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不良顧客を晒す準備 [困った客]

 商売を初めて丸6年経ったわけだがどんな商売もそうであるように俺の商売も全てが円満な取引関係というわけにはいかない。

 とりあえずはいい歳をした大人なのだし一端の職業人でもいるつもりなので人の好き嫌いで仕事のやり方を変えるような事をしてはいけないと日頃肝に銘じてはいるが、人間が出来ている方でもないので頭に来る時はやはり来る。
 どんな業界にも色々な人がいるのは当然で,人格者もいれば性悪な馬鹿者もいる。常識人とそうでないたわけ者の比率というのは大体どんな業界でもほぼ一定ではないかと俺は考えているのだが,飲食業の世界もまた例外ではない。残念なのは飲食業に於ける非常識な馬鹿者の存在が業界そのもののイメージを代表してしまう事でこれは他の業種よりもそういう印象を与え易いように思う。

 毎月の事だが月末に銀行の残高を確認するときには色々な気分が複雑に交錯する。支払いを済ませて幾分の安堵感を味わい,残高を眺めてこの先一ヶ月をどうやって食いつないでいこうかと悩ましい気分になるなど色々。未入金の客先を発見した時、懐具合が厳しそうだから仕方がないかと気の毒に思える事はあるがこれは例外で殆どの場合頭に血が上る。
 
 大体売り掛けが滞る客のうち、本当に金銭的に困窮して支払いの出来ない人などごく少数である事が俺には既に分かっている。そもそも俺のような商売の売掛金など一般的な飲食店に対しては大体2万円以下,高くて3万円程度であってこれを超えるようなケースは大変少ない。ローンの支払いや公共料金でもないのだから継続的な出費でもない。いざとなればカードローンのATMから現金を引き出して支払いに充当する事だって別に無茶な行いではないはずなのだ。現に俺は自分の商売が苦しかったとき(今でも苦しいが)にそのようにして支払いをしのいだ事だってある。
 しかしある種の飲食店経営者はそういう事をしない。俺の以前の同級生があるとき,回収で始末の悪いのは本当に金のない奴ではなく,あるのに払おうとしない奴だと言っていたがこれはかなり物事の核心を突いている。頭に来るのは金の支払いはすっとぼけているくせに夜になって自分の経営する店が閉店した後にはいい格好をして女連れで飲み歩くような不届き者がいる事だ。
 俺の住む町は狭い。
 こういう場面を目撃した事やそういう伝聞を耳にした事だって結構あるのだが,何やら多いに暴力的な気分が沸き起こってくるのは俺がさほどの人格者ではない事を表している。

 昨日はそのような事があった。
 どうせその男がこのブログを見ている事などないのだろうが,これまで散々ふざけた真似を働いてきた野郎なので,今月いっぱいのうちに入金がなければその男のありようやその男の経営する店舗の事を実名で晒して思いっきりこき下ろしてやりたい気分に今の俺は駆られている事を白状しておく。
 
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NO NAME

支払えるのに払わない人っていますね
そういう会社や店の従業員にはなりたくない(^^;)

by NO NAME (2010-06-02 19:51) 

HarryTuttle

NO NAME様 コメント有り難うございます。
確かに,その人物の経営する居酒屋はスタッフの定着率があまりよくなさそうに見えます。対して近寄りたくもない場所なので一人一人のお顔をしっかり覚えているわけではないのですが。
by HarryTuttle (2010-06-03 09:25) 

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