英語は勉強しとけ [日記、雑感]
4月6日の夜から翌7日早朝にかけて某総合病院にて配膳車の修理に入っていた。
現在このテキストは8日に書いているものだが,寄る年波というかさすがに人生の折り返しを過ぎての徹夜は堪える。
作業現場の画像を掲載しておく。
販売元はエレクターで,納入したのは北沢産業である。
型式はESLといい、現行品の一つ前のモデルで納入後7年目であり,この病院では現在,配食用に自走式(モーターで走る)が約30台が稼働している。北沢産業はさぞかし儲かった事だろう。
画像は作業途中の様子であり,モータードライバーという制御部品の内部をパソコンを用いて調べている最中の場面である。
厨房屋が修理の現場にパソコンを持ち込んで解析するようになるのだろうな,とは以前から薄々予感してはいたが,そうなる頃には自分は現場から離れて何か別の業務をするようになっているだろうし俺には関係ねえ,とタカをくくっていたのが10数年前だ。
まさか自分が修理屋として独立開業し,それをするようになろうとは思わなかった。
北沢が納入した機材の修繕を何故俺が行っているかというその経緯はさておき、上に示した画像でパソコンの左隣に置かれている焦げ茶色い表紙の本は俺が学生の頃使っていた英和辞典である。
エレクターは日本の会社であり、当然製品は日本製だが、そこに組み込まれているモータードライバーはアメリカのCurtis Instrumentsという会社の製品でその生産国は中国である。
今回修理にあたって俺はこのモータードライバーの仕様書やらマニュアルやらを原文(ここでは英文)で読む事を余儀なくされた。モータードライバーのパラメーターの読み書きや障害発生の履歴、現状のモニタリングを行うのはハードウェアとして専用のコントローラーを用いるやり方とパソコン上から専用のアプリを用いて行うやり方とがあるが今回俺は後者の方を選んでいる。
当然ながらというべきか、そのアプリは英語版であり画面上には日本語表記は一切ない。
一般的な文章であれば英和辞典一冊で済むのかも知れないが電子機器のインストラクションとなると専門用語や略語が頻発するので他にもう一冊、専門用語の辞書が必要になる。俺の持ち物は30年以上前に学生だった頃のもので当然ながら今様のパワーエレクトロニクス関係についての記述がないので今回大変理解するために難儀した。慣れない事はやるもんじゃないが否応無しにやらなければならないことはあるのだ。
現地法人のCurtis Instruments Pasific によると、厨房屋の業界ではこれまで専用のコントローラーやアプリが売れた事はなく、俺が初めてらしい。これを言い換えると、こうして配膳車のモータードライバーを故障診断をするにあたって俺は身近に誰も質問できる人がいない事を表している。
それで俺はこうして頭をひねり、四苦八苦しながら慣れない英文と格闘して仕事をしなければならん。
作業の内容や成り行きについては色々と思うところがあるのでいずれ記事を書き続けていこうと思うが、未だに事情を知らない素人どもがはしゃぎ回る「技術立国日本」の看板は実際には既にぼろぼろで、工業分野での日本は既に極東地域のうちの一つというところにまで埋没し、転落しかかっている。たかだか配膳車の修理一つではあるが、今回そんな事を感じた。
現在このテキストは8日に書いているものだが,寄る年波というかさすがに人生の折り返しを過ぎての徹夜は堪える。
作業現場の画像を掲載しておく。
販売元はエレクターで,納入したのは北沢産業である。
型式はESLといい、現行品の一つ前のモデルで納入後7年目であり,この病院では現在,配食用に自走式(モーターで走る)が約30台が稼働している。北沢産業はさぞかし儲かった事だろう。
画像は作業途中の様子であり,モータードライバーという制御部品の内部をパソコンを用いて調べている最中の場面である。
厨房屋が修理の現場にパソコンを持ち込んで解析するようになるのだろうな,とは以前から薄々予感してはいたが,そうなる頃には自分は現場から離れて何か別の業務をするようになっているだろうし俺には関係ねえ,とタカをくくっていたのが10数年前だ。
まさか自分が修理屋として独立開業し,それをするようになろうとは思わなかった。
北沢が納入した機材の修繕を何故俺が行っているかというその経緯はさておき、上に示した画像でパソコンの左隣に置かれている焦げ茶色い表紙の本は俺が学生の頃使っていた英和辞典である。
エレクターは日本の会社であり、当然製品は日本製だが、そこに組み込まれているモータードライバーはアメリカのCurtis Instrumentsという会社の製品でその生産国は中国である。
今回修理にあたって俺はこのモータードライバーの仕様書やらマニュアルやらを原文(ここでは英文)で読む事を余儀なくされた。モータードライバーのパラメーターの読み書きや障害発生の履歴、現状のモニタリングを行うのはハードウェアとして専用のコントローラーを用いるやり方とパソコン上から専用のアプリを用いて行うやり方とがあるが今回俺は後者の方を選んでいる。
当然ながらというべきか、そのアプリは英語版であり画面上には日本語表記は一切ない。
一般的な文章であれば英和辞典一冊で済むのかも知れないが電子機器のインストラクションとなると専門用語や略語が頻発するので他にもう一冊、専門用語の辞書が必要になる。俺の持ち物は30年以上前に学生だった頃のもので当然ながら今様のパワーエレクトロニクス関係についての記述がないので今回大変理解するために難儀した。慣れない事はやるもんじゃないが否応無しにやらなければならないことはあるのだ。
現地法人のCurtis Instruments Pasific によると、厨房屋の業界ではこれまで専用のコントローラーやアプリが売れた事はなく、俺が初めてらしい。これを言い換えると、こうして配膳車のモータードライバーを故障診断をするにあたって俺は身近に誰も質問できる人がいない事を表している。
それで俺はこうして頭をひねり、四苦八苦しながら慣れない英文と格闘して仕事をしなければならん。
作業の内容や成り行きについては色々と思うところがあるのでいずれ記事を書き続けていこうと思うが、未だに事情を知らない素人どもがはしゃぎ回る「技術立国日本」の看板は実際には既にぼろぼろで、工業分野での日本は既に極東地域のうちの一つというところにまで埋没し、転落しかかっている。たかだか配膳車の修理一つではあるが、今回そんな事を感じた。
OHー!、、、格好良いですねー!、、、
準備・実行・後始末・・・早速に勉強の成果が発揮されGOOD!です、、、
パソコンと優れモノのバックも在りますね、、、
生き残りの一つは差別化でしょうね、刺激受けます。。。
by 007 (2014-04-09 04:28)
007様,いつもコメント有り難うございます。
お褒めに預かり恐縮ですが,恥ずかしい事にこの修繕は完了していません。
成り行きや顛末についてはこの先記事にしていきますが,初物というのはいつも手こずります。得意先の寛大さに感謝,というのが目下の状況です。
by HarryTuttle (2014-04-14 19:59)