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料理マンガのアホさ加減を小姑のようにあげつらう [グルメ気取りのバカを晒す]

 所詮マンガであり作り話でしかないのだからいいオヤジがムキになってあそこがおかしい、ここが違うなどと喚き散らすのも我ながらみっともないとは思うのだが、たまたまこのブログを拝見して頂いたお得意様より内容が固いのではないかとのご意見もあったので少し砕けた内容のエントリーを試みる次第。

 数少ない読者様のご意見は尊重しなければ。

 料理マンガは私が考えているよりも結構多そうだが、お仕事上で幾らかでも参考になるものは全くない。皆無、絶無と言って良い。
 ないけど取っつきの良さそうな題材ではあるしあれこれとつっこみどころ満載でもあるのでそのうち新しいカテゴリーでも作ってみようかなどと考えたりもしたり。

 今回、随分長いこと漫画ゴラクに連載されていた包丁無宿のことをちょっと取り上げる。

包丁無宿 36 (36)

包丁無宿 36 (36)

  • 作者: たがわ 靖之
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: コミック

 正編だけでも全45巻になんなんとする驚異の長期連載だった。一話完結形式なので題材を思いつきさえすれば幾らでも続けられる。「流れ板」と呼ばれる板前さんの行状記である。
 これまで読んだことのある所謂料理漫画の中ではまあまあ読める方だ。

 私のような者にとって何が笑えると言って料理人さんが包丁で食材を切る場面が無条件に可笑しい。これまで25年、厨房の中を這いずり回って無数の料理人さんと接してきたが切りものをするときにいちいち
「うりゃ」とか「そりゃ」なんて声を出す人は未だに一人も見たことがない。決まって無言である。

 大体の場合に於いてそれまで下働き(掃除と鍋洗い)をしていた坊やの次なるステップは包丁を持たされて野菜を切ることなんであるがそんな場面で「うりゃあ!」とか「そりゃ、そりゃ、そおりゃあっ!」なんて叫びながらお仕事をしていたらまず間違いなく先輩にぶん殴られて鍋洗いに逆戻りだよw


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