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シートパッキンについての暴露話 [お仕事上のぼやき]

 機械部品のうちにはパッキンというものがあり、場合によっては一枚のシートから切り出して製作する。
 従来、このシートはアスベスト製であったが、現在生産はされていない。
代替品としてのノン・アスベストのシートは非常に高価である。従来品の軽く3倍はする。場合によっては5倍だ。多くの場合、お客さんはパッキンなどというパーツには価値を認めてくれないので私にとっては大いに頭の痛い出来事である。
 
 ここからは暴露話となる。
アスベストシートは生産を終えた。これは間違いのない事実である。
しかし流通されていないのかと言えばこれはまた別問題だ。市場在庫か底をついたわけではないということである。
 調達は不可能ではないらしい。しかし、製造元の台帳には既に記載されておらず廃棄されたことになっているらしい。簿外品、デッドストックである。
 ある方法を採ると、このデッドストックを卸してくれるらしいのだ。但しその納品書にはアスベストシートという記述はない。何か違う品名で売ってくれるらしい。金銭の授受もやばいと考えているメーカーは、なんと、タダでくれるらしいという噂を聞いたこともある。あくまで噂だが。勿論、誰にでもというわけではない。
 
 


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