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何が食育だ!(ポテトチップのこと) [日記、雑感]

 暇に任せてまた雑文だ。

 「食育」という言葉があることを最近まで知らなかった。俺はまた、てっきり家畜の飼育だとかそういう類の行為かと勘違いしていたのだ。一体どんな営為を指すのかとあちこちホームページを眺めているうちに脱骨してしまいそうになった。

 大体この、食育とやらは誰が行うものなのか?まさか学校の教師のお仕事だとは言うまいな。元々「食育」の主旨なんていうものは「しつけ」の範疇であるはずのものではないのか?
 八百長疑惑ボクシングで名前を売った亀田の父さんは「闘育論」なる造語を掲げた。(まあ、自分で考えついたとはとても思えない。どうせどっかの出版社の社員が発明したんだろう)バカな日本語を良くもまあ思いつくものだと鼻白んだが、自分で体を張って取り組んでいるだけまだマシだ。

 子供の食生活が乱れているなんていうのは、殆ど全てと言っていいくらい親の躾がなっていないからだ。これだけジャンクフードが氾濫し、大手を振ってまかり通るご時世だ。おまけに食品メーカーはいろんなマスメディアの広告主でもあるのだから、テレビや新聞がそれら食品の問題性を論じるわけなんかない。

 いちいち例を挙げればきりがないが、子供の好きそうなものとして100円で買えるポテトチップだ。私は以前、某トップメーカーの製造ラインを手がけたことがあるが、潜行式フライヤーの稼働試験中につくづく『これは体にいいわけないよな』と実感した。のべつまくなしにあんなものを食べていればそりゃ高脂血症にもなるわ。ならない方がおかしいくらいだ。
 だからといって本来的な製法でポテトチップを作ればそれはとても100円かそこらで買えるものにはならないし、実際スーパーに行ったって「これが本当のポテトチップです、ポテトチップとは本当はこういうものです」という商品を目にすることは200%ない。高くつくから売れないし、売れない物は作るわけがない。

 ポテトチップが一体いつから今のような形で販売されるようになったのかについて、私は不勉強なのでわからないが、あれは元々、肉料理の添え物として皿の隅にひとつまみ程度、ちょこんと慎ましく乗っかっていたのだ。更に言えばあれは、薄くスライスしたジャガイモに溶かしたバターをこれまた薄く塗ってからオーブンで焼くものであって油で揚げるものではない。

 これは正真正銘真実だが、栄養士という職業の方々は、ポテトチップを純然たる脂肪分として見なす。あまりにも脂肪分が多すぎるので最早炭水化物とも野菜とも分類はできないのだそうだ。殆ど、脂の固まりを食べているに等しいそうな。
 こんな具合だから体に良いわけなんてないのだ。誰がどう見たって明らかなことであって専門知識も何も必要ない。常識的に考えればあれを一袋食べた後の指のてかり具合で歴然だ。

 そんなロクでもないものを、野放図に子供に買い与えて食べさせ続けた結果、何か健康上の障害が起こったとしてもそれは自業自得みたいなものではないかと思うぞ俺は。
 まあ、ポテトチップは掃いて捨てるほどある「危ない食品」のうちの一つに過ぎないがとにかく、食育なんていう造語は全く持って馬鹿げている。その第一歩はまず、無思慮に子供の要求するままに食べるものを買い与えないという親の躾からではないのか。どっかの先生以前にまず親だよ、親!


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