内容証明郵便 [同級生の再起にまつわる話]
俺は重苦しい時間の中にいる。
前回記事：振り子が反対方向に向かう時
http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2012-09-19
この男に対する俺の売掛金は約20万円。
その売り掛けに対する入金は起算してからの一年間，ただの一円もない。
であるにも拘らずこの輩はそのことに対する開き直りともはぐらかしとも受け取れる言動を繰り返している。
俺は今日，あらためて請求書と見積書を配達証明郵便として送付した。
そして明日，俺の意向は内容証明郵便として発送される。
この仕事を初めておよそ30年，こんな督促を行うのは初めてのことだ。俺にこんな事までさせる奴は彼が初めてだ。
みっともない話だがここ数日の俺は不安定な気分で日々を送っている。
この男とのここしばらくのやり取りのうちで，俺はつくづく，言葉の虚しさを思い知らされている。
人の口から発せられる言葉の曖昧さやいい加減さに苦々しい気分を噛み締める日々にはそろそろ区切りをつけたい。
マナーが身に付いていない輩はルールで縛るしかないのか？
生きていること自体が罪であり迷惑であると他人を断罪するだけの資格が果たして俺にあるのか？
他にも色々，あれこれ、重苦しい考え事が意識の中を巡る精神生活が続いているのでございますよ，諸兄。
気が重い。
何しろ俺は，一度は再起を支援した同級生を今度は裁判所に引きずり出そうとしているのだ。
俺は頭の中を整理しておく必要がある。自分の望むことを対象化しておく必要がある。
でないと，一時の感情に任せてとんでもないところにまで事が進みかねない。
深夜，疲れた頭で俺は自問するのだ。何を望んでいるのか。
彼が再起を賭けた店舗の移転は実を結ぶことなく衰退に向かいつつあるように俺には見える。
オーナーである俺の同級生が憔悴していることは想像に難くない。
そんな場面にあって裁判沙汰をしかけるのが果たして人道的にいかがなものか，とは思う。
反面，この一年強の間に俺が味あわされた理不尽さの応報感情をどんな風に処理すれば良いのか、とも思う。
このこじれて，もつれた関係なり感情にあって金は必要条件ではあるが十分条件を満たさない。
いや，物事を沈静化するための最大条件は既に金ではないのかもしれない。しかしその，最大条件こそがこの輩が頑として拒むものだ。それは反省であり，謝罪であり、その頑さは既に挟持やプライドではなく虚勢と言うべきものだ。
１人の人間に対して憎悪と憐憫が共存する心象風景というのはあるのだと俺は最近初めて自覚した。
天国にあって大天使長であったルシファーは地獄に堕ちてサタンとなる。
俺は本日，その一線を越えた。
俺が望むのは既に金ではないのかもしれない。
心が折れ，震えて眠る日々，冷や汗まみれの虚勢を支える脆い構造を粉砕する一撃，そこに思い至った。
どこに辿り着くのか，どこで踏みとどまるのかは見当がつかない。これは恐ろしいことだ。
恐ろしいのは俺の重い描く陰惨さではなく，着地点が定まらないままその一線を越えてしまったことだ。
憎悪は更なる憎悪の応報を呼び起こす。
いつか現在とは逆に，俺が彼の憎悪に曝されて呻吟する場面があることを俺は覚悟しておかなければならない。それは俺に大変な疲労感をもたらす。
しかし，時間は戻らない。俺は既にその一線を越えてしまった。嘘でも文学的修辞でもなく，ここ数日の俺は暗い淵の中をどこまでも墜落してく夢を見ることが多い。
前回記事：振り子が反対方向に向かう時
http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2012-09-19
この男に対する俺の売掛金は約20万円。
その売り掛けに対する入金は起算してからの一年間，ただの一円もない。
であるにも拘らずこの輩はそのことに対する開き直りともはぐらかしとも受け取れる言動を繰り返している。
俺は今日，あらためて請求書と見積書を配達証明郵便として送付した。
そして明日，俺の意向は内容証明郵便として発送される。
この仕事を初めておよそ30年，こんな督促を行うのは初めてのことだ。俺にこんな事までさせる奴は彼が初めてだ。
みっともない話だがここ数日の俺は不安定な気分で日々を送っている。
この男とのここしばらくのやり取りのうちで，俺はつくづく，言葉の虚しさを思い知らされている。
人の口から発せられる言葉の曖昧さやいい加減さに苦々しい気分を噛み締める日々にはそろそろ区切りをつけたい。
マナーが身に付いていない輩はルールで縛るしかないのか？
生きていること自体が罪であり迷惑であると他人を断罪するだけの資格が果たして俺にあるのか？
他にも色々，あれこれ、重苦しい考え事が意識の中を巡る精神生活が続いているのでございますよ，諸兄。
気が重い。
何しろ俺は，一度は再起を支援した同級生を今度は裁判所に引きずり出そうとしているのだ。
俺は頭の中を整理しておく必要がある。自分の望むことを対象化しておく必要がある。
でないと，一時の感情に任せてとんでもないところにまで事が進みかねない。
深夜，疲れた頭で俺は自問するのだ。何を望んでいるのか。
彼が再起を賭けた店舗の移転は実を結ぶことなく衰退に向かいつつあるように俺には見える。
オーナーである俺の同級生が憔悴していることは想像に難くない。
そんな場面にあって裁判沙汰をしかけるのが果たして人道的にいかがなものか，とは思う。
反面，この一年強の間に俺が味あわされた理不尽さの応報感情をどんな風に処理すれば良いのか、とも思う。
このこじれて，もつれた関係なり感情にあって金は必要条件ではあるが十分条件を満たさない。
いや，物事を沈静化するための最大条件は既に金ではないのかもしれない。しかしその，最大条件こそがこの輩が頑として拒むものだ。それは反省であり，謝罪であり、その頑さは既に挟持やプライドではなく虚勢と言うべきものだ。
１人の人間に対して憎悪と憐憫が共存する心象風景というのはあるのだと俺は最近初めて自覚した。
天国にあって大天使長であったルシファーは地獄に堕ちてサタンとなる。
俺は本日，その一線を越えた。
俺が望むのは既に金ではないのかもしれない。
心が折れ，震えて眠る日々，冷や汗まみれの虚勢を支える脆い構造を粉砕する一撃，そこに思い至った。
どこに辿り着くのか，どこで踏みとどまるのかは見当がつかない。これは恐ろしいことだ。
恐ろしいのは俺の重い描く陰惨さではなく，着地点が定まらないままその一線を越えてしまったことだ。
憎悪は更なる憎悪の応報を呼び起こす。
いつか現在とは逆に，俺が彼の憎悪に曝されて呻吟する場面があることを俺は覚悟しておかなければならない。それは俺に大変な疲労感をもたらす。
しかし，時間は戻らない。俺は既にその一線を越えてしまった。嘘でも文学的修辞でもなく，ここ数日の俺は暗い淵の中をどこまでも墜落してく夢を見ることが多い。
お金は大切な物だけれど、時には反転して厄介な物でも有り得ますね(+_+)不可欠な物であり、そこから発展する様々な人間模様(しかもかけ離れて1人歩きして行く)…。ただ思うのは それを『悪』に変える当事者に自分がならないとゆう信念。『正直者はバカを見る』とゆう諺が万人知ってるように昔から続いてる事実。でも『正義は勝つ』とゆうような希望の持てる言葉も世の中には沢山あります(^-^)b 安眠の出来る日々が来る事をお祈りいたします。…私も含め(^^;(笑)
by くるみ (2012-10-12 01:20)
・金の扱い・にその人間の本性が現れますから、、、
人物鑑定に有効な項目です。
by 007 (2012-10-13 03:51)
くるみ様，いつもコメント有り難うございます。
怒りの感情が持続するのはひどく疲れるものだということをここ数日実感しています。本当に疲れるものです。
by HarryTuttle (2012-10-13 19:08)
007様，コメント有り難うございます。
仰る通り。今さらながらですが気づくこととして、ここに書いたような借金癖のある奴は，
１：いろんな人から借りまくる
２：脇の甘そうな人から何度でも借りまくる
３：物凄く口が達者で嘘はつきまくり空手形は切りまくり
とかまあ色々、悪い意味で勉強にはなります。出来ればこんな勉強はせずに済ませておきたいところですが。
by HarryTuttle (2012-10-18 19:46)