公立病院からオンコールがあった。
　8月15日は別の友人の細君が経営するところのドライブインでソフトクリームフリーザーがいかれたとのSOSがあった。暑い日だったので商売上大変困っており，何とかしてくれと懇願されて仕方なしに出動した。
　8月16日には市内某総合病院（先に出たのとは別）から保冷庫のドアハンドルがぶっ壊れてドアが開かなくなったとの事でまたまた出はった。会社員だった頃から20年以上も出入りさせて頂いており，10年前の移転新築の時のも特命でお仕事を丸ごと頂いた関係上これまた無下に断るわけにもいかない。
　結局，お盆休みの期間中まともに休めた日はゼロで，だからといって笑いが止まらないほどの大儲けが出来たわけでもなく、俺は何だか面白くない気分なのです。

　まあ休みがあったからといってどこかに旅行にでもいって優雅な休暇を満喫できるような金があるわけではなく，自宅でゴロゴロするくらいしかないのだが。
　こうして生まれたストレスをうまく消化できるほど俺は整った人格の持ち主ではなく，何事かに八つ当たりしたくなる事はある。それは例えば昼飯のために入った某店舗でオーナーに『お店はいいよな，定休日に突然，店を開けてくれなんていうお客さんはいないだろうから』などというイヤミを垂れたりする。いや，我ながらイヤな奴だw
　

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