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支払いを拒む奴の挙動を分析 2 [困った客]

 このテーマは書きごたえがある。
何故かというと俺の間近には、まさにこの手のけしからん輩の見本みたいな男がおり、彼の素行を見ていると我欲に凝り固まり道徳心を失った人間とはこういうものだという格好の見本である感想を俺は持っているからだ。

さて,この手の輩の性質について続けよう。
性質2:請求書を素直に受け取らない。その際には何かしら難癖を付けてくる


 事前に見積書を提示した,あるいは口頭で概算を伝えたときには調子良く二つ返事で依頼しておきながらこういう態度に出てくる奴は労務が進行する過程に於いて既にその兆候を示している。
 具体的には,人の作業の過程を仔細に眺めては口を挟んでくる。『それは俺もやったことがある』だとか、『いついつ何時,誰それがやっているのを見たことがある』だとかいった類いのたわ言だ。
前提として,買い掛けを塩漬けにして恬然としているような奴は生来的にへ生狡いか,開き直っているかのいずれかだから、こういうことを口走る場面で既に後から難癖をつける伏線を張っていると考えていい。

 こういう言い草の本質は,言い換えると『おまえのやっていることは特別なことではない,格別値のあることではなくて誰にで(自分にも)もできることなのだからおまえの提示する代価を払うには値しない』である。これは後に,請求書を渡す場面に於いて言い回しを変えて再現される。

 考えてみれば随分と人の職業を小馬鹿にしたもの言いではあるが俺の場合,作業に区切りを付けたい一心でついついそのまま作業を続けてしまうがこういう流れは今後考え直さなければならない。
 今考えついたのだが,正しい作法としてはこういうことを抜かす奴に対しては作業を中断して現場を撤収すべきなのだ。自分でできることなら自分でやれ。自分で処置するならタダで済むではないか。というのが現在の俺の気分。

 このようにしてわだかまりの萌芽を放置して請求に及ぶとこの手の連中は必ずと言っていいほど何かしら難癖を付けてくる。幾つかサンプルを列記する。
 *先に書いたように,『最初にちゃんとした説明を受けていれば俺が自分で出来たようなことだったんだ』
*「現場を撤収したあとにゴミが落ちていたり、機械が脂で汚れていたりしてあとから大変な思いで清掃しなければならなかった』
*『他に依頼していたこれこれのこと(注:証拠だったものはなく,水掛け論の原因となる)をまだやってもらっていない

 相手がこういった言葉を吐くようだと,状況は抜き差しならない泥沼に既に片足を突っ込んでいる。金額の多寡はともかく損失は必ず発生する。金銭的にも心理的にも損害を最低限に食い止めるためには撤退戦をいかに巧みに行うかしかない。
 実行したことはないが,最善の策はこちらが開き直って請求を放棄する変わりに手がけた仕事は全て以前の現状に戻す,交換したパーツや使用した材料は全て取り外して引き上げるくらいの行動を示すと一体どのような反応を示すのか,これは一度試してみる値がありそうに思う。
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くるみ

普段の生活の中で、その様な性格の悪い人はいますが(それは許せる訳ではありませんが)、料金が発生する場面では やはり詐欺師ですね。それも下手くその(+_+)。その作戦、実行する場面になるのは望みませんが もしその日が、その時が来たなら またアップして下さいね!健闘を祈ります(*^o^)/\(^-^*) …それにしても実話なのですよね( ┰_┰)
by くるみ (2012-09-18 08:59) 

HarryTuttle

くるみ様,コメント有り難うございます。
出来ることなら発動せずに済ませておきたい戦法です。
怒ることは大変疲れますから。

by HarryTuttle (2012-09-19 19:25) 

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