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事実は小説より奇なり その2 [同級生の再起にまつわる話]

 この記事は俺がブログを始めて以来500本目となる、言ってみれば大きな節目である。
 その節目が明るかったり暖かかったりする内容ではなく、陰惨な泥仕合みたいな出来事で区切られる事に俺にはある種の暗くて寒々しい思いがある。
 昨日からあれこれ考え事をし、普段は大して気にかけない過去ログをこのカテゴリーについて最初から読み直し、更に気分が沈んでいる。俺の予測は悲観的なものばかりでこれまでほぼ、ことごとくと言ってよいほど的中している。何故物事はこうあってほしくないという方向にばかり進んでいくのか。

 前回記事で俺は『続きは明日』と書いたが昨日は週明けの施行現場の事やら何やらでドタバタしているうちに終わり、今日の作文である。俺は確かにこの確執なり復讐劇の主役であり語り手だがそれ以前に働かないと食っていけない生活者でもあるので記事の遅れはご勘弁願いたい。

 日曜日時点でのけしからん居酒屋の状況を書いておこう。
酒気帯び運転犯罪者の店主である守内巧は勾留を解かれ、世間に戻って来た。
所用があって外出した際、通りすがりに見たところではけしからん居酒屋は早速営業を再開しており、駐車場にはいつにも増して多くの車が駐車していた。

 そこで集まっているのがどういう人種であるのかについて俺には想像がつくがここでは書かない。

 ああいうクズのような人物にもシンパというか信者というか、そういう人種は一定数群がってくるのである。そしてその人たちは守内巧の、自分に都合の良いところだけ抜き出した屁生狡い講釈に聞き入って馴れ合い、はしゃぎ回るのだろう。
 勿論そこでは彼奴がこれまで迷惑をかけ続けて来た人たちの事は全く語られないし、群がる人たちがそこに思いを巡らせる事もない。不愉快な話だがそれは仕方がない。

 処分の内容はまだ伝わって来ていない。軽くても90日間の免許停止(短縮講習を受けて45日)、罰金が20万程度だろうがこの男は以前服役経験のある前科者なのでそれがどのように作用するのかは俺にはわからない。 
 但し、俺の周辺で一部の人が言うには、守内巧は免停期間中に必ず無免許運転に手を染めるだろう。俺の住む田舎町は自動車がなければ生活できないし、それ以上に店の経営者として自動車なしでは業務が回らないからだ。
IMGP1228.jpg

反省という言葉とはもっとも縁遠い地平を生きているのがこの男である。


 前回の記事で、俺は13日の土曜日にある方法で必ず彼が車両運転の停止を求められ、職務質問を受けるようなやり方で警察に通報する事を計画していたと白状した。
 しかし俺の行動に先んじるかのように物事は展開し、新聞記事から察するに閉店後、駐車場を出た直後あたりで彼は逮捕されている。俺は一人を除いて自分の計画を誰にも話してなどいないのに、何故か俺がイメージしていたやり方で彼は逮捕されている。営業中の彼の飲酒癖について俺はこれまでこのブログ上で明らかにした事はない。これは彼に防護策(営業中の飲酒の習慣を断つ)を取られる可能性を潰しておきたかったからだ。
 前日の同級生との会話で浮かび上がって来た可能性として、これは走行中偶発的に発覚していたものではなく、予め警察が彼の運転をどこかで待機しながら伺っていたのではなかろうかというもので、それは誰かの通報によって行われたにほぼ違いない。

 ここでこの、しょうもない居酒屋の監視記録を明らかにするとある事に気付く。
俺が通報の機会をうかがっていた今月初頭、この居酒屋は従業員の募集をしていた。逮捕の数日前にネット上の求人情報は一旦消え、本日4月16日に再度求人がなされている。

金銭トラブル居酒屋のHP:http://www.obnv.com/dining/24/ 自分が酒気帯び運転で逮捕された事などどこにも書いていない。当然だけどなw

 酒気帯び運転で逮捕されて留置場にぶち込まれている間に採用した従業員の話はパーになったのだろう、この先営業の見通しはともかく、当面人手は必要なのは理解できる。借金トラブルで提訴沙汰を既に抱えておりこの先強制執行が確実な債務者であり、その上最低でも20万円ほどの罰金を国庫に納付せなばならない上に納税の滞納までくっついているこんな奴だ。果たしてまともに給料をもらえるのかどうかは大いに疑わしい。こんな奴のところで働こうという気のある人などかなり奇特であるとしか思えないが世の中は広いので、誰かが引っかかってくるのかもしれないが守内巧という人物は元々嫌われ者であり、親分肌でもないし面倒見が良いわけでもない。従業員との険悪な場面はこの俺が以前何度も目にして来た。これだけ頻繁に求人情報でたり引っ込んだりするという事は何か人間関係に問題が生じているのではなかろうか。

 もう一つ、国道沿いの行灯は居酒屋たくみが昨年末にオープンして以来、入居する前のテナントのものからずっと変わらずにいたのだが今年始め新調された。『酔ってみれば』という実にくだらない文句の書かれた手書きのアクリル看板であるがこれを制作したのは移転前の店舗の看板を製作した業者と同一であり、守内巧との個人的な関係がある人だと思われる。
 以前の店舗に於いて守内巧は「あいつは俺の頼みは何でも聞いてくれるんだぜ」といったような口ぶりでこの業者がタダで看板を製作してくれた事を相手構わずそれはそれは散々自慢していたものだ。
 しかし少し以前、2月の末頃か3月中だったと思うがこのアクリル看板は撤去され、現在は透明なアクリル板がはめ込まれているに過ぎない。それは何故なのか?確証はないが俺にはある想像が働いている。

 他にも幾つか、守内巧に関する金銭トラブルの話は俺の耳に届いており、俺の与り知らないところで誰かがこの男に恨みつらみをつのらせた結果、飲酒運転癖のことを警察に通報してもそれは決して不自然ではないと俺は考えているのだ。
 
 俺は自分の企てや行いを今更美化しようとしたり何かしら免罪符めいたものを求めたりする気はない。この流れには正義も悪もなく、正しくはどちらも悪である。
 少なくとも俺は、相手がいかにロクデナシであったにせよ一人の人間が破滅する事を真剣に望んだのだからその時点で俺もまた悪であり、汚れており、堕ちた存在となった。以前のコメントで書いた事だが、この話は恐らくここでは終わらない。
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くるみ

500回の更新、おめでとうございます(^o^ゞいつも、楽しくも辛くも拝見して参りました。これからもよろしくお願いします(^-^ゞ 例の悪党さんは…悪運が強すぎますね!? 過去の悪党で言えば サリン事件のカリスマさんも 信じられない位の信者が…。でも 裁かれてます!! 記事を見ると写真を含め、その店主の人格が浮かびあがり、嫌悪感を覚えます。私自身、様々な雇い主に遭遇し その時分の記憶もよみがえり…。色々な人が気の毒です。ゴキブリも殺虫剤に免疫ができ 益々強くなるように、悪党もそうなのでしょうか………。
by くるみ (2013-04-17 23:11) 

ぴよんきち

普通、そんな事が起きると、常連のお客さんは
「僕が制止すれば良かった」と罪悪感に駆られると思うのです。
釈放直後の繁盛ぶりから、
主と客の態度がおかしい事が垣間見えます。

ところで、漫画「美味しんぼ」には
少々の功と多くの罪がありますが、
何より最大の罪は、
「カウンターの向うの料理人は、職人である」
と言う偏頗な知識を普及させた所です。
あの漫画のせいで、人間的に壊れているのに、
料理の腕だけで宗教の教祖みたいになっている
料理人がはびこる事になってしまいました。

お客さんと顔を合わせている料理人の場合、
「職人の顔」と「接客業の顔」の2つの面を上手に
バランス取らないとダメだと思うんですが。
特に床屋と料理人には、
最近、勘違いしている人が増えていると思います。
by ぴよんきち (2013-04-18 00:35) 

NO NAME

普通、そんな事が起きると、常連のお客さんは
「僕が制止すれば良かった」と罪悪感に駆られると思うのです。
釈放直後の繁盛ぶりから、
主と客の態度がおかしい事が垣間見えます。

ところで、漫画「美味しんぼ」には
少々の功と多くの罪がありますが、
何より最大の罪は、
「カウンターの向うの料理人は、職人である」
と言う偏頗な知識を普及させた所です。
あの漫画のせいで、人間的に壊れているのに、
料理の腕だけで宗教の教祖みたいになっている
料理人がはびこる事になってしまいました。

お客さんと顔を合わせている料理人の場合、
「職人の顔」と「接客業の顔」の2つの面を上手に
バランス取らないとダメだと思うんですが。
特に床屋と料理人には、
最近、勘違いしている人が増えていると思います。
by NO NAME (2013-04-18 00:35) 

HarryTuttle

くるみ様,レスが遅れまして申し訳ありません。
 このブログはかれこれ6年以上にわたって書き続けられたことになるのだそうで,根気のない私としては驚くべき出来事ですが,ここまで続いたのはやはり皆さんのコメントのおかげだと思っています。
 誰からも顧みられないまま虚空に向かって吼えまくるようなことではずっと前に更新を止めていたと思います。
 そんなわけでこれからもよろしくお願いいたします。
by HarryTuttle (2013-04-23 19:36) 

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