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手負いの日々 [日記、雑感]

小金をケチったばっかりに持病の腱鞘炎を引き起こした話を以前書いた。
http://tuttle.blog.so-net.ne.jp/2011-06-18

後悔先に立たずとは実にこういうことを言うのだ。
幸い,湿布のかぶれはさすがに快癒した。
07050001.JPG
会う人ごとに気持ち悪がられる事は差し当たりなくなったのだが、傷めた筋の調子は相変わらずあんまり良くない。

 かかりつけの病院では歳も歳なんだからあんまり無茶をなさらずに,と,たしなめられた。
これまではやらかすたんびにステロイドの注射でごまかしてきたが今回その手は通用しそうにないかもしれず,あまり痛みが長引くようであれば腱鞘の除去手術をした方がいいかもしれないとのことだ。

 腱鞘炎の手術については6年前,左手首について行っている。
発症の頻度は確かに下がったが握力が少し落ちたような気がしており,今回の右手についてはどうしようかと考え中である。
 しかしまあ,整形外科医にかかってもやる事や言われる事は毎度同じで、ルーチンワークとはまさにこういうことを言うのだろう。受診の手順は以下の通りだ。

(1)問診されて手首が痛い旨を告げると本人が痛がっているのにわざわざ俺の手首を捻って痛がり具合を確認する。医者でなかったら蹴飛ばしているところだぞ!しかも同じ医者に何回かかっても毎度必ず同じ事をする。ここ2,3年は『大体見当はついているんですが確認の意味で・・・』と苦笑いしながらこれをやるようになった。
(2)レントゲン写真を撮る。その後のコメントはお決まりで「骨に異常はありません(当たり前だ!)筋が炎症を起こしているんですな,こりゃ」
(3)ステロイドの注射。
(4)『湿布を処方しておきますから』と告げてカルテに何やら書き込んでから俺を凝視して『くれぐれも安静にしてください。なるべく手を使わないように』と釘を刺す。

 手を使わないで喰っていけるのならこんなに目出たい事はないのだが俺はネジを回してなんぼの稼業だからいつまでもそんな調子でやっていけるわけはない。
 先月の売り上げ状況を見てみて思うのだが,腱鞘炎をやらかしてから結構実入りのいいオファーが続いているところは何とも皮肉な人生だわい。
 

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くるみ

お医者さんにもマニュアルってあるんでしょうかね(^^; 腱鞘炎…お仕事が出来る、頑張る人の勲章ではあるように思いますが辛く切なく複雑ですね。私も体調が思わしくない時に忙しくなったりして…何の修行なのかと思います<(_ _;)>
by くるみ (2011-07-09 00:39) 

HarryTuttle

くるみ様,コメント有り難うございます。
 仕事仲間や会社の後輩などを見ても現場でくそ真面目に悪戦苦闘し続けてきた人たちは大体,中年過ぎの年頃からは肘だ,肩だ,手首だと爆弾持ちばっかりです。
 ひがみで言うわけではありませんが,この業界で修理屋をしていて中年過ぎで何の故障もない人には自分の手で物事を解決せずにうまく立ち回っていた人が多いように思っています。
by HarryTuttle (2011-07-09 11:20) 

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