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業務用厨房機材の購入者と納入業者の関係の見え方 [お仕事上のぼやき]

 しばらくぶりの更新。

 風邪で体調の良くない状態が長引くと,自分に残っている時間はもうあまりないのだろうとあらためて思う。

 ある動画で聞いた政治家と有権者の関係のありようが大変秀逸でと思ったので,ここでうろ覚えながら文字にしておこうと思う。

 有権者は「俺達の投票行動のおかげで代議しにしてやったんだ」と思っている。
政治家は「毎度くだらない陳情ばっかり持ってきやがって」と思っている。

 色々な関係に置き換えて比喩が可能なお互いの心情だろうな、と俺は思う。勿論俺の携わっているこの業界にも同じような関係はあるのではないか。お互いが腹の中で相手を軽蔑している関係が。

 購入者,使用者は「買ってやったんだ」とか「使ってやってるんだ」と思い,
 納入業者は「さんざっぱら買い叩いた上にわがままばっかり抜かしやがって」と思い,
 こういう構図は沢山ありそうに思う。俺にも勿論心当たりがある。

 物品の販売行為を俺はあまり積極的に行っていない。やらないこともないが俺の生息地は大して大きな街でもないのに業務用厨房メーカーの出先機関だけはよくこれで共倒れしないものだと感心したくなるくらい沢山あり,それぞれが直販の営業活動に精を出しているので俺のような者の割り込む余地などどうせないだろうと考えているからだ。
 だから業務は修繕が中心になるのだが,機材が故障して修理屋を呼ぶという行為にもこの「使ってやってるんだぞ」的な意識が透けて見える場面はよくある。そんな場面を俺自身が積み重ね,同業者とぼやき合ったりしていると,若いサービスマンがこの業界に定着しづらい状況の原因の一つはこういう関係性にあるのではないかと思うようになってきている。
 お金を支払う,という関係性の全てについて近年鼻につく傾向のように思うが,別に古事記が物乞いをしているわけではないのだ。代価を支払うという行為には本来以上に尊大な振る舞いが許容されているのではないか。もう一方の側が得意先に対して必要以上に迎合する姿勢がこういう関係や傾向を助長している面は確かにあるだろう。
 そして俺には勿論,こういう困った関係を改善できるだけの力はない。
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くるみ

お久し振りです。 お互いに認め合い歩み寄れば 良い方向に向かうのに と思う残念な対立はありますねm(__)m。私が過去に経験したのは 同じ職場内です。飲食店のキッチンとホールでした。お店が円滑に回るはずもなく 険悪ムードはお客様に伝わるのか 閑古鳥が鳴き始めました_(._.)_。 風邪が長引いているとの事!? どうかご自愛ください。
by くるみ (2015-11-30 09:17) 

HarryTuttle

くるみ様,お久しぶりです。
 お互い,変に粋がることなしに良くも悪くも認め合えば物事もっと円滑に動くはずなのですがね。
 時と場所と人を変えて,まあとにかくいい関係を築くのは難しいものです。
by HarryTuttle (2015-12-08 21:25) 

受託開発   

事業内容: 
工場との連絡(お客様が依頼した商品の製造上の意見や問題等を工場に伝える)
工場調査(工場の環境、規模、生産能力など)
商品開発(商品のデザイン、製造、包装)
検品(商品の品質の検査)
アマゾン(アマゾンFBA納品、出荷)

URL: http://www.cgksupply.com
Email: info@gafound.com

by 受託開発    (2017-07-17 14:59) 

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