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日曜,祝日の修理依頼に対する反応の自己分析 [困った客]

 俺は日曜や祝日には働かない主義だ。元々俺は怠け者で無精だし大して人好きのする性分でもない。休みと決めた日には誰とも会いたくないしどこにも行きたくない。

 私生活のことをここであれこれ書くつもりはないが大体,日曜日の午前中には普段以上に俺の精神はたるみ切っている。一週間を通じて最高潮のたるみ方だ。よって,この時間帯に携帯電話が鳴ってお仕事の依頼が入ってくるのは俺を多いに不機嫌にさせる。

 電話の問い合わせのみというのならまだ話はわかるが,いまからこっちに出向いてきて修繕をせいというのがいる。経験則から言って種別は大体三つある。

(1)いろんな意味で無自覚な奴。今気づいた,いま思いついたことだからいま連絡しなければならないと機械的に行動する。
(2)職場の中で『俺はこうやって業者に無理強いできるくらい押しの強い男なのだぞ』といったひけらかしをやりたい大馬鹿者。何も逼迫した出来事ではない,休日明けでも何とかなるような障害を持ち出してきて今日来い,いま来いと迫ってくるクソッタレ野郎だ。
(3)本当に抜き差しならない事態が発生している。
(4)それ以前に、その得意先で俺の行った何かが原因となって発生している障害。

 俺が大真面目に対応するのは(3)、(4)で、(1)は腹の中でアッカンベーをし、上辺では下手に出ながら何だかんだ言い訳をして翌日にしてもらう,(2)は問題外で,問答無用で今日は対応できませんと答えることにしている。何事によらず,また,相手がどこの誰だろうが俺は高圧的だったり一方的だったりする奴には断固たる態度で臨むことにしている。

 深夜,早朝だとか日曜祝日には世間的に休みなのは当たり前であって、俺だってそういう日なり時間帯には多くは弛緩状態にある。
 一般人の常識から考えるに,そういう状態であろう相手に仕事の話題を切り出すにあたっては『お休み中のところ悪いけど』の一言くらいあってしかるべきだろう。俺にも逆の立場の場面はあるがそのくらいのエチケットは弁えているつもりだぞ。休館中の施設に押し掛けていって今から開けろだとか,営業が終わって看板を下げた飲食店に乗り込んで俺は腹が減っているのだから今から飯を食わせろだなんていう振る舞いをしたことはないのだ。

 どうも,何事によらず人間,野放図になり過ぎてはいないか?ゴネれば何でもでも言い分が通るとか、金を払いさえすれば何でもやってもらえるとかいう風潮が間違いなく蔓延していると俺は思う。見方を変えるとそれは相手の職業に対するリスペクトの欠如だとも思うが,他人のリスペクトを享けるに値するだけのプロ意識を貫徹している人物が急速に減少している,或いは当人のプロ意識が露見する劇的な場面が生まれる機会が急速に減少しているのが現実なのだろう。社会自体やそこで蠢く集合意識が全体に劣化しているのだろう。
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くるみ

過去の職場にも種別(2)は出没しました。ラストオーダー後にやって来て…。やはり「オレは特別なビップな常連なんだ。」て感じでした。決まった曜日に来店なので皆、諦めて覚悟してましたが、裏では疫病神扱いでした(-_-;)やはり自覚がないのですね。
by くるみ (2012-05-01 09:41) 

HarryTuttle

くるみ様,コメント有り難うございます。
立場は違っても必ずいるのですね,そういう大馬鹿者が。
 えてしてそういう奴は自分がお金を受け取る立場になると同じように必要以上に迎合的だったり妥協的だったりするのだろうと私は想像することが多いです。
 ついでに言えばそういう奴は『それが商売というものだ』といった類いの説教話を好みそうにも思いますが何のことはない,自分の味わった理不尽さを他人に転嫁しているだけの八つ当たりということが結構多そうですよ。
 まあ,不愉快な現実だらけの世界ですがお互いある程度までは我慢していきましょう,お金のために。
by HarryTuttle (2012-05-01 10:44) 

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