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スチームコンベクションオーブンの講習を終えて [日記、雑感]

 一昨日と昨日は元の勤務先にてスチームコンベクションオーブンの講習だった。
 ラショナルのオーブンはモデルチェンジが実に頻繁に行われるので俺のようにいい加減頭の固くなった年寄りにはついていくのが大変だ。
 スチコンは講習を受けておかないと後々修理のときに苦労するから来いとの事で,有り難い事に若い衆の運転する車に同乗させてもらい,いつものようにオブザーバーとして社員に混じって参加した。
SCC101.jpg

 上の画像は前モデルのSCCである。
調理プログラムの内蔵された自動調理機能が売り物で,その事だけでも俺には大いに敷居が高かったのだがその後のマイナーチェンジで庫内洗浄や水質管理までもが自動化されたものに進化して,俺などは未だにその全ての機能を把握していない。この上一体何を改良しようというのかと思えるのだが本国の開発スタッフには次から次とアイデアが湧いてくるらしい。

 Rational のHP
http://www.rational-online.com/en/

1973年の創業以来,スチームコンベクションオーブン一本槍で今や世界シェアは45%,フランクフルトの株式市場にも上場を果たし,10カ国以上に現地法人を抱える大会社だ。あれもこれもと手を広げずに限られた機種の中で独創性なり完成度を追求する姿勢は日本の厨房屋にはないものだ。

 ラショナルの日本に於ける展開は,ラショナル・ジャパンという現地法人がある一方でOEMの提携先を相手にするドイツ本国の出先機関もあり,大雑把にいうと流通経路は二つある。国内販売で直販中心の販売会社を国内のあちこちに置きながら東芝やサンデンなどにOEM供給していたホシザキの国際版のように見えなくもない。企業としての品格みたいなものは比べるべくもないが。
 これまでの講習は全て社内のスタッフが講師を務めたが今回の講習には本国のテクニカルアドバイザーが登場した。自動調理機能搭載の前モデルSCCはワールドワイドにかなりのヒット作だったらしくニューモデルに賭ける意気込みが感じられる内容だった。

 何でも聞くところによると,前モデルはKFC(ケンタッキーフライドチキン)で正式採用され世界中の全店舗でそれまで稼働していたBLODGETのコンベクションオーブンがリプレースされる形で導入が決定され,進行中との事だ。
 俺は先月俺の生息地で2店舗ばかり工事を手がけたがこれは世界中で行われている事のうちの一コマだったという事だったんだな。グローバリゼーションとは一つにはこういう事を指すのかとあらためて思う。
 
 講習の合間に本国のスタッフから伺うに,自動調理機能は色々とライセンスに守られている重要な機能なのだそうで,特に日本に於いてそうなのだが物真似製品が国内メーカーから発売されている状況には結構神経を尖らせているらしい。中国人の猿真似ぶりを嗤う人は多いが日本人だって分野によっては似たり寄ったりの低劣な猿真似を未だに続けている事は知られていて良い。

 色々あったあの出長くなるが詳細は忘れないうちにおいおい書いていきます。昨日帰宅して俺は結構くたびれている。

追記)新製品のインターフェイスはiPhoneみたいで大変かっこいい。


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くるみ

調理器具も、もはやコンピューター、ロボットですね。大分昔から開発、存在されていたのですね!家庭用の電子レンジは後から来るものなのですね。我が家にレンジが来たのを覚えてるとゆう事は私が物心つきまくってから…でも階級のせいで遅かったのかもと思いますf(^_^;
by くるみ (2011-12-01 10:53) 

HarryTuttle

くるみ様 いつもコメント有り難うございます。
仰る通り,これは『オーブンの格好をしたコンピューター』です。
器具は随分進化したのですが,肝心な使用者の頭の中が旧態依然としているところが悩みのタネです。

思うに,機械と付き合いながら何かをするという文化は欧米と日本とでは何かが決定的に違っているようです。その優劣については私の頭では判断がつきませんが。
by HarryTuttle (2011-12-02 10:35) 

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