ジッポのライター [便利そうな商売道具]
何でジッポのライターが厨房屋の商売道具なのかと訝る諸兄はおられるだろうが、ヘビースモーカーの俺にとっては煙草を吸えない就労環境はとてもじゃないが我慢できるものではない。喫煙という行為は仕事の中に分ち難く組み込まれているのである。
煙草を吸うためには火を要する。点火源はマッチかライターだが今日日マッチを見かけることもそうそうないし車を運転しながら煙草を吸うときにマッチをするわけにもいかないから必然的にライターを使う。
喫煙者にとってはどんどん肩身が狭くなる一方の昨今だが,それでもライターなどというのは星の数ほどの種類が売られている中で何故ここでジッポをとりあげるのかというと、格段深い理由があるわけでもない。
煙草は嗜好品であるからして喫煙の道具が趣味の域にまで達することもあるだろうが俺はそこまで高尚な人物ではない。煙草に火をつけることくらい使い捨てライターで充分ではないかと言われればその通りだし,事実ある時期まではそうしてきた。なくそうが壊そうが惜しい気も起こらないしまあ便利なもんだ。
いつ頃からだったか正確に覚えていないがチャイルドレジスタンスとか何とか言われ始めて物凄く点火しづらい造りになってから俺はこの手のライターを敬遠するようになった。
実はライターは俺にとって単なる喫煙の道具だけではない。
まず,ガストーチや溶接機に点火するための道具である。
もう一つにはポケットライトが今ほど小型高性能でなかった頃,ということはマグライトあたりが主流だった頃,あてにならないポケットライトを持ち歩かずにライターを照明の代用品として使っていた時期が結構長い。こじつけめいているが俺にとってのライターは喫煙以外の用途が結構あるという話をしておきたいわけだ。
これまで何度か書いたように俺の両手首は長年の無茶がたたってもうぼろぼろで、ねんざと腱鞘炎が慢性化している。左の手首は6年前に手術して腱鞘を取った。
そういう状態で今日日の,チャイルドレジスタンスとかいう謳い文句で売られている使い捨てライターを扱うと手首の筋に物凄い負担が生じる。特にひどいのが圧電式のライターで一日使っただけで右手首の筋が痛くなってきたので頭に来てゴミ箱に叩き込んだ。
フリント式のライターはフリントホイールに変なばね仕掛けのリングがつき,リングを押し込みながらフリントホイールを回して着火するというこれまた面倒臭い仕掛けになった。手が濡れていたりグローブをはいていたりすると滑って大変扱いづらい。
喫煙以外に,雨天や強風の元で,例えば溶接機を扱うときの点火源として色々思案してみるとほぼ自動的にジッポのライターがその候補として浮上してくるのは決してこじつけではない。
ジッポでなくても屋外用のオイルライターは沢山ある。ロンソンなんかは俺は結構好きでウィンドライトというモデルを過去に二つくらい買ってみた。
丸っこい形は手に良く馴染み,デザインとしてはこちらの方が好みだがウィッグ(ライターの芯)が自分で交換できないのとフリント(着火石)がジッポのライターほどそこら辺で売っていないところが難点だ。ロンソンのオイルライターはフリントホイールの材質が柔らかいらしく,ジッポのフリントを使うとギザギザの摩耗は早まって着火性が低下する。どちらかというと趣味のライターだ。
ジッポのライターを最初に買ったのは俺は未成年の頃で,今から30年以上も前のことだ。
以来,買ってはなくしを繰り返し現在7,8個くらいが手元にある。特段コレクターというわけではなく,人から貰ったり,なくしたので買い直したら見つかって手元に戻ってきたりを繰り返しているうちにそういう数になっただけの話で,まあ俺もそういう年齢のオヤジだということだ。
ジッポのライターは実用性に富んでいるが,日常使い倒すためのものとコレクターが箱に入れて眺めるためのものとがありそうに俺には見えている。
最近,『ちょっと買ってみるか』で使っているのが所謂アーマーと呼ばれているシリーズで,ケースの厚みが通常品の1.5倍あるのだそうだ。手に持ってみると確かに重量や質感が少し違う。
人間,なくて七癖というが俺の場合,緊張するとポケットの中のジッポのライターを握る性癖があるようだ。勿論,ジッポのライターを握り潰すほどの握力があるわけなどないが今まで使っていたものに比べると握ったときの質感も少し違うように感じる。わずかに感じられたケースのたわみ感がなく剛直というかソリッドというか,なんか頼もしい。そんな感じがする。
趣味の喫煙具とか装飾品の一種とかいう側面は勿論あるわけで,こんなライターに憧れた時期もあったが俺の甲斐性では一生無理だ。
こういう物体に見合っただけの日常生活なり品性とは一生縁がないことが俺の人生模様では既に明白だ。傷だらけのジッポくらいが身の丈相応ということだな。
煙草を吸うためには火を要する。点火源はマッチかライターだが今日日マッチを見かけることもそうそうないし車を運転しながら煙草を吸うときにマッチをするわけにもいかないから必然的にライターを使う。
喫煙者にとってはどんどん肩身が狭くなる一方の昨今だが,それでもライターなどというのは星の数ほどの種類が売られている中で何故ここでジッポをとりあげるのかというと、格段深い理由があるわけでもない。
煙草は嗜好品であるからして喫煙の道具が趣味の域にまで達することもあるだろうが俺はそこまで高尚な人物ではない。煙草に火をつけることくらい使い捨てライターで充分ではないかと言われればその通りだし,事実ある時期まではそうしてきた。なくそうが壊そうが惜しい気も起こらないしまあ便利なもんだ。
【チャイルドレジスタンス対応モデル】トライスライド式電子ライター20本セット(色アソート)安心のPSCマーク付き
- 出版社/メーカー: ペンギンライター
- メディア: その他
いつ頃からだったか正確に覚えていないがチャイルドレジスタンスとか何とか言われ始めて物凄く点火しづらい造りになってから俺はこの手のライターを敬遠するようになった。
実はライターは俺にとって単なる喫煙の道具だけではない。
まず,ガストーチや溶接機に点火するための道具である。
ガストーチ ソードガス 206A 金属工芸・金工具 ろう付け・バーナー B11-2431
- 出版社/メーカー: 美術出版サービスセンター
- メディア: おもちゃ&ホビー
もう一つにはポケットライトが今ほど小型高性能でなかった頃,ということはマグライトあたりが主流だった頃,あてにならないポケットライトを持ち歩かずにライターを照明の代用品として使っていた時期が結構長い。こじつけめいているが俺にとってのライターは喫煙以外の用途が結構あるという話をしておきたいわけだ。
これまで何度か書いたように俺の両手首は長年の無茶がたたってもうぼろぼろで、ねんざと腱鞘炎が慢性化している。左の手首は6年前に手術して腱鞘を取った。
そういう状態で今日日の,チャイルドレジスタンスとかいう謳い文句で売られている使い捨てライターを扱うと手首の筋に物凄い負担が生じる。特にひどいのが圧電式のライターで一日使っただけで右手首の筋が痛くなってきたので頭に来てゴミ箱に叩き込んだ。
フリント式のライターはフリントホイールに変なばね仕掛けのリングがつき,リングを押し込みながらフリントホイールを回して着火するというこれまた面倒臭い仕掛けになった。手が濡れていたりグローブをはいていたりすると滑って大変扱いづらい。
喫煙以外に,雨天や強風の元で,例えば溶接機を扱うときの点火源として色々思案してみるとほぼ自動的にジッポのライターがその候補として浮上してくるのは決してこじつけではない。
ジッポでなくても屋外用のオイルライターは沢山ある。ロンソンなんかは俺は結構好きでウィンドライトというモデルを過去に二つくらい買ってみた。
RONSON(ロンソン) WIND LITE(ウインドライト) クロームサテン R28-0002
- 出版社/メーカー:
- メディア: その他
丸っこい形は手に良く馴染み,デザインとしてはこちらの方が好みだがウィッグ(ライターの芯)が自分で交換できないのとフリント(着火石)がジッポのライターほどそこら辺で売っていないところが難点だ。ロンソンのオイルライターはフリントホイールの材質が柔らかいらしく,ジッポのフリントを使うとギザギザの摩耗は早まって着火性が低下する。どちらかというと趣味のライターだ。
ジッポのライターを最初に買ったのは俺は未成年の頃で,今から30年以上も前のことだ。
以来,買ってはなくしを繰り返し現在7,8個くらいが手元にある。特段コレクターというわけではなく,人から貰ったり,なくしたので買い直したら見つかって手元に戻ってきたりを繰り返しているうちにそういう数になっただけの話で,まあ俺もそういう年齢のオヤジだということだ。
ジッポのライターは実用性に富んでいるが,日常使い倒すためのものとコレクターが箱に入れて眺めるためのものとがありそうに俺には見えている。
最近,『ちょっと買ってみるか』で使っているのが所謂アーマーと呼ばれているシリーズで,ケースの厚みが通常品の1.5倍あるのだそうだ。手に持ってみると確かに重量や質感が少し違う。
ZIPPO(ジッポー) アーマー ブラス ポリッシュ仕上げ 169
- 出版社/メーカー: ZIPPO(ジッポー)
- メディア: スポーツ用品
人間,なくて七癖というが俺の場合,緊張するとポケットの中のジッポのライターを握る性癖があるようだ。勿論,ジッポのライターを握り潰すほどの握力があるわけなどないが今まで使っていたものに比べると握ったときの質感も少し違うように感じる。わずかに感じられたケースのたわみ感がなく剛直というかソリッドというか,なんか頼もしい。そんな感じがする。
趣味の喫煙具とか装飾品の一種とかいう側面は勿論あるわけで,こんなライターに憧れた時期もあったが俺の甲斐性では一生無理だ。
デュポン S.T.Dupont ライター ギャッツビー 018108 ガス・フリント付
- 出版社/メーカー: デュポン
- メディア: おもちゃ&ホビー
こういう物体に見合っただけの日常生活なり品性とは一生縁がないことが俺の人生模様では既に明白だ。傷だらけのジッポくらいが身の丈相応ということだな。
好き嫌いはあると思いますが、私はZippoの匂いが好きです。高校生の頃、白金カイロを愛用してて(年代が^^;…)その頃は授業中に匂いで具合が悪くなったりしましたがm(__)m 食べ物の好みと一緒で嗅覚の好みも大人になると変わるのでしょうか!? 大人に成り立ての頃は飲み屋の兄ちゃんに教わり 格好付けた付け方&消し方を真似したりしてました(笑) 喫煙習慣ないのにコレクションしてた知り合いもいましたよ(^^)d …頭の中は疑問符でしたけど(笑)。
by くるみ (2013-05-03 15:36)
くるみ様、いつもコメントありがとうございます。
オイルが燃える匂いは決して健康に良いものではありませんが私も気分として好きです。
私の場合、トリッキーな扱い方はヒンジをいためるのである時期からは控えるようになりました。考えてみると私が初めて買ったジッポのライターは40年近く前で、一番安いクロムメッキのブラッシュ仕上げでしたがそれでも2200円でした。今は千円ちょっとで買えるのですから随分買いやすくなったものです。
by HarryTuttle (2013-05-06 20:22)