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サービスマンは人材枯渇傾向 [困った業者]

 俺の周辺を見る限り,この業界について言えばサービスマンとは修理屋のことを指している。

 他の業界のことを俺は知らないが,俺の棲息する厨房屋の業界で見る限り,サービスマンが正当な地位を得ているとはとても思えないし,その地位は年々低下している。
 前回記事でも書いた通り,使用者の意識レベルが年々劣化していくことに安易に迎合し続けた結果,修理屋の水準もまた低下していく一方で,このまま進行していくとあちこちのバックヤードでは深刻な状況が現れてくるのが俺の予測だ。

 俺がこのブログで何度か言及したことのある元の勤務先のサービスマンである人物を,俺は『若い衆』だとか『あんちゃん』とかいった文字で表してきた。
 しかし彼は20代を終えるまでにそう長い時間がかからない戸籍年齢の男である。そういう人が上のような呼ばれかたをされるのがこの業界の現状なわけだ。

 俺から見れば彼は確かに親子ほども年齢の離れた人物だが、考えてみれば俺が世間様にデビューした頃,人生の折り返しを過ぎた同業者のオヤジが作業衣を着て軍手をはき,道具箱をぶら下げて修理に駆けずり回る姿を見た記憶がない。
 それどころか、当時の俺の職場では30歳のサービスマンというのは大ベテランであり,営業職への転向人事が取沙汰される年代だったのだ。
 翻って現在,冒頭書いたように30ちょっと前のサービスマンはまだまだあんちゃん扱いだ。40代のサービスマンなど珍しくも何ともない,というよりも現在この業界に於ける主力の年齢層がその辺りなのではないかと思えるくらい多い。考えてみるとこの十数年、顔を合わすことのある同業者のサービスマンはずっと同じメンツだったような気がする。グリーンボーイと接した記憶が殆どない。

 俺はここで三つのことを疑問として提示しておきたい。
一つ目は何故昨今,40代のサービスマンが珍しくなくなったのか?
二つ目は何故ここしばらく,20代前半のグリーンボーイを見かけることが極端に少なくなってきたのか?
三つ目はこの状態が推移してくとそのうちどういうことが起きそうなのか?

 かなり長い話になりそうなので,これから幾つかに分割してアップしていきたい。(この項続く)
タグ:修理 高齢化
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