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半可通な言葉遣いを嗤う(「お愛想」って何だね?) [グルメ気取りのバカを晒す]

 「お客様は神様です」とはかの三波春男先生の決め台詞である。提供する側の心がけとして誠に立派だが、客の側に「お金を払う俺は神様だぞ」とやられると喧嘩の虫が騒ぐ。 

 日本国ではサービス(servis)の概念が正しく理解されていないと私は考えていて、日頃は出来るだけ理にかなった振る舞いを心がけるようにはしているが、時たま、目に余るバカも見かけるので気が向いたら取り上げてみたいのですね。

 そこで第一回。飲食店で支払いを済ますときに「お愛想お願いします」と口走る人物。これは訳知り顔のバカである。こういうバカは笑いものにされて良い。

 そもそも支払いを済ませる行為を「お愛想」というのはお店の側の用語であって客の使うべき言葉ではない。こういう言葉を飲食店で使う客は大なり小なりお店の人からは『何を訳知り顔で言ってるんだよこのバカが』と内心嗤われていると思って良い。

 本人の自覚の有無に拘わらず、客の振る舞いというのは尊大で不愉快なことがある。しかしそういうイヤな客でもお金は支払っていってくれるし、商売としてはお金のために再度来店して頂きたい。だから来店時の最後である支払いの場面ではお客さんを笑顔で送り出しましょう、愛想笑いだけど、というのが「お愛想」という符丁の意味するところである。

 私自身も客として飲食店に入るときがあるが、席のどこかで「おーい、お愛想」と、客の声がする度に笑い出しそうになる。「このバカ、意味がわかっているのかよ」半可通の見本みたいな奴である。
 それでは飲食行為の精算を客は何と言うべきか。正しくは「お会計」である。
「お会計をお願いします」が正解。


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