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FacomのツールセットR2 nano [便利そうな商売道具]

 自動車の整備を生業とする旧来の友人とたまたま商売道具談義に及ぶ事があった。
俺のような半端商売とは違ってさすがに自動車の整備は奥が深く、色々ためになる話が窺えた。友人曰く,少なくともソケットレンチに関する限りSnap Onの時代は終わったのだそうだ。

 俺のお仕事では,一昨年あたりにフレックスヘッドのギヤレンチを8mmから19mmまで揃えて以来ソケットレンチの出番は激減したのであまり必然性は感じていなかった。

 http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2009-01-16

 そんな中で6月に痛めた手首の筋がなかなか快癒せず,道具鞄をぶら下げて歩くのも結構きついので何か楽ができる方法はないかとあれこれ思案し始めたのが今年の夏だった。
 思いついたのは 1/4サイズのソケットレンチのセットはどうかというものだ。昨年,元の勤務先で開かれたスチームコンベクションのサービス講習に出席した時,本社から来た講師の社員が持参してきたのがそれで、結構使えそうだとはそのとき以来思い続けていた。

 しかし国内メーカーの製品を見ていてもおよそピンと来るものがない。元々俺はソケットレンチのセットにはおよそいい印象がない。TONEもKTCもそうだが、およそ購買意欲をかき立てるものがない。理由は大体以下の通りだ。
(1)ラチェットハンドル,ドライバーハンドル共に一番の安物が入っている。ラチェットハンドルは小判ヘッドで36ギヤの旧式で,共回りは多いしでかいヘッドがぶつかって意外と狭い場所での使い勝手が悪いしでご利益はさっぱりない。ドライバーハンドルは安っぽい樹脂製グリップで滑り易いし固いビスを回すためにグリップをプライヤーで挟んで回そうとすると欠けたり割れたりしてこれも使い物にならない。
(2)入れこんであるソケットはそこそこ充実しているがドライバービットがないので買い足さなければならず,収納が煩雑になる。
(3)収納ケースが安っぽい。手を滑らせて床に落っことすと蓋が簡単にばらけて中のソケット類が床に散乱し、かき集めるためにしばらく床を這いずり回りに苦労する。ケースを開けるときにうっかりして上下逆に開けた時も同様。ソケットの一個一個をホールドする機能のないケースならばせめて蓋の色を二色に塗り分けるなどして上下を明確にしてもらいたい。

 冒頭書いた友人が一押しのラチェットレンチはもう長い事フランスのFacomとの事だった。72ギヤ,丸形ヘッドの元祖だそうだ。

本社URL:http://www.facom.com/
現地法人URL:http://www.blackhawk.co.jp/index1.htm

試しにKTC,Snap-OnとFacom、それぞれ3/8のラチェットハンドルを触らせてもらったが共回りのしづらさといい、重量といい,回転時の軽快さといい全てに於いてFACOMがダントツという印象を俺は持った。
 それでネットを検索しているうちに目に飛び込んできたのがこれだ。
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 良くまあこれだけ詰め込んだものだと驚くばかりの高密度セットだ。蓋まで収納スペースに利用するという発想が凄い。+ビット,−ビットが各3種類に加えてヨーロッパ製らしくポジドライブも3種類トルクスビットはT10からT40まで7種類,ヘキサゴンビットは3mmから7mmまで5種類,ヘキサゴンソケットはというとこれまたぎゅうぎゅう詰めで5.5mmから14mmまで10種類だから実務上はおよそ7割がたのビスやボルト類はカバーできる目算だ。
 ラチェットハンドルは国内メーカーでは絶対に組み入れてもらえない72ギヤのR-161,ドライバーハンドルもファコムの定型グリップ形状で、PBに慣れきってしまった俺にはちょっと物足りないが国内製品の安っぽさを考えれば遥かに良い出来で十分実戦使用に耐える感触だ。
 ヘキサゴンソケットは肉厚が薄く小型である。耐久性が心配になるくらいの薄さだが友人に言わせれば国内製のソケットが不必要にでかすぎるのだそうだ。六角ソケットには余り馴染みがないが、内側は面接触用の局面で形成されていて大変なめにくいことが後の実戦投入で確認できた。

 そして何と言ってもケースの出来が良い。感激ものと言って良いくらい出来が良い。
600x450-2010060400001.jpg

 樹脂ケースは大変複雑な型から起こされていてソケットやエクステンションバーはパチン,パチンという感じではめ込まれる。ビットホルダーはスプリングが仕込まれていてケースのふたを開けると取り易いように約45°の角度で起き上がって来る。ビットの一個一個は適度なフリクションを持つホルダーに差し込まれている。
 購入したその日,ふたを開けて中を眺めながら歩いていてついうっかり手を滑らせて道路に落っことしたのだがラチェットハンドルとドライバーハンドルがケースから転がり出ただけで,ソケットやビットは全てホルダーにきっちりと納まったままなのには驚いた。勿論,わざと蓋を開けて逆さまにして振ってみても脱落はない。
 蓋の噛み合わせは安っぽいプレス板金ではなくしっかりしたスライドロックなのも嬉しいところ。実はこのセットの最大のセールスポイントはこのケースではないかと俺はまじめに考えている。 

 実戦投入してみてあらためてこれは使えるセットだわいと俺はかなり悦に入っている。これに気の効いたプライヤーがあれば殆どの作業が可能なくらいだ。
 何と言ってもラチェットレンチの使用感が素晴らしい。ヘッドプレートを押さえながら使用する事で共回りはないし、ギヤの感触は繊細にして精密でわずかな振り角にもきちんと追従するので狭い場所での作業には絶大な威力を発揮する。

メーカーサイトの動画,使用感はこんな感じだ。


 実戦投入何日目かになるが,本日のパステライザー修理では大活躍した。
htp4_main_img.jpg

 ドライブシャフトの交換,モーターカップリング(モーター脱着を含めて)の分解。
作業そのものは落とし穴にはまって大いに難航したがR2nanoはかなり使える事は確認できた。
俺は目下このセットが大いに気に入っていて,仕事以外にも肌身離さず持ち歩いている。全くもってバカみたいな様子だが周囲の人たちに見せびらかしては買え買えと喚いている。普段そういう事はしないのだが現在,R2 nanoは期間限定,数量限定で驚くべき安値で購入できるのだ。うまくやれば国内メーカー製の半値近くで手に入る。内容が桁違いに上なのは先に書いた通りだ。諸兄,騙されたと思って

http://www.worldimporttools.com/img_new/facom/r2nano/r2nano.htm

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